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    妊娠検査薬が使えるのはいつから?陽性反応が間違いのこともある?【不妊治療専門医監修】

    公開日:2019.07.29 / 最終更新日:2020.10.19

    妊娠検査薬が使えるのはいつから?陽性反応が間違いのこともある?【不妊治療専門医監修】

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    使用期限を守る

    国内の主な妊娠検査薬のパッケージには、使用期限が明記されているので、使用期限内に使いましょう。使用期限を過ぎた検査薬では正しく検査ができないことがあります。

    検査薬は検査直前に取り出す

    検査薬は、検査の直前に袋から取り出しましょう。取り出してから時間がたってしまうと、正しく検査ができないことがあります。

    採尿方法を守る

    正しく判定するためには、検査するのに十分な量の尿を採尿部にかけることが必要です。採尿部に尿をかける時間や浸す時間は検査薬によって違うので、使用する検査薬のパッケージに同封されている説明書をよく確認して、指示に従いましょう。吸収する尿の量が多すぎても正しく検査ができないことがあるので、注意して。

    採尿したら水平な場所に置いて、指示どおりの時間待つ

    採尿部に尿をかけたり、浸したあとは、その部分を下にしたままキャップをかぶせます。その後、テーブルなど平らなところに置いて、指示どおりの時間待ちます。

    採尿部を上にして持ったままにしたり、水平でないところに置いた場合は、正しく検査ができないことがあるので、注意しましょう。また、指示された時間より早いと、きちんと結果が出ないため、決められた時間待ってから確認してください。

    妊娠検査薬の判定線が薄い場合は?

    「終了窓」にラインが出ていれば、判定窓のラインが薄くても「陽性」と判定します。「終了窓」のラインが薄い場合も、ラインが出ていれば正しく検査ができています。

    妊娠検査薬の判定が間違いの場合もある?

    hCGが分泌されていて妊娠検査薬で「陽性」と出ても、「正常な妊娠」とは限りません。以下のようなケースがあるので、「陽性」の判定が出た場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

    妊娠していないのに妊娠検査薬で「陽性」反応が出る原因

    異所性妊娠(子宮外妊娠)

    正常な妊娠では受精卵は子宮内膜に着床しますが、「異所性妊娠(子宮外妊娠)」ではそれ以外の場所に着床してしまいます。着床する場所は卵管が最も多く、ほかに卵巣、腹膜、子宮頸管などに着床することもあります。

    着床しているためhCGの分泌量が増えて、妊娠検査薬を使うと「陽性」の判定が出ますが、狭い卵管で胎嚢(赤ちゃんが入った袋)が大きくなると、破裂して大出血を起こし、ショック状態になることも。

    異所性妊娠では、特に目立った症状はありません。医療機関を受診し、子宮内に胎嚢が見えるかどうか、超音波検査をしてもらいましょう。

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    化学流産

    「化学流産」とは、妊娠のごく初期に起こる流産です。

    正常な妊娠では、妊娠5~6週ごろになると超音波検査で胎嚢が確認でき、妊娠が確定します。

    この時期までになんらかの理由で胎嚢がつくられないと「化学流産」となり、hCGの分泌量が増えて妊娠検査薬で「陽性」になっても、超音波検査では胎嚢が確認されません。その後、通常の生理と同じぐらいの出血があります。

    閉経期の場合

    閉経後は、卵巣の機能が低下するため、卵巣刺激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)の値が高くなります。そのため、尿にもこれらが排出されますが、hCGとLHは構造がにているため、妊娠検査薬で「陽性」になることがあります。

    ホルモン剤を使った場合

    不妊治療では、タイミング法や人工授精の場合でも、排卵を促す「LHサージ」を確実に起こすため、hCGの注射を投与することがあります。

    その場合、妊娠検査薬を使うタイミングによっては、投与されたhCGが検出されて「陽性」となることも。投与後1週間ぐらいすると検出されにくくなるので、妊娠検査薬を使うタイミングに注意しましょう。

    妊娠している可能性があるのに妊娠検査薬で「陰性」反応が出る原因

    生理周期が不規則な場合

    生理周期が不規則だと、妊娠検査薬を使う時に設定した生理予定日が合っていない可能性があります。そのため、設定した生理予定日の1週間後にはhCGがまだ十分に分泌されず、「陰性」と判定される場合も。

    妊娠のごく初期の場合

    生理予定日の1週間後よりも早い時期に妊娠検査薬で検査を行うと、尿中のhCG濃度が低く、「陰性」の判定が出ることがあります。

    胎児に異常がある場合

    胎児が子宮内で亡くなってそのままとどまっていても、出血や腹痛の症状はない場合は、気づかないことがあります。着床はしているので「陽性」の判定が出ることもありますが、十分な量が分泌されずに「陰性」と判定されることもあります。

    「胞状奇胎」などで大量のhCGが分泌された場合

    「胞状奇胎」とは、受精卵の異常が原因で、胎盤のもととなる「絨毛組織」が正常に発育せず、嚢胞化したものです。正常な妊娠では、hCGの分泌量は妊娠11~16週ごろがピークで、その後少し減りますが、胞状奇胎では引き続き高い値を示します。

    あまりに大量のhCGが分泌された場合は、正しい検査ができず、「陰性」の判定が出ることも。数日たっても生理が来ないときは、再検査を行いましょう。このときにまた「陰性」の判定が出たにもかかわらず、生理が来ない場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。

    フライング検査について

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