体験談

    【流産経験談】治療の経緯、悲しみの乗り越え方を妊活卒業生が語ります~ドクターアドバイス付き~

    公開日:2020.01.25 / 最終更新日:2020.01.24

    【流産経験談】治療の経緯、悲しみの乗り越え方を妊活卒業生が語ります~ドクターアドバイス付き~

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    授かった命との思いもかけない別れ。それでも、悲しみを乗り越えてママになることをあきらめなかった妊活卒業生はたくさんいます。流産したときの様子や、つらさや悲しみの乗り越え方、次の妊娠までの治療など、8人の体験談をまとめました。
    不妊治療専門ドクターからのアドバイスとメッセージも参考にしてくださいね。

    流産とは?

    流産とは、妊娠22週までに何らかの原因で胎児が亡くなってしまうこと。流産の多くは妊娠10週未満に起こり、流産の原因の6~8割は受精卵側(受精卵の染色体異常によって成長がストップ)の原因で起こる偶発的なものと言われています。

    流産を乗り越えてママになるまで Story

    出血もないままの妊娠9週で心拍が停止

    ありちゃんさん・29才・ベビ待ち歴8年

    自己流のタイミング法で妊娠。妊娠6週目で受診して8週目に心拍が確認できましたが、出血や腹痛など何の兆候もないまま9週目で心拍が停止。毎日おなかに赤ちゃんがいることが幸せで、夫婦で楽しみにしていたので、「心拍が止まっている。手術しましょう」と言われたときは自然と涙が。そこが妊婦さんのいる産婦人科だったこともあり、つらくてたまりませんでした。

    流産したものの逆に妊娠できるとわかったので、それなら早く子どもが欲しいと思い通院。多嚢胞性卵巣症候群と高プロラクチン血症の治療を受け半年ほどで妊娠しました。できるかぎりのことをして赤ちゃんを守ろうと思い、職場にお休みさせてほしいと願い出ました。妊娠経過は順調で、無事に出産。今は二人目妊娠中です。

    ドクターからのメッセージ

    流産でなかなか気持ちを切り替えられないこともあります。ありちゃんさんの場合、「妊娠できる体なんだ」とプラスにとらえて、すぐに不妊治療に進んだことがよい結果につながったのだと思います

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    8週5日目の健診で突然、稽留流産と告げられました

    めごちさん・29才・ベビ待ち歴10ヶ月

    自己流のタイミング法を6回ほど行なって妊娠。6週3日目の健診で胎嚢と心拍が確認できました。つわりはほぼなく、食欲も旺盛でしたが、8週5日目の健診で突然、稽留流産と告げられました。待合室で妊婦さんの姿を見て「私、流産したんだ…」と。想像以上のショックでした。泣きはらした顔で現れた夫の手には特上鰻丼とハーゲンダッツのアイスがあり、家に帰って泣きながら食べました。

    手術後、3回の生理を見送った後、排卵日検査薬で陽性になったのですぐ受診したら、「これから排卵をするかも」と言われ、タイミングをとったら運よく1回で妊娠しました。また赤ちゃんがおなかにきてくれてうれしかったけれど、同時に、またダメになったらどうしようという不安もあったので、無事に子どもが生まれたときは、本当にうれしくてたまりませんでした。

    ドクターからのメッセージ

    当院もそうですが、施設の関係で健診のときと同じ場所で流産の処置をする病院は多いと思います。そのぶん、医師は患者さんの気持ちに寄り添い、お伝えする言葉ひとつにも配慮しなければならないと思っています。

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    よくある初期の出血だと思っていたら、9週0日に流産

    ぺこさん・32才・ベビ待ち歴2年3ヶ月

    妊娠7週で心拍が確認できてホッとしていたところ、トイレで茶褐色のごく少量の出血に気づきました。すぐに病院を受診し「この程度ならだいじょうぶ」と言われました。9週0日におなかに鈍痛を感じたこと、生理2日目ぐらいの量の出血があったことから再度受診。結果、流産でした。

    妊娠がわかる直前に片目の視野が狭くなる原因不明の不調に。目の治療後に、妊活を再開。不育症の検査や不妊治療クリニックへ通院などやるべきことをやり、夫の内服治療を始めてから3ヶ月で妊娠しました!妊娠判明後は、「ちょっと変かな?」と思ったら迷わず受診し、妊娠後期には妊娠糖尿病と診断されたけれど、毎食前と食後2時間に自己血糖測定を続けて無事に出産。

    ドクターよりメッセージ

    不安があっても、「すぐに受診していいのかな?」と迷うかたも多いと思います。遠慮せずかかりつけのクリニックに電話をして、状況を話してみることをおすすめします。

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    もうがんばれない…1年で3回の流産を経験

    なごむさん・40才・ベビ待ち歴3年

    結婚して1年後に男の子を出産してから、3回流産しました。1回目は自然妊娠で心拍が確認できず、稽留流産で手術に。2回目はその年の6月に2回目の流産。11月に3回目の自然妊娠するも稽留流産に。手術後、「どうして私ばかりこんなに流産するの!もうがんばれない!」と看護師さん相手に号泣しました。

    流産後、当時2才のこどもがいる忙しい日々で体調はずっと低空飛行状態。半年ほどは避妊し体が回復するのを感じてから妊活を再開。5回ほどタイミング法にトライしたが、授からなかったので人工授精にしたところ3回目で妊娠。もともと肥満気味だったので、クリニックの指導で1年間で7kg減量したこともよかったのかもしれません。

    ドクターからのメッセージ

    妊娠10週までの流産や、初めての流産の場合は、1~2回の生理がくれば、検査の必要はなく妊活を再開してもだいじょうぶです。ただし、あせりは禁物。なごむさんのように、「気持ちが前向きになったらトライ」することがたいせつです。

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    9週目に医師から「このまま成長するのはむずかしい」と

    エソラさん・37才・ベビ待ち歴2年3ヶ月

    妊娠9週目に受診した際、心拍を確認するも医師から「心拍が微弱、胎嚢も成長が遅く、卵黄嚢は見えるけど胎芽が見えるかどうか。このまま成長するのはむずかしい」と告げられました。その後、生理痛より強い腹痛と出血が。手のひら大の血のかたまりが出たので流産を確信しました。どうすることもできない初期流産ですが、やはりショックですぐに気持ちを切りかえることはできなかったです。

    流産後は仕事に没頭し、生理が来たら夫とプチぜいたくを楽しんだり気分転換をしたり。また妊娠中に見つかった卵巣嚢腫の摘出手術をした際に卵管通水検査をしてもらいました。するとその一周期あけてタイミング法を開始してすぐに妊娠しました!

    ドクターからのメッセージ

    初期の流産の6 ~ 8割は、染色体異常など、受精卵側の原因で起こるもので、受精卵の成長が止まるのを防ぐことはできません。ご自分を責める必要はありませんよ。

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    結婚して8年目、初めての人工授精で妊娠したのに

    ののさん・35才・ベビ待ち歴9年7ヶ月

    初めての人工授精で妊娠し、6週でサイズは小さいものの胎嚢を確認。8週目に違和感を感じ病院へ。胎嚢は成長しているとのことで出産予定日も教えてもらい帰宅しました。ところが翌日の深夜3時ごろに陣痛のような激痛が。朝トイレに行くと「ポッチャン」と血のかたまりが出たため「流産した」と直感。内診してもらうとやはり流産でした。悲しいという言葉では言いあらわせないほど、せつない気持ちに。

    流産から3ヶ月ほどで人工授精を再開しましたが3回トライしても授からず、転院して体外受精をすることに。その後顕微授精にステップアップするも着床せず… 再び夫婦で話し合い2度目の転院。するとそこで子宮筋腫が見つかり、移植して妊娠しなかったら筋腫をとりましょうと提案がありましたが、奇跡的に1回の移植で妊娠!

    ドクターからのメッセージ

    子宮筋腫には、子宮の中、外側、子宮の筋肉の中と、できる場所によって3タイプあります。中に飛び出していると流産や不妊の原因になることも。ののさんの場合はかなり小さいもので、なかなか発見されなかったのかもしれませんね。

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    出血はないものの強い腰痛が… 妊娠15週で心拍が確認できず流産

    柚くんママさん・41才・ベビ待ち歴3年6ヶ月

    再婚した年の秋に妊娠が判明。13週の健診では心拍も確認でき異常はありませんでした。あと2~3日で次の健診という日に、出血はないものの腰のあたりに強い痛みが。産院に確認したら「気になるなら来院を」と言われましたが、予定どおり次の健診へ。そこで、心拍が確認できず流産になりました。出血もなかったし、「なんでこんなことになったのだろう」と自分を責めました。

    流産後、不妊治療をスタート。タイミング法と人工授精を組み合わせる形を何度かくり返し、最終的にタイミング法に3回以上トライしたあと2回休んで、「ステップアップするかどうか」を考えていたところ自然妊娠しました。妊娠後はつわりがひどかったのと、「今度こそ赤ちゃんに会いたい!」という思いが強く、仕事は妊娠4カ月で退職。その後、翌年に2人目を出産。さらにその翌年に体調不良と生理がこなくて産婦人科を受診したところ、自然妊娠していることがわかり、3人目を出産しました。

    ドクターからのメッセージ

    流産の多くは妊娠10週未満に起こります。それ以上妊娠週数が進んでからの流産は、不育症の可能性も。1回目の流産であっても、一度不育症の検査をしてみるといいかもしれません。

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    手術後は子宮をズタズタにされたような気がして、悲しくて悔しくて

    *Chiemi*さん・35才・ベビ待ち歴2年6ヶ月

    結婚前から卵巣嚢腫を患っていたため、結婚と同時に不妊治療をスタートし、夫の乏精子症も判明。顕微授精2回目の移植で妊娠し一人目を出産しました。その後も1回目の顕微授精のあと、妊娠4週目で陽性判定。翌週には胎嚢も確認できました。ところが妊娠8週目のある朝起きると、突然つわりがなくなっていたのです。飲めなかったコーヒーも飲める。食事も食べられるし、出血もしている。不安のなか、受診すると「流産している」と告げられました。

    手術後は夜も寝られず、子宮をズタズタに傷つけられたような気持ちで、悲しくて、悔しくて。夫に話すと、「わかった。体はだいじょうぶ?」と言ってくれましたが、平然とした感じに聞こえてしまいケンカに。流産から2カ月後、不妊治療は移植からの再スタートになりました。流産から約5カ月後に再度採卵し、3個の受精卵のうち1個を戻して妊娠せず、2回目の移植で妊娠!

    ドクターからのメッセージ

    ご主人とは時にケンカをすることでお互いの本音をぶつけ合い、前進できた。二人三脚で流産を乗越えた、すばらしいご夫婦だと思います。

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    アドバイス

     

    峯レディースクリニック
    院長 峯 克也先生

    日本医科大学医学部卒業後、同大学大学院女性生殖発達病態学修了。木場公園クリニック、新宿ARTクリニックをへて、東京・自由が丘に峯レディースクリニックを開院。厚生労働省研究班「不育治療に関する再評価と新たなる治療法の開発に関する研究」にも協力する、不妊&不育症に詳しいドクター。

    赤ちゃんが欲しい2020冬号』より

     

     

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