妊活

    「特定不妊治療費助成事業」が大幅に拡充!もらえるお金が増えて、もらえる条件も緩和されます!!【2021年最新版】

    公開日:2021.03.25 / 最終更新日:2021.04.23

    「特定不妊治療費助成事業」が大幅に拡充!もらえるお金が増えて、もらえる条件も緩和されます!!【2021年最新版】

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    べビ待ちさんにGood News!!特定不妊治療費の助成が拡充

    「そろそろ体外受精を考えようかな…」という人にとって気になるのはお金のこと。また「妊活を始めてみたら、予想外にお金がかかってビックリ!」というべビ待ちさんも多いはず。

    不妊治療は保険適用外の治療も多く、高額になりがちです。そんな妊活カップルのお財布を応援してくれるのが、国が実施している「特定不妊治療費助成事業」です。

    さらに、令和3年1月1日以降に終了した治療から助成内容が大幅に拡充。もらえるお金と回数が増えたり、「所得制限」がなくなって、もらえる人が増えました。べビ待ちさんにとっては嬉しいニュース。拡充内容をしっかりチェックしましょう。

    協力:東京都 福祉保健局

    助成を受けるために!まずは「特定不妊治療費助成」の基本をおさえよう!

    「特定不妊治療費助成」の基本情報をまずはしっかりチェック!もらい損ねないためのポイントをおさえましょう。

    ※助成内容については、都道府県・市区町村によって、国が決めた内容に上乗せされることがあります。具体的な申請手続きなどについては、今住んでいる都道府県・市区町村で確認を。

    助成金がもらえる人

    「特定不妊治療」以外の治療法では妊娠の見込みがないか、または極めて少ないと医師から判断された人。

    原則は法律上の婚姻関係にある夫婦が対象ですが、事実婚のカップルも要件を満たせば対象になります。

    治療を始めた初診日の妻の年齢が42歳以下が対象で、43歳以上は対象外です。

    「特定不妊治療」とは?

    「体外受精」と「顕微授精」のこと。タイミング法、排卵誘発法、人工授精などは助成の対象外です。

    対象となる医療機関

    助成の対象になるためには、都道府県が指定した医療機関で治療を受ける必要があります。指定医療機関については各自治体のホームページで確認を。

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    助成内容の拡充ポイントをチェックしよう!

    【ココが拡充!】① 所得制限がなくなる

    拡充前は、助成を受けられるのは夫婦の合算所得額が730万円未満でしたが、拡充後は所得制限がなくなりました。「うちは年収が多いから助成金は無理」とあきらめていたカップルも、しっかりお金が受け取れます。

    【ココが拡充!】② 助成額が倍増

    初回のみ30万円で2回目以降は15万円だったのが、2回目以降も30万円の助成金がもらえます。ただしステージC(採卵を伴わない凍結胚移植)、ステージF(採卵しても卵が得られないなどのために中止)は1回10万円。

    男性不妊治療を行った場合、以前は助成金は1回15万円(初回のみ30万円)でしたが、2回目以降も1回につき30万円が助成されます。

    ステージごとの助成金の上限

    「1回の治療」とは?

    助成の対象となる「1回の治療」とは、採卵準備のための投薬開始から、体外受精や顕微授精1回を受けるまでの過程のこと。以前に行った体外受精や顕微授精によって作られた受精胚による凍結胚移植も1回の治療です。

    また1回の治療の終了日とは、妊娠の確認日(妊娠したか否かは問いません)、または医師の判断により治療を中止した日のことです。

    【資料】体外受精・顕微授精の治療ステージと助成対象範囲

    【ココが拡充!】③ 助成回数が増えた

    39歳以下…1子ごとに6回まで

    40歳以上~42歳以下…1子ごとに3回まで

    43歳以上…もらえません

    助成金を受け取れる回数は、拡充前は妻が生涯で受けることができる回数でした。
    拡充後は、助成を受けたのちに出産した場合と妊娠12週以降に死産になった場合は、これまでに受けた助成回数をリセットすることができます。

    ※助成回数のリセットは希望する人のみが申請できます。必ずしも申請する必要はありません。リセットした場合、リセット後に受ける治療の開始時点の年齢によっては、残りの助成回数が減ってしまうこともあるので確認を。

    必要な書類は?どんな流れ?申請についてチェックしよう!

    実際に申請するときに必要な書類や申請の流れを、東京都を例にみていきましょう。

    ※お住まいの自治体によって申請方法や申請期限が異なります。必ず、ホームページなどで確認してください。

     申請に必要な書類

    ☑特定不妊治療費助成申請書

    ☑特定不妊治療費助成事業受診等証明書

    ☑住民票の写し

    ☑戸籍全部事項証明(戸籍謄本)

    ☑申請者と配偶者それぞれの所得関係書類
    住民税課税(非課税)証明書
    住民税額決定通知書

    ☑領収書

    特定不妊治療費助成申請書

    特定不妊治療費助成事業,申請書特定不妊治療費助成事業,申請書

    ※申請書の様式は変更になる場合があります

    申請先および申請方法

    東京都では郵送でのみ受け付けています。

    複数回(2回以上)の分の申請をまとめて1つの封筒に入れ、送付することも可能です。

    ただし、特定不妊治療費助成申請書と特定不妊治療費助成事業受診等証明書、領収書のコピーはそれぞれの治療分が必要です。住民票、戸籍全部事項証明書、所得証明書は各1部でOKです。

    申請期限

    原則、「1回の治療」が終了した日の属する年度内に申請してください。

    東京都の場合は、3月31日消印有効です。
    たとえば令和3年2月20日に「1回の治療」が終了した場合は、令和3年3月31日の消印が押されていること。3月31日の夜にポストに投函した場合は、翌日の4月1日の朝に回収されることになり、郵便局で押される消印は「4月1日」となります。この場合は期限を過ぎた申請になり、受け付けてもらえないので注意してください。

    ★1月~3月末までに終了した特定不妊治療の申請する場合の特例
    原則、申請期限は治療終了日の属する年度末ですが、1月から3月までに治療が終了したもので、3月31日までに申請書が提出できない場合は、特例として6月30日(消印有効)までが申請期限となります。

    結果の通知

    申請を受けてから審査をしたあと、承認・不承認の結果通知が送られてきます。さらに、結果通知後に指定された口座に助成金が振り込まれます。ただし都道府県や郵便事情によって、結果通知が届くまでや振り込みまでに時間がかかることがあります。

    ココが知りたい!不妊治療の助成金 Q&A

    いざ妊活をスタートさせてみたら、「この場合はどうするの?」とギモンに思うことが出てくるものです。

    ありがちなギモンにわかりやすくお答えします。

    助成金の拡充について

    治療を開始したのは昨年(2020年)ですが、結果がわかったのは今年(2021年)1月に入ってからです。拡充後の助成の対象になりますか?

    A:拡充後の助成の対象です

    医師が妊娠の有無を判定した日が2021年1月1日以降であれば、拡充後の助成の対象になります。

    住んでいる県のホームページを見たら、拡充後のお知らせがありませんでした。うちの県は拡充しないのでしょうか?

    A:基本的な助成内容は全国同じです

    国の事業ですので、基本的な助成内容については自治体によって異なるということありません。ただし、いつから申請の受け付けを開始するかなどについては、自治体によって異なるので、住んでいる自治体に問い合わせてみましょう。

    対象の治療について

    入院した場合、差額ベッド代も助成してもらえますか?

    A:差額ベッド代は対象外です

    助成の対象になるのは、健康保険の適用外の治療で、採卵準備のための投薬や注射、採卵および胚移植の処置、妊娠確認検査費用などです。入院室料(差額ベッド代を含む)、食事療養費、凍結された卵子、精子、受精胚の管理料や保存料は対象外です。

    不妊検査や人工授精を受けた場合の助成もありますか?

    A:住んでいる自治体によってはもらえます

    精液検査、超音波検査などの不妊検査や、タイミング法、薬物治療、人工授精などにかかった費用を助成する「一般不妊治療費助成事業」というのがあります。助成の対象となる検査や治療、もらえる金額、申請期限などは自治体ごとに異なるので、住んでいる自治体に確認してみましょう。

    通院・転院について

    住んでいる県ではなく、県外にある会社の近くのクリニックで治療を受けていますが、助成の対象になりますか?

    A:指定医療機関なら助成の対象になります

    通院しているクリニックが「特定不妊治療費助成制度」の指定医療機関なら助成の対象になります。医療機関に確認するか、厚生労働省のホームページをチェックしましょう。

    「1回の治療」の途中で転院しました。助成の対象になりますか?

    A:指定医療機関から指定医療機関への転院ならOK

    「1回の治療」の途中で病院を変えた場合は、最初の病院も転院先も指定医療機関なら助成の対象になります。どちらかが指定医療機関ではない場合は対象外です。

    助成の上限・回数について

    かかった費用が助成金の上限額より少ない場合、差額を受け取ることはできますか?

    A:差額は受け取れません

    医療機関に支払った金額が上限額に満たない場合は、実費分を助成します。たとえば、上限額30万円の治療ステージで、治療にかかった金額が28万円の場合は、28万円分を助成することになります

    あかほし(赤ちゃんが欲しい)編集部より

    体外受精へのステップアップをためらっていたご夫婦も、助成金の拡充により、選択肢の一つとして検討しやすくなりましたね。

    体外受精は男女それぞれの検査を兼ね、不妊原因をすみやかに特定できるメリットもあります。不妊治療は時間との勝負!興味を持ったら気になる専門クリニックのセミナーを申し込んでみる、お住まいの自治体の助成金情報を確認するなど、ぜひアクションを。

    ※制度の運用方法はそれぞれの実施主体が定めており、申請期限や様式等は異なる場合があります。また、各自治体が実施している特定不妊治療に係る助成は、本制度とは異なる各自治体の独自事業です。お問い合わせは各自治体へ。

    まとめ/村越克子

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