基礎体温のはなし

妊活中によく耳にする基礎体温。すでに測っている人も多いかもしれません。ではこれで何が分かるのでしょうか?基礎体温を測るメリットとは?

体の状態を知る手掛かりに

妊活中は測っている人も多い基礎体温。「赤ちゃんが欲しいな」と感じてから初めて基礎体温をつけ始めた、という人も多いかもしれません。病院でも基礎体温を見ながら治療を進める場合も多く、体の状態を知る手掛かりになるため、測っておくととても便利です。
そこで、まだ基礎体温を測っていない方、そして測っているけれどイマイチなんのためなのかよくわからない…という方のために、基礎体温について詳しく解説します。まだ始めていない人は、明日からさっそくつけ始めてみては?

基礎体温の測り方

必要なもの:婦人体温計、基礎体温表

体温計は小数点以下2けたまで測れる、婦人体温計を使います。基礎体温表は病院でもらえる場合もあるほか、最近では婦人体温計にそのまま記録できたりアプリと連動して自動的に記録されるものもあります。

  • 毎朝一定の時間に測る
  • 体を動かす前に測る
  • 舌下で測る

生理周期によって微妙な体温変化を記録する必要のある基礎体温はとてもデリケートなもの。毎朝同じ時間に、体を動かす前に測りましょう。起きて顔を洗ってから測る、などというのはNGです。そして測る際は、舌下に入れて口を軽く閉じて測ります。
基礎体温をつけるにあたって一番大切なのは、続けることです。寝坊して測り忘れた日があっても大丈夫。3ヶ月続けることを目標にはじめてみましょう。

基礎体温から分かること

排卵の有無

個人差はありますが、基礎体温には低温期と高温期があります。その差は0.3度~0.5度で、低温期と高温期の間に排卵期があります。しかし低温期と高温期に分かれていない場合は、排卵していない可能性があります。

妊娠しやすい日

妊娠しやすい日、とは排卵期のこと。この日あたりにセックスすることで、妊娠の可能性が高くなります。病院で行われるタイミング法は、排卵日をホルモン値や卵胞の大きさなどから予測しますが、病院へ行く前に自分なりに基礎体温を見てタイミング法を行うこともできます。

体調の変化

女性の体はホルモンに支配されていると言っても過言ではありません。そしてホルモンの変化を如実に表すのが、基礎体温。基礎体温を測ることで体調も分かるようになるのです。たとえば低温期は1ヶ月のなかでもっとも体調が良くなりますが、逆に生理前の高温期は精神的にも不安定で、肌の調子も悪くなります。

理想の基礎体温グラフ(28日周期の場合)

こんなグラフになったら?

高温期と低温期に分かれていない
⇒ 無排卵月経かもしれません

低温期と高温期の区別がはっきりしていなかったり、高温期と低温期の温度差が0.3℃以下であったりする場合は、排卵していない可能性があります。ただしストレスなどの影響で一時的に排卵しなかったということも考えられますから、しばらく基礎体温をつけ続けてみましょう。

高温期が短い
⇒ 着床しにくい状態かもしれません

高温期が9日以下と短い場合、黄体ホルモンの働きが低下している可能性があります。黄体ホルモンは体温を上昇させる働きのほか、子宮内膜の状態をよくして、受精卵が着床しやすくする働きがあります。高温期が10日以上続かないことが続くときは、一度婦人科で診察してもらいましょう。

高温期が続く
⇒ 妊娠している可能性あり

高温期はおよそ14日程度で終わりますが、16日以上続く場合は妊娠している可能性があります。生理開始予定日を過ぎても生理が始まらず、高温期が続いているようなら、産婦人科を受診しましょう。

基礎体温を付けることがストレスになったら?

妊活中はとても便利な基礎体温ですが、基礎体温をつけることがストレスに感じてしまうことも少なくありません。特に妊活治療中は「高温期が終わる=妊娠していなかった」ということになり、基礎体温に一喜一憂してしまうことも。さらに毎日続けなければ、という思いがストレスになる場合もあるでしょう。妊娠するための基礎体温が、妊娠に悪影響になってしまうのは本末転倒です。あまりにストレスに感じる場合は、通院している不妊治療の先生に相談し、中断してみるのもいいでしょう。

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