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    【実録体験談】子宮内ポリープが妊娠率を下げている?無麻酔・日帰り手術って実際どうなの?

    公開日:2021.07.15 / 最終更新日:2021.07.23

    【実録体験談】子宮内ポリープが妊娠率を下げている?無麻酔・日帰り手術って実際どうなの?

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    妊活している人のうち1割ほどは不妊の原因がわからないといわれていますが、私たち夫婦(ゆうこ36歳・夫34歳)も8年間はっきりとした原因がわからないまま治療を続けてきました。

    しかし、体外受精にふみきったことをきっかけに、子宮内膜にポリープができていることが判明したのです。医師によると、このポリープは妊娠率を下げている可能性もある疾患で、手術によって切除する人がほとんどなのだそう。多くの場合は大学病院などで入院して行う手術のようですが、なるべく仕事に支障を出したくなかった私は、無麻酔での日帰り手術にチャレンジすることにしました。

    この記事では、まだまだ情報が少ない無麻酔での子宮内ポリープ除去手術の体験談を紹介していきます。同じ治療に不安を持っている方はぜひ読んでみてくださいね!

    ショック!移植周期の検査で子宮内膜ポリープが発覚

    「念のため子宮鏡検査しておきましょうか?」と、担当の医師からいわれたのは、はじめての採卵周期を終えたときでした。医師によると、検査によってもし子宮の荒れやポリープが見つかったときには移植を延ばしたほうがよいのだそう。「調べられるものは調べておこう」と思った私はすぐに検査をお願いしました。

    この子宮鏡検査の結果、見つかったのが子宮内膜ポリープです。このポリープがあると着床を妨げる原因になることもある、とのことで医師からは切除手術を行うクリニックを紹介されました。「予定通りにいけば、年内中には移植が終えられる!」という期待もあったため、なんだか予想外の展開です。

    ポリープ発覚!これが不妊の原因なら即刻手術したい…!

    結婚後、8年間ほど妊活を続けており、過去にはタイミング法や人工授精も行っていました。しかし、子宮鏡検査をするまでは子宮内膜ポリープのことを指摘されたことはありません。いつの段階でできたのかはわかりませんが、これが不妊の原因になっているのならばすぐに取り除きたいと思いました。

    日帰り可能が手術の決め手に!医師からすすめられたクリニック

    1年弱ほど通っていた都内の不妊治療クリニックの医師からは、子宮内膜ポリープの日帰り手術を行っているクリニックを紹介されました。一般的には、大学病院などで2~3日入院して手術をすることが多いようですが、規模が大きいほど手術待ちの期間も長くなり費用もかかるとのこと。一方、紹介のクリニックであれば日帰りで手術ができ、手術待ちの期間や費用も最低限ですむと説明されました。

    私にとってなにより魅力的に思えたのは、「日帰り」という時間の拘束が最小限なところ。すぐに医師にそのクリニックに紹介状を書いてもらえるようお願いし、2日後には初診の予約も入れました。すでに予定の移植期間が延びてしまっていたこともあり、できるだけ早く処置してしまいたかったのです。日帰りで手術ができるという気軽さに「良いところを紹介してもらった」と思っていた私は、詳しいことは手術を受けるクリニックで聞けばよいとあまり多くの質問もせずに、病院を決めたのでした。

    タヒチアンダンスやフラを長年やっています。趣味に没頭すれば妊活のことばかり考えずにすんで◎

    いざ紹介されたクリニックへ!手術前に行った検査とは

    2日後、紹介状を手に子宮内膜ポリープの日帰り手術を行っているクリニックへ。当日は子宮鏡検査を行って手術が可能かどうかを診てもらいました。手術までの通院の際に、血液検査や尿検査、心電図検査などの検診がありますが、紹介状の中に結果が入っていたものもあったため、必要なものだけをピックアップして行ってもらえたようです。このクリニックでの子宮鏡検査でも、1個のポリープが確認されました。

    手術のタイミングはいつがベスト?

    医師から「子宮内膜ポリープの手術は、生理が終わってから数日間という限られたタイミングでしか行えない」と手術の説明を受けると、ちょっとした判断を迫られることになりました。私がこのクリニックを尋ねたのは12月上旬、周期的に見ると手術ができるタイミングは年末年始の病院が開いていない期間だったのです。そこで医師からは、次回生理がきたタイミング次第では周期を遅らせるためにピルを飲むか、手術を1周期遅らせるかの判断をゆだねられました。

    医師としては「ピルがどれだけ効くかわからないから」と1周期遅らせたほうがよいのではという意見。しかし、次の周期に仕事での出張を控えていた私としては、ピルを飲んで周期をずらし少しでも早く手術したいと伝えました。こうして、医師とは反対の意見に決めたことが気になりつつも1月上旬に手術日を決め、当日は無麻酔で手術をするなどの説明を受けてクリニックをあとにしました。

    そもそも無麻酔で手術ができるの?不安はどんどん膨らんで…

    さて、もともと「日帰り」というところに魅力を感じて向かったクリニックでしたが、手術の説明を受けたときにはじめて「無麻酔」で行うことを知りました。説明されてからも「あれ?無麻酔でするの?」とは思いましたが、「あとで調べてみよう」とあまり深く考えていませんでした。

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    こうしてクリニックからの帰宅中、まずはスマホで「子宮内膜ポリープ 手術 無麻酔」で検索してみたのですが、驚くほど情報が見当たりません。なんとか見つけたブログ記事でも「前日に入院して…」「当日は麻酔をして…」というもので参考にならないものがほとんどでした。

    検索しても無麻酔手術の情報は少ない!この時ばかりは検索魔に。

    周囲からも心配する声、手術はやめたほうがよいの?

    仕事のスケジュール調整をする必要もあったため、翌日には日帰りで子宮内膜ポリープの手術を受けることを上司に報告したのですが、事情を聞いた上司からは「2~3日休んでもいいから普通のところで手術を受けたら?」と心配の声をかけられます。同様に同僚からは「同じ手術を知り合いが受けていますが、普通に麻酔していましたよ」といわれると、さすがに不安は募るばかりです。

    こうなってくるとちょっとしたことでも、不安材料になっていきます。訪れたクリニックはこの当時、開業して間もない時期だったこともあり、受付の段階から少し心もとない印象を感じていました。不妊治療専門クリニックではすんなり終わった子宮鏡検査も、20分以上かけて行っていたのも不安点として浮上してきます。本当に日帰りでよいのか、今からでもやめたほうがよいのか…。

    そうだ、通いなれた不妊クリニックに聞いてみよう!

    不安が爆発しそうになった私は、日ごろから通っていた不妊治療専門クリニックへと再度足を運ぶことにしました。本来であれば受診をする理由がなかったため予約を入れる段階から「あれ?もう手術終わられたのですか?」とクリニックのほうも不思議な様子。しかし、事情を説明すると快く応じてくれました。

    担当の医師にこれまでの経緯を説明したところ、「手術自体は次の周期を待っても、ピルを飲んで周期をずらしても大きな差はでない」とのこと。「もしかしたら病院の事情もあって年明けすぐの手術を避けたかったのでは?」と同業ならではの視点でアドバイスももらえました。

    不安は尽きませんでしたが、信頼する医師の意見を聞けたことで少し気持ちは落ち着きました。

    ついに子宮内膜ポリープ切除手術当日!

    不安はありながらも、年が明けるとすぐに手術の日はやってきました。

    当日は午前中にいつもどおり仕事をこなした後、軽めの昼食を済ませ、時間に余裕をもって午後からクリニックへ。昼食後でも水分補給は問題なかったので、指定された時間に鎮痛剤を飲んでから出発しました。私は手元にあったロキソニンを飲みましたが、人によってはクリニックで内服薬や座薬で鎮痛剤投与される場合もあるそうです。

    手術する場所はなんといつもの内診台!

    左右の腕に1本ずつ、子宮をやわらかくして痛みをやわらげる注射が投与されると、いよいよ始まるのだなと緊張感が増してきました。心臓の鼓動が早くなっているのを感じながら、「こちらにどうぞ」という看護師について手術場所へ。

    「では、こちらで準備をお願いします」と案内された場所は、なんと先日の診療でも使った内診台でした。「え?ここで手術するの?」と思っていると奥のほうから「準備ができたら内診台に移動してね」という医師の声。このときの私の服装は、家から着てきた服のままです。手術といえば、手術着に着替えて手術室で受けると思っていた私のイメージは見事に外れたのでした。

    緊張で血圧は急上昇!中止の可能性も…

    内診台での手術というのが、かえって緊張感を膨らませます。心臓の鼓動はますます早くなり、こめかみのあたりの血管が脈打つのがわかるほど。緊張で呼吸が浅くなっているのを感じながらなんとか準備を整えると、恐る恐る内診台へと昇ります。もう緊張はピークで、指に取りつけられた血圧計の数値はみるみる上昇していきました。見かねた医師から「今からでも中止の判断はできるからね」と心配の声がかけられます。「ここまできて中止にしてなるものか!」と、自分に「落ち着け…落ち着け…」と暗示をかけ続け、なんとか手術がスタートしました。

    鈍痛とピリピリとした痛みがやってきた

    手術が始まると、まず訪れたのは少し重い生理のときのような鈍い痛みでした。以前受けた卵管造影検査の痛みによく似ているように感じました。少しすると、今度はピリピリとした痛みが加わります。電気を使ってポリープを切除していくといっていたので、恐らく切除するときの痛みなのだろうと思いながら、時間が過ぎていくのをじっと待っていました。手術時間は5分ほどと説明されていましたが、体感的にも長引いている様子が伝わってきます。手術が始まってしまえば痛みもそこまで強くなかったため、「ポリープ1つなのに随分丁寧に処置してくれるのだな」と考える余裕も出てきました。

    ポリープが増えていた!手術に20分かかった理由とは

    「それでは終了です」と医師から告げられたのはスタートから20分が経ったころ。ホッとしていると、医師の口からは意外な結果が飛び出します。「手術中は不安になるだろうから言わなかったけれど、今日はこれだけポリープが増えていましたよ」、見せられた動画に目を向けると、そこにはいくつものポリープが点在していたのです。そもそもポリープが増えると思ってもいなかった私は「なぜ増えるのか?」と尋ねました。その医師によると体質によるものとしかいえないそうで、悪性でない限りはその理由もわからないのだそうです。

    待合室の一角で30分の安静タイムを

    手術を終えた後は30分ほど安静が必要とのこと。内診台から恐る恐る降りましたが、激痛が走ることはありませんでした。「では、ここで30分お待ちくださいね」と、再び看護師に案内されたのは、待合室の一角。不妊治療クリニックでの採卵のときのように横になれるリカバリールームに案内されると思っていたので、ここでもイメージは覆されます。席自体はゆったりとしたソファでしたし、待っている時間にスマホを見ながら仕事をすることもできたので結果的には良かったのですが、手術を終えたとは思えないほど普段通りの自分がなんだか面白く思えてしまいました。

    30分が経過したころ診察室へと呼ばれ、手術後の過ごし方や今後についての説明を受けました。術後であっても、今周期からタイミングをとっても問題ないとのこと。手術が始まるまでは血圧や脈拍が急激に上昇するほど緊張も不安もありましたが、終わってみると手術自体は思っていたほどの痛みはなく、麻酔も使っていないため体への負担も最小限に抑えられていたのではないかと思いました。

    子宮内膜ポリープ手術を終えてからの経過

    手術当日は、帰宅後もできるだけ安静にするよう指示があり性交渉や運動、飲酒を控えるよう念押しされました。仕事仲間からも「無理しないで安静にして」とさらにダメ押し。しかし、クリニックの周りは魅力的なお店がたくさん集まる誘惑のエリアだったため、痛みもなく普段通りの体調に感じた私は「ちょっとだけ…」と寄り道することに。もちろん、おすすめできることではありませんが、手術直後であってもそれだけ私の体は普段どおり動いたのです。

    都内は魅力的なお店がたくさん♪ 治療前後の寄り道も息抜きに。

    翌日に出血!徐々に増える量に慌てて病院へ

    翌日もほとんど痛みはなかったため、在宅で仕事をこなしながら、時折家事をして…と普段どおりの生活を送れました。どちらかというと採卵をした翌日のほうが腹痛は強かったように思います。しかし、変化があったのは夕方。急に、生理が始まったときのような生暖かい感覚が広がったのです。慌てて確認してみるとやはり出血していました。当初は生理が始まった日程度の量だったため「時間が経てば止まるだろう」と思っていたのですが、その量は徐々に増えるばかり。さすがに不安になり病院に電話をすると、すぐに来院するよう指示されました。

    結果的にはとくに大きな問題が見られる出血ではなく、術後の経過としてよく見られる反応でした。出血がさらに増えるようであれば改めて来院するよう指示されましたが、この後には出血も落ち着き大きな変化は起きていません。出血が増えた直接的な原因はわかりませんが、振り返ってみると動けてしまったゆえに動いてしまったことも要因の気がします。安静にしておくことは大事ですね。

    採卵から約半年!念願の移植へ

    仕事仲間がくれた「赤富士」は治療の際いつも持ち歩いていました!

    こうして無事に手術を終え、迎えた2月。やっと凍結しておいた受精卵を移植することができました。移植時には、着床のサポートをするアシストハッチングされた受精卵を子宮へ。

    その数日後の検査で、はじめて妊娠の反応が確認されました。子宮内膜ポリープを切除してすぐのことだったため、その効果を強く感じています。

    無麻酔での子宮内膜ポリープ手術は時間や体の負担が少ないことも

    まさか自分が安産祈願に出向く日がくるなんて…ポリープ切除のおかげかな?!

    私が調べたときには、子宮内膜ポリープを無麻酔で日帰り手術しているクリニックは少なく、ブログなどの情報も多くありませんでした。だからこそどんどん不安は募り、周りからも心配されていましたが、結果的には痛みも負担も最小限だったように思います。

    手術待ちの期間がなかったこともよかったところです。「無麻酔は痛い」という先入観はありますが、メリットもあると思いますので、同じ手術をする予定の方は参考にしてもらえると嬉しいです。

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