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    妊婦のコロナ感染リスクは?インフルエンザとどう違う?~厚生労働省【産婦人科医からのメッセージ】

    公開日:2020.04.29 / 最終更新日:2021.03.10

    妊婦のコロナ感染リスクは?インフルエンザとどう違う?~厚生労働省【産婦人科医からのメッセージ】

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    新型コロナウイルス(COVID- 19 )感染症が拡大するなか、妊娠をめざしている妊活女性・カップル、妊娠しているかもしれない妊娠初期のかた、妊婦のみなさんは大きな不安を抱えていることでしょう。そんな方たちに向けての産婦人科医からのビデオメッセージが、厚生労働省動画チャンネル(You Tube)にアップされました。日本産科婦人科学会理事長・木村正先生による動画メッセージのほぼ全文をまとめます。 妊婦の感染リスク、感染の不安がある場合の対応、里帰り出産に代わる支援などについてです。

    妊活中のかた、妊娠初期のかた、妊婦のみなさんへ

    「いま姙娠しておられるみなさま、こんにちは。日本産科婦人科学会の木村と申します。

    いま世の中で新型コロナウイルス感染症がすごく流行っていますよね。そのなかでみなさんには非常に不安と、そしてさまざまな行動の制約をお願いして、ほんとうにたいへんな日々をお過ごしのことと思います。

    そのなかでさまざまな情報が飛び交っていますが、最近、日本の10倍~70倍、新型コロナウイルスの感染者が多かった国のなかから、妊婦さんに関する情報がいくつか出てまいりました。そのことをお話したいと思います」

    妊婦だけが重症化するデータや報告はない

    「一つは妊婦さんがこのウイルスにかかりやすいかどうかということです。そのような国からの情報では、妊婦さんが新型コロナウイルスに特別感染しやすいということはなさそうだということがわかってきました。

    妊婦さんのなかでこのウイルスに感染する率は、一般の方のなかでこのウイルスに感染する率と変わらないという報告ばかりであります。ですから妊婦のみなさんが特別にこのウイルスに感染しやすいということはまずない、というふうに安心していただいたらいいのではないかと思っています。

    それでも少数ですが、感染してしまう方はいらっしゃいます。もし感染した場合どうなるか、これも心配なことだと思います。ただ、そういう国々でたとえば集中治療室に入らなければならない妊婦さんの割合、重篤な状態におちいった妊婦さんの割合というのは、普通の方々がそのようになられた割合と変わらないということが知られてきました」

    インフルエザと新型コロナウイルスのちがいは?

    「ですから、インフルエンザのときには妊婦さんがすごく重症化するということがいわれたのですが、そして私たちもそのことを心配していたのですが、幸いなことにそのようなことがないことがわかってきました。普通の人たちとまったく同じ状況だというふうに考えていただいたらいいと思います。

    したがいまして逆にみなさんは一定の割合で、(新型コロナウイルスに)かかるリスクをお持ちです。そのような場合にどうすれば避けられるか、ということも一般の方と同じ。

    すなわち

    ●人混みを避ける

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    ●ものにさわったあとは手を洗う

    ●マスクをする

    など、一般の方がほんとうに根気強く辛抱強くやっていただいていることをみなさんも同じように行っていただきたいと、ぜひ思います」

    体の中にハートが2つ。かけがえのない命のために

    「そうはいいましても妊婦のみなさんんは2つの命を持っています。その2つの命をとても大事に思って、たとえば帰国者接触者相談センターという感染が心配な方の相談窓口は、普通の方なら熱が4日以上出た方が相談するとなっているところを2日に縮めています。

    これはみなさんが特別危ないからというわけではなく、むしろみなさんのことを大事に思って、早めに相談できる体制を作ったというふうに考えていただいたらいいと思います。

    そして心配なときは保健所を通じて帰国者接触者相談センターに相談していただくか、あるいはかかりつけの先生に相談していただければいいのではないかと思います」

    里帰り出産できず、産院選びに困ったら・・・

    「里帰り分娩に関しましては、残念ながらやはりなかなかおすすめできないのが現状です。

    里帰り分娩の持つさまざまなリスクを考えますと、やはりいまはなるべくお住まいのエリアでお住まいの都道府県内でお産をしていただくというふうになってくると思います。

    その際に、ご自身で出産先(分娩場所)を探すとうまくいかないことがあります。

    ぜひとも、いま妊婦健診を受けておられる先生に、その産婦人科の先生のネットワークを使ってもらって分娩場所をさがしてもらえば必ず見つかります」

    日本産科婦人科学会理事長・木村正先生から

    「そしてさまざまな健康に気をつけて、そしてあなたの赤ちゃんは毎日毎日大きくなっています

    大きくなるそのことを楽しみにどうかなんとかこの難局を耐えて、妊娠生活を少しでも前向きに明るく過ごしていただいたいと思っています。

    みなさんどうぞ頑張ってください」

    編集部より

    新型コロナウイルスは、妊婦さんがかかると重症化するといわれているインフルエンザと異なる点がありましたね。未知のウイルスの脅威が迫るなか、不安を抱えるのは妊活女性・妊婦さんなら当然のこと。「不安な気持ち」を受け入れながら、できることを一つずつ行い、少しでも笑顔の多い妊活・妊娠ライフを送りたいですね。

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