体験談

    知人の妊娠報告を喜べない。妊活中のブラックな感情と向き合うには?

    公開日:2019.08.12 / 最終更新日:2019.11.25

    知人の妊娠報告を喜べない。妊活中のブラックな感情と向き合うには?

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    友人、知人のおめでたいニュース。お祝いしたけど、ショックな気持ちが隠せない。どう受け止めればいいの?

    自分より年上の知り合い(Aさん)が体外受精で妊娠。自分からわき出るブラックな感情に悩んでいるという、さえさん(仮名)とコーチングのプロ・厚川ひろみさんとの実際のセッションを『赤ちゃんが欲しい』編集部がレポートします。

    妊活中のさまざまな感情を上手にコントロールできたら、と悩んでいる方にぜひ読んでいただきたいです!

    体外受精で妊娠した知人を見ると心が乱されます…

    コーチングとは? 明るく過ごしたい、夫にやさしくしたいなど「なりたい自分」の実現のためにどう行動を変えればいいのかを、相手から引き出すのがコーチング。ときにコ ーチは具体的な課題や、視点を変えた物の見方などを提案し、依頼者が自分の力で前に進むためのお手伝いをします。

    相談者プロフィール

    さえさん、40才。治療で4回妊娠するも、死産と流産 に。コーチングを受けていく中で少し心境の変化があったそう。「悲しみでいっぱいの ときこそ、楽しいことをしよう!と意識するようになりました」

    その人を避けることでその存在が大きくなる

    厚川コーチ  さえさん、冷静ですね。

    さえ え? そうですか? 

    コーチ はい。無邪気なAさんや友だちを一方的に責めるのではなく、ブラッ クな感情を持つ自分のことを冷静に見られていると思いました。

    さえ でも、つらいです。もう少し心おだやかに過ごしたいです。

    コーチ どうすれば、そうなれそう?

    さえ ……。Aさんに会わない。会わなければ心もザワザワしないし、ブラックな感情もわき上がらないので。

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    コーチ Aさんに会わないようにすると、Aさんのことを考えずにすむ?

    さえ はい、そうだと思います。

    コーチ なるほど。……でも避けようと意識することで、逆にAさんの存在が大きくなる可能性はない? 「Aさんがいるからお稽古を休もう」とか「あ、きょうは会わなかった、よかった」とか。

    さえ それはそうかもしれません。

    コーチ では「もしも」の話ですが、A さんに近づいたらどうなりますか? さえさんから話しかけて、「私も治療 していたの」と話すとしたら?

    さえ え!?  うーん、お互いに治療の 話ができて、もしかしたら私を応援してくれるかも……?  期待しすぎ?

    コーチ その可能性はありますよね。行き詰まったときには、今までしてこな かったことを選択肢の一つに加えてほしいんです。そうすることで、相手との関係が変化するかもしれません。

    さえ  変わりますか?

    コーチ 彼女が妊娠した事実は変わらないけれど、さえさんの「Aさんの存在のとらえ方」が変わってくるかもしれません。近寄ることで彼女が「安心できる人」になる可能性はありますよ。

    おだやかな自分でいるために いつもと違う行動に挑む

    コーチ 私の話で恐縮ですが、以前軽い発達障害を持つ子どもと学校との関係 で悩んだ時期がありました。「理解されていない」と、バリアを張っていた のですが、行き詰まってしまった。そ こで逆に「協力してください」と先生のふところに飛び込んでみました。すると、いろんなことが変わりました。 問題はゼロにはなりませんが、小さな問題が解決し、ラクになりました。

    さえ  あ、わかります。実は私は幼稚園の先生をしていたんですが、そんなふうに相談してくださった親御さんが いました。最後には涙ぐんで、「さえ先生に聞いてもらえたらほっとした」 って。そのかたが私に相談したのも、大 きな勇気が必要だったんでしょうね。

    コーチ 避けるのではなく、伝えること で、自分が自分らしくいられる、おだやかな自分に戻れるということもあります。避けたり逃げたりしている自分を見るのは、つらくないですか?

    さえ どんどんみじめになります。

    コーチ そうですよね。「逃げたな」と、 いちばんわかっているのは自分です。でも嫉妬心や不安感を止めることはむずかしい。「平気でいなさい」なんて絶対に言えません。

    でも、逃げることも、ブラックな感情がわくことも苦しいものですよね。相手に近づくのは簡単なことではないでしょう。だからこの提案は、高橋さんの新たな「挑戦」です。今までとは違う行動を起こして、少しでも自分らしくいられる時間をふやしてほしいと願っています。

    さえ そうですね。心に響きました。

    不安な心の処方箋① 行き詰まったらいつもしないことをする

    自分のやり方でうまくいっていることは、自分で思っている以上にたくさんあります。それは続けましょう。でも、「うまくいっていない」と感じたら、今までしなかったことを試 してみませんか。方法は一つではなく、いくつもあり、自分で変えられるのです。

    不安な心の処方箋② 遠回しではなく 率直にお願いする

    もしAさんや、励ましてくれる友人に何か伝える場合には、遠回しに言って「気づいてほしい」と期待するのではなく、おだやかに「こうしていただけませんか?」とお願い(リクエスト)してしましょう。勇気のいることですが、理解してくれる人は必ずいますよ。

    コーチングを終えて

    「私、こんなこと考えてたの?」新しい自分を発見しました
    自分のこんがらがった感情を厚川コーチに整理してもらい、「私はこんなふうに思っていたんだ」「こんな面があったんだ」と発見の連続でした。
    コーチングを受けてのいちばんの収穫は、「自分をたいせつにする」と学んだこと、私は常に相手目線で物を考え、行動する癖があります。そのせいで「私はこんなに思いやっているのに」とブラックな感情がわき上がり、自分を苦しめていました。でも最近は、自分優先でやっていいのだと思うようになりました。それはわがままではなく、私自身の感情を伝えていくということ。気づいたら、居心地のいい場所がふえていました。妊活中のみなさんも、どうぞ自分をたいせつにしてくださいね。

    厚川コーチより

    セルフコーチングができれば卒業です!
    コーチングの最終目標は、コーチがなくても自分で自分に問いかけ、問題解決できるようになることです。
    そのためには、①欲しいもの(目標)をはっきりさせる、②現状とのギャップを埋めるために何ができるかを考える、③小さなステップに分けて一歩ずつ行動する、④行動を起こした自分にOKを出す。②〜④を繰り返しながら、目標達成をめざします。さえさんは、これらを自分の手で実行できるようになっています。

    アドバイス

    厚川ひろみさん。ハートフルコーチ(NPO法人ハートフルコミュニケーション監事) 

    IFC国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ。NPO法人ハートフルコミュニケーション ハートフルコーチ。

    コーチのキャリアは15年近くにおよぶ。2人の男の子の母だが、不育症でなかなか授からなかった経験がある。

    https://www.heartful-com.org/

     

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