【大山加奈さんインタビュー】不妊治療で双子を妊娠するまで④~ストレスを癒やしてくれた大切な存在~|妊活webマガジン 赤ちゃんが欲しい(あかほし)
体験談
体外受精で双子を妊娠したことを公表し、念願のマタニティライフを送っている大山加奈さん。
力強いスパイクを武器に日本女子バレーボールをアテネオリンピックへと導いたときとは違う、おだやかな笑顔でリモートインタビューに応じてくれました。
前回の「治療の再開と陽性を告げられたときのこと」に続き、今回は、治療のストレスを癒やしてくれた愛犬、そして当初の出産予定日が3月11日(加奈さんは2月19日に無事ご出産!おめでとうございます)という不思議なご縁についてお話を伺いました。
🔽これまでの大山加奈さんインタビュー🔽
今、妊娠6カ月(取材当時)になりますが、つわりで食べられないということもなく、おかげさまで経過は順調です。
双子なので通常よりおなかは大きくて、常にパンパンな感じ。動悸や息苦しさはありますね。
当初の出産予定日は3月11日。 震災からちょうど10年の節目の3月11日です。
今回の体外受精はあまり気負わずにいられました。心がけたことは特にありません(笑)。かえってそれがよかったのかなと思います。
以前はいろいろ考えすぎて、治療でストレスをためこんでいました。今回の妊娠は本当に愛犬だいずのおかげ。治療を休んでいた2年間、どれだけ癒やしてもらったことか。何かいやなことがあっても、家に帰ってだいずをモフモフしたら、すぐに忘れました。
私は現役時代から不眠症で、処方薬に頼らないと眠れなかったのですが、だいずといっしょならぐっすり眠れる。毎日散歩にも行くので、心も体も健康になりました。
私はもともと犬が苦手だったのですが、夫は子どものころから犬を飼うことが夢だったようで。彼からしょっちゅう、柴犬の写真や動画を見せられているうちに、私もかわいいなと思い始めました。最初の体外受精がダメだったあとにふらっと訪れたブリーダーさんのところでだいずに出会ったときは、私のほうが「絶対この子を連れて帰る!」と決めていました。
当時、自分の心の中で、もう子どもはあきらめてワンコを飼うのもいいかなという気持ちがありました。振り返ると、「育てる」ということがしたかったんだと思います。
実は先日、道端で助けを求めている子猫に遭遇! 家に連れて帰り“おこめ”と名づけました。その2日後に病院で妊娠がわかったので、おこめが幸せを運んでくれたのかもしれません。
主治医から、拾ったばかりの猫を妊娠中に飼うのはよくないと指摘があり、私はぜんそくの持病もあるため、今はマネージャーさん宅で幸せに暮らしています。
生き物を飼うのはたいへんな面もありますが、私の場合は、本当にだいずとおこめに救われましたね。
-無事に双子を授かった加奈さんでしたが、双子の出産にはリスクも。
次回、連載最終回は加奈さん流のストレスとのつきあい方や気持ちのコントロールについてお届けします。
1984年6月19日、東京都生まれ。元女子バレーボール日本代表。高校在学中に日本代表に選出され、オリンピック、世界選手権、ワールドカップと三大大会すべての試合に出場。「パワフルカナ」の愛称で親しまれ、日本のバレーボール界を牽引。2010年に引退後は全国での講演活動やバレーボール指導、解説など多方面で活躍する。2020年9月、ブログで双子の妊娠を発表。公式ブログ
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