体験談

    夫が特別養子縁組に消極的です…【瀬奈じゅんさん・千田真司さんに相談!】

    公開日:2020.08.27 / 最終更新日:2020.09.10

    夫が特別養子縁組に消極的です…【瀬奈じゅんさん・千田真司さんに相談!】

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    元宝塚歌劇団月組トップスター・瀬奈じゅんさんは2年間の不妊治療(7回の体外受精)の末、夫の千田真司さんと話し合いを重ね、3年前に特別養子縁組で男の子を迎えました。

    そんなおふたりに、あかほし読者から寄せられた特別養子縁組に関する、質問やお悩みに答えていただきました。

    瀬奈じゅんさんのインタビューはこちらから読めます⬇︎

    瀬奈じゅんさん・千田真司さんの特別養子縁組お悩み相談室

    Q 夫が養子縁組に消極的です

    私は特別養子縁組に興味があるのですが、夫は養子をもらってまで…と、消極的です。こんな場合どうしたらいいでしょうか。
    (Kさん/0歳・ベビ待ち歴2年)

    ステップを踏んで、理解を得る努力を

    千田真司:やはり夫婦の熱量が同じでないと、なかなかむずかしいと思います。どちらかに何か引っかかる部分があるなら、それはとり除きながら進めるべきだと思います。

    特別養子縁組は戸籍上も親子になるので、子どもを迎えてからは引き返せないからです。そういう点では、戸籍上の関係を結ばず、期間も限定の里親制度とは大きく異なります。

    夫婦どちらともが同時に興味を持つ。そんなことのほうが少ないのではないでしょうか。うちの場合、特別養子縁組は僕のほうから提案しましたが、先に興味を持ったほうが根気強く理解を得る努力をし続けるしかないと思います。

    具体的には、関連する本や映画、ドキュメンタリー、SNSなど、気軽に見たり読んだりできるものからすすめて、興味がわいたらあつせん団体のイベントや説明会へと、ステップを踏んでいくのがいいのではないかと思います。

    Q もし障害があったら、と不安は?

    特別養子縁組に興味を持っていますが、もし生まれてくるお子さんに障害があったらと思うと、踏み切れない気持ちがあります。
    おふたりはご縁のあった赤ちゃんに身体的トラブルがあったらなどと、心配されたことはありましたか。
    (Mさん/23歳・ベビ待ち歴1年)

    受け入れる心の準備はできていました

    瀬奈じゅん:私は当時43歳でしたので、自分が高齢出産したとしても、病気や障害など、さまざまなリスクがあったはず。それは養子でも同じことです。元気に生まれてきてくれることを願っていましたが、もし何かの障害があっても、受け入れる心の準備はできていました。

    Q 特別養子縁組にあたり、いちばん悩んだことは?

    特別養子縁組を決意するにあたって、いちばん悩んだこと、不安だったことはなんですか。また、どのように解消されましたか。
    (Sさん/8歳・ベビ待ち歴1年半)

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    エゴなのではないかと悩んだことも

    千田真司:最初は何も情報がないなかで調べ始めたので、どういう制度なのかもわからず、うまく家族になっていけるのか、不安はありました。

    また、特別養子縁組は基本的に子どものための制度なので、自分たち夫婦に子どもができないから養子を迎えたいというのは、エゴなのではないかと悩んだこともありました。

    そんなとき、民間団体「ストークサポート」のスタッフが「不妊治療を頑張ってきて、それがむずかしかったから特別養子縁組を考えたというのは、エゴではなく、自然な思いなのでは?」と言ってくださり、とても救われました。そのこともあって、このかたにおまかせしたいという気持ちになり、ストークサポートに登録しました。

    Q 特別養子縁組にあたり、いちばん悩んだことは?
    ©︎Miki Hasegawa

    Q 養子あっせん団体がたくさんあって、どうやって選べばいいかわかりません。(Kさん/41歳・ベビ待ち歴4年)

    条件が合うかもチェックしましょう

    瀬奈じゅん:団体選びは本当に「相性」。まずは各団体のホームページを見てみてください。

    団体によって養親の年齢制限も40~45歳くらいと幅があったり、その他の条件が合うかどうかもチェックしましょう。どの団体も説明会やセミナ
    ーなどを開催しているので、興味があれば行かれてみてはどうでしょう。

    毎年、4月4日は養子の日で、いろんな団体が一堂に会するイベントがあるので、一度にいろんな団体の話を聞くチャンスです。
    たぶん来年も私たちは参加すると思うので、お会いできるといいですね。

    Q 将来、本人に養子であることを伝えるべきですか(Jさん / 36歳・ベビ待ち歴1年)

    「真実告知」は子どもの権利とされています

    瀬奈じゅん:特別養子縁組では、本人に出生の事実を伝える「真実告知」は子どもの権利だとされ、本人が第三者から聞くのを防ぐためにも、なるべく小さいうちに伝え始めるのがよいとされています。

    少し早いですが、私も時々息子に「ママはあなたを産んであげることができなくて、もうひとりのお母さんから産まれたんだよ」と話しています。まだ幼いので、よくわかっていないと思いますが、徐々に理解してくれればと願っています。

    赤ちゃんが欲しい20夏』より

    ナビゲーター

    瀬奈じゅんさん 元宝塚歌劇団月組トップスター。1992年宝塚歌劇団に入団。『この恋は雲の涯まで』でデビュー。2009年に退団した後は女優として活躍。舞台やテレビ番組、ラジオなど多方面で活動し、12年菊田一夫演劇賞 演劇賞、岩谷時子賞 奨励賞をW受賞。千田真司氏と結婚後は特別養子縁組で子どもを授かったことを公表し、シンポジウムなどで積極的に講演を続け「特別養子縁組制度」について理解を広める活動を行っている。➡︎Instagramを開始!@junsena_official

    千田真司さん 2008年『さらば我が愛、覇王別姫』にて舞台デビュー。俳優、ダンサーとしてキャリアを積み続ける。現在は振付師としても活動しながら、主催するダンススタジオ「FABULOUS BUDDY BEAT」も運営。結婚後、特別養子縁組で授かった子どものパパとして育児を楽しむ。2014年チャイルドマインダー取得。18年にandfamily株式会社を立ち上げ、特別養子縁組の啓蒙活動を始める。https://andfamily.jp @Shinji_sendaもチェック!

    瀬奈じゅんさん、千田真司さんの共著『ちいさな大きなたからもの』方丈社

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