もう体外受精しかない?【40代妊活】の最短で授かるベストルートとは|妊活webマガジン 赤ちゃんが欲しい(あかほし)
体験談
「40代だから体外受精しかない」そう思っている人も多いのでは。でも本当に大事なのは「マイナス要因を減らすこと」。そのために何ができるのか、ドクターに聞きました。
●「夫の精子の動きが悪く、人工授精から顕微授精へ。今年2回採卵したけれど、卵子と精子ともに質が低下していて凍結できず。7回の顕微授精をへて、今は精神的に疲れ果てています」(41才/妊活歴4年)
●「これまでタイミング法2回、人工授精3回。今は体調をくずしたので治療をお休みして、無理なく自分たちでタイミングをとっています。経済的な負担もあり、ステップアップは迷い中」(41才/妊活歴2年)
●「40才で右卵巣嚢腫にて摘出。不妊治療をすすめられタイミング法、人工授精1回、体外受精2回をしましたが、体調が思わしくなくて今はお休み中。漢方と針を続けています」(44才/妊活歴4年)
●「43才で結婚し、すぐに自然妊娠するも流産。年齢も年齢なので、すぐに治療をスタートしました。タイミング法、人工授精をへて、顕微授精にステップアップ。受精卵を移植するも、なかなか着床しません」(44才/妊活歴2年)
「たとえば戦前、46才以上のお母さんから生まれた子が毎年1万5000人から2万人と言われていたのが、現在は何百人程度。今はテレビやネットなどを夜間にやることが多いけれど、昔はすることがなかったから、やっぱり子どもができるチャンスは多かったのでしょう」。
そう話すのは梅ヶ丘産婦人科院長の辰巳賢一先生。それにしてもこの違いはすごい。昔に比べると女性の妊娠力が落ちているということでしょうか。
「人数は多くありませんが、今も47才ぐらいでぽっと妊娠する人がいます。人間の力としては、45才以上でもたまにいい卵が出てくることがあり、そこにうまく当たれば妊娠するということです」(辰巳先生)。
「昔の45才以上の女性がどんどん産めたのは、一人の女性が多産だったということもあります。生理が来る間もなく、次の子どもが生まれていますから、排卵しないことでよい卵が残っていたのかもしれません。
それから子宮が元気ということもあります。どんどん出産しているから、立派な血管がいっぱいできるんです。子宮や卵巣の血行がよいということですね。
いずれにしても、年齢が上がると『体外受精しかない』という考えは早合点。体外受精の合間にタイミング法や人工授精にトライし、チャンスを広げて、よい卵が出てくるのを待つのが40代にはベストです」(辰巳先生)。
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