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    化学流産とは?症状と起きる時期、その後の生理と妊娠の可能性を知りたい【不妊治療専門医監修】

    公開日:2019.12.26 / 最終更新日:2020.10.19

    化学流産とは?症状と起きる時期、その後の生理と妊娠の可能性を知りたい【不妊治療専門医監修】

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    妊活をしていると、「化学流産」という言葉を目にすることが多いかもしれません。「流産」という響きから、ちょっと怖いイメージを持っている人もいるでしょう。気になる化学流産について、まとめました。

    化学流産とは?症状はあるの?

    受精しても着床が継続しなかった状態のこと

    精子と卵子が出会ってできた受精卵は、子宮内部に移動して子宮内膜に着床します。化学流産とは、受精はしても、その後着床が継続せず、妊娠に至らなかった状態のことです。妊娠検査薬では陽性反応が出ますが、病院で超音波検査をすると、妊娠6週になっても赤ちゃんを包む胎嚢が確認できません。妊娠は、受精卵が着床して初めて成立するので、化学流産は医学的には流産にカウントされず、「生化学的妊娠」と呼ばれます。

    妊娠検査薬が今ほど普及していなかったころは、化学流産はほとんど知られていませんでした。それが、妊娠検査薬の普及や性能の向上によって、「検査薬で陽性反応が出たのに、妊娠ではなかった」「陽性反応が出て病院に行ったら胎嚢が見えなかった」ということが増え、次第にクローズアップされるようになったのです。

    自覚症状はほとんどないことが多い

    流産では、下腹部痛や出血などの症状が見られることがあります。しかし、化学流産の場合、そのような自覚症状は見られないことがほとんどです。しばらくすると生理と同じぐらいの出血がある程度で、痛みなどはないことが多いので、単に「生理が遅れた」と思う人も少なくありません。

    化学流産の原因は?どうして起こるの?

    原因の多くは受精卵の染色体異常

    流産の原因の多くは、受精卵の染色体異常ですが、化学流産もおもな原因は同じです。「あのとき自転車に乗ったのがいけなかったかも?」「仕事で無理をしたからでは?」と、自分の行動や生活のせいではないかと考える人もいますが、染色体の異常を防ぐ方法はないので、自分を責めることはないのです。

    染色体異常以外の原因としては、子宮内膜ポリープや子宮筋腫、子宮内膜の慢性的な炎症など子宮に問題がある場合や、ホルモンや抗体に異常がある場合が挙げられます。

    化学流産はどのぐらいの確率で起こるの?

    精子と卵子が受精して着床する確率は20%

    化学流産がどのぐらいの確率で起こるかは、残念ながらはっきりとはわかっていません。ただ、一般的に、排卵日前後にタイミングをとった場合、妊娠が確認できる確率は約20%程度といわれています。つまり、そもそも受精しなかったり、受精しても着床しない確率を合わせると80%程度になり、その一部が化学流産と考えると、化学流産は珍しいことではないといえます。

    また、妊娠12週までの早い時期に流産する確率は、全年齢を平均すると15%前後といわれます。卵子は女性がお母さんのおなかの中にいるときからすでに体内にあるため、年齢が上がるにつれて数が減るとともに老化していきます。それによって卵子の染色体異常率も高くなり、流産率も高くなっていきます。

    化学流産のおもな原因が、流産の原因の多くを占める染色体異常と同じであることを考えると、化学流産も年齢を重ねるととともに増えると考えていいでしょう。

    化学流産後、生理はどうなるの?

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