体験談

    42歳が妊活リミット? そんなことはありません。妊活卒業は自分で決める!【太田光代さん】

    公開日:2020.04.26 / 最終更新日:2020.10.21

    42歳が妊活リミット? そんなことはありません。妊活卒業は自分で決める!【太田光代さん】

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    みずからの不妊治療経験をもとに、妊活メディア『赤ちゃんが欲しい』『あかほし』で妊活女性にエールを送り続けている太田光代さん。芸能プロダクション「タイタン」社長業のかたわら、タレント・コメンテーターとしても活躍中です。光代さんは現在、受精卵を2つ凍結保存しています。

    43歳以上なら助成金が受けられないなんて!

    「不妊治療のやめどきって、いつですか?」と聞かれることがあります。そんなとき、私はいつも答えに窮するのです。

    やめどきとは、「不妊治療をやめる、ちょうどいいタイミング」ってことですよね。

    それを「いつ?」と聞かれても困ってしまいます。だってそんなの、人それぞれですから。

    と言うと、「でも、40代になったらほとんど妊娠できないんですよね。高いお金をかけて続けても意味ないんじゃないですか?」という人もいます。

    40代は妊娠できない? 誰だそんなこと言うのは! 冗談じゃありません。

    確かに妊娠率は下がるかもしれませんが、妊娠している人は実際にいます。50代で出産した人だっている。それでも「40歳になったら、そろそろ卒業」と考える人が多いのは、特定不妊治療費助成制度のせいではないでしょうか。

    この制度で助成金が受けられるのは、治療開始時の妻の年齢が43歳未満の夫婦に限られているのです。42歳だと助成が受けられるけど、43歳ならダメってことです。

    この制度が決まったとき、私は怒りで震えました。

    いったい誰が、何を思って決めた年齢なの?

    43歳で妊娠している人が周囲にいるのに。生理だってみんな普通にあるのに。なぜ「43歳」という年齢で線引きされなくてはいけないの?

    これでは、国によって「あなたはもう妊活しないで」と決められているようなものではありませんか。

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    「やめどき」は夫にだって決めてほしくない

    不妊治療は大変です。男性にとってもつらいことは多いと思いますが、負担を多く背負うのは女性です。

    毎日毎日体温を測り、薬を体内に入れて排卵を誘発し、病院で検査を受けて排卵日を特定し、卵子を取り出し、受精卵を再び体の中に戻す。その作業だけでも大変なのに、生理がきたら悲しいし、周囲からの「赤ちゃんは?」というプレッシャーにも耐えなくてはいけないし、夫が協力的でも(非協力的ならなおさら!)さまざまな調整に頭を悩ませます。

    そのすべてが、とってもとってもつらいのです。

    つらくても続けるのは、「夫と私の赤ちゃんが欲しい」という思いだけ。その一点をあきらめられないから、なんとかこらえて続けているのです。

    やめるか、やめないか、それは本人にしか決められません。私は夫にだって、決める権利はないと思っています。

    ただ、夫は妻の様子を見て本当に心配になっていることも多いようです。たまに、男性から相談されることがあるんです。

    「妻がもうボロボロで心配なんです。精神的にも参っているし、やせ細ってしまって、このままでは妊娠なんてできないのでは……」と。

    間近で見ているからこそ、あまり無理をしないでほしいと思うのでしょう。大切なパートナーに健康でいてほしいという思いもわかります。

    受精卵を子宮に戻せなかった、あの日

    私自身も、不妊治療を始めた30代の頃は、かなりボロボロになっていたと思います。体はガリガリにやせてしまい、つらい治療を続けるには体力が持たなくなってしまったんです。タレントが2人同時に売れたこともあり、不妊治療はいったんお休みしました。

    再開したのはその10年後。「3回まで」と決めて再スタートしたとき、私は40代半ばになっていました。

    確かに30代のときと比べると、採れる卵子の数は違いました。10年前は1回で10個以上採れたのですが、40代では2~3個。それでも顕微授精で受精卵ができて、二度、子宮に戻すところまではできました。残念ながら着床はしませんでしたが……。

    これで最後と思った三度目は、2011年3月11日でした。受精卵を戻す直前に東日本大震災の激しい揺れがやってきて、その日の移植は延期となりました。

    震災後は、私たちの会社でも被災地支援にタレントを派遣するなど、さまざまなことに追われました。胎内に戻すタイミングを失った2つの受精卵(「卵ちゃん」と「卵卵ちゃん」)はそのまま凍結を続け、いまも眠っています。

    この2つの受精卵は、私にとっては大切な2つの命。未来につながる可能性を秘めたもの。

    子宮に戻すことも考えましたが、着床しなければ失ってしまいます。その可能性は高いので、実行できません。代理母か?とも思いますが、日本ではまだ認められていない制度なので、私は二の足を踏んでしまうのです。

    迷いに迷って決断できずにいるということは、私の妊活はいまも続いているということでしょう。

    決められないなら、決めない。「休む」でいいじゃない?

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