【体外受精体験談】転院、退職、子宮内膜症、PGT-Aをへて妊娠。あきらめないでよかった!|妊活webマガジン 赤ちゃんが欲しい(あかほし)
体験談
妊娠の可能性を広げる治療法「体外受精」。高度生殖医療(ART)といわれる最先端の医療ですが、体外受精はもう、特別な治療ではありません。世界でこれまでに800万人以上の赤ちゃんが体外受精により誕生しています。
とはいえ、治療のプロセスが多く、通院回数も増える治療なので、経験者の話も参考にしたいところです。
そこで、あかほし編集部では、採卵・移植をへて赤ちゃんを授かった読者さんの治療の道のりを取材させていただきました。「あきらめなくてよかった」と治療の経緯をくわしく話してくださいました。ぜひ参考にしてくださいね。
神奈川県/グレにゃんこさん(36歳)のケース
結婚してすぐ子どもができるだろうと思っていたうちの一人です。1年、タイミングを続けても赤ちゃんができなかったので、人工授精を3回。
専門クリニックのほうがいいのかなと思い、次は体外受精も視野に入れて病院を選びました。2つめのクリニックでまず、人工授精を2回。そして体外受精へステップアップ。1回目の採卵で9個の凍結卵ができたので、やっと妊娠できると期待しました。
このとき、通院スケジュールと仕事の両立がうまくできるか不安で、迷惑をかけたくなくて、退職をしました。
移植周期では自己注射をしたり、毎日病院に行ったりで、次こそは!と意気込んでいましたが、なかなか着床にいたらず、陽性反応は遠く…。
結局、子どもができないまま1年半がすぎ、凍結卵もなくなってしまいました。年齢が上がり、それまでは重い生理痛だったのがなんと子宮内膜症に!
腹腔鏡で手術しました。術後、半年くらいはゴールデンタイムだろうとまた期待していましたが、その後の治療でも結果に結びつきません。
そこで、気分転換もかねて転院を決意。夫婦で参加した説明会で、とても感じのよかったドクターにお世話になることにしました。ちょっとした質問にもこたえてくださり、フレンドリーな先生です。
すぐに診察の予約をしました。
8月から通いはじめ、採卵2回、新鮮胚移植1回をへて、12月の凍結胚移植で晴れて、妊娠することができました。
10月にポリープを切除したのも功を奏したようです。
PGT-A(着床前胚染色体異数性検査)も希望しました。3個どれもノーマル胚という結果が出て、いちばんよい4AAという卵が無事、着床したのです。
これまで採卵3回、移植5回以上、助成金申請6回分のお金もすべて使いきってしまったけれど、あきらめなくてよかったと今、心から思います。
夫婦でもいろいろ話し合いました。助成金が尽き、凍結卵もなくなってしまったら、治療はしないと決めていました。結果、妊娠後、あと2個凍結卵があるので、「第一子出産後、きょうだいをつくるのも夢ではありませんね」といわれています。
妊活中は相談できる友だちがおらず、『あかほし』編集部のおしゃべり会に参加。ケーキ、チーズをいただきながら悩みを聞いてもらえて心強かったです。同じ目標を持ち、頑張れる場をつくってくれた『あかほし』に感謝です。
●7個の採卵
●5個の受精卵
●3個の良好胚盤胞
●1個の移植で妊娠
●残りの2個を凍結中
転院して2回目の採卵(HMG+レルミナ)した時の「タマゴちゃん」です。Cのついていないもの3個のPGT-A を行いました。4AA、4BB、3ABで運よく、すべてノーマルでした。結果を聞くまではドキドキ。
今回は4AAの凍結胚盤胞を戻しました。そして、性別は男の子です!
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