【体外受精からの妊娠】タイミング、人工授精、二度の流産を経験。思い切って体外受精を決断!|妊活webマガジン 赤ちゃんが欲しい(あかほし)
体験談
高度生殖医療(ART)といわれる最先端の医療「体外受精」。世界では、これまでに800万人以上の赤ちゃんが体外受精により誕生しています。体外受精はもう、特別な治療ではありません。
ですが、治療のプロセスが多く、通院の回数も増える治療なので、経験者の話を聞いて、参考にしていたいところです。
そこで、あかほし編集部では、採卵・移植をへて赤ちゃんを授かった読者さんの治療の道のりを取材させていただきました。仕事と治療の両立についての葛藤や経緯をくわしく話してくださいました。ぜひ参考にしてくださいね。
千葉県/おちよさん( 34歳)のケース
30歳で結婚し、早くない結婚とわかっていたものの、妊娠はすぐにできるだろうと思っていました。
基礎体温をつけるところから始め、自己流でタイミングを合わせてトライしていましたが妊娠せず。妊活を始めて3カ月ほどたったときに、基礎体温で高温期がなかったことが不安になり、特定不妊治療を受けられる病院を受診しました。
ドクターから「たくさん子どもを出産している女性でも、排卵しない月があったりして、高温期がない月もある」と説明を受け、ほっとしました。
それから病院で不妊検査を受け、タイミングも指導してもらうように。検査では私も夫も特に問題は見つからず、卵胞が育つスピードが少し遅いということで、注射やクロミッドを内服しました。
タイミング法を続けて1年後に妊娠しましたが、胎のうを確認後にすぐ流産。それから人工授精にステップアップしましたが、職場の部署が異動になり、毎日残業の忙しさとなってしまいました。
月に何回も通院するのが負担になり、一度は治療を休むことを考えましたが、“なかなか妊娠しないのに治療を休むことのほうが自分にとってはストレスになる”と考えて、頑張って通い続けました。
6回目の人工授精で2回めの妊娠となりましたが、またもや胎のう確認までで流産となりました。妊娠するのに流産!不育症もあるのでは?とまた別の不安が募るようになりました。
ちょうど激務の部署からもといた部署に異動が決まり、これをきっかけに体外受精にトライすることにしました。今までタイミング法、人工授精でも妊娠していたのに、高額の治療費がかかる体外受精へのステップアップは正直、抵抗がありました。
しかし、妊活を始めて3年が過ぎ、妊娠しやすい体ではないと感じていたので、思い切って決断しました。
職場へも治療を受けていることを報告したところ、仕事のスケジュールなどを配慮してくれ、とてもありがたかったです。
採卵で11個の卵子がとれましたが、卵巣にはれがあったため、新鮮胚移植はせずに、5個の胚盤胞を凍結しました。3カ月ほどたってから胚移植を行い、2回めの移植で妊娠することができ、おかげさまで安定期に入りました。
妊活を始めてから約4年、ずっと『あかほし』を読んで勉強したり、同じように体験しているかたのストーリーを知って励まされてきました。
私の身近でも、同時期に不妊治療を受けている友人が数人いたので、おたがいに相談したり、励まし合うことができる環境があったことはほんとうに恵まれていたと思います。
●11個の採卵
●5個の胚盤胞
●2個目の移植で妊娠
●残りの3個を凍結中
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