体験談

    11回目の体外受精で妊娠! 長い不妊治療を乗り越えられた理由は?【赤星ポテ子さん】

    公開日:2019.09.20 / 最終更新日:2020.10.22

    11回目の体外受精で妊娠! 長い不妊治療を乗り越えられた理由は?【赤星ポテ子さん】

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     「11回もの体外受精を乗り越えられたのは「子どもが欲しい」と前を向いていたから」。

    そう語るのは雑誌『赤ちゃんが欲しい』で妊活エッセイまんがを連載していたイラストレーター・赤星ポテ子さん。結婚前に子宮体がんが発覚し、結婚後に11回の体外受精(うち9回は顕微授精)をへて妊娠しています。転院の決断について、長い不妊治療を乗り越える気持ちの保ちかたなどをインタビューしました。治療を経験したポテ子さんだからこその実感のこもった言葉に勇気づけられます。

    迷った末に転院。11回目の体外受精で妊娠しました

    27才のときに、生理不順で検査をしたところ子宮体がんが見つかりました。さいわい初期のがんだったためホルモン療法を行なうことに。妊娠・出産をすることでホルモンバランスがととのう可能性もあるため、早々に不妊治療を始めることになったんです。
    治療するクリニックは「いちばん有名なところ」に行こうと思いました。とにかく「いちばん」ならばだいじょうぶだろう、と。そうして見つけたクリニックは、確かに技術が高く、多くの患者さんが通院していました。でも私は体外受精が数回ダメだったのを機に、治療についてあらためて勉強。そのクリニックでは「自然周期採卵」を採用していたのですが、排卵誘発剤を使用する「刺激周期採卵」も試してみたいと思ったんです。
    2軒目のクリニックは先生がとにかく明るかった!  イケイケでテンションが高い(笑)。痛みのある治療もありましたが、結局、私はそのクリニックで顕微授精を9回行ない、最終的に妊娠することができました。
    クリニック選びは治療費も気になるポイントです。安い治療はお財布にはやさしいけれど、デメリットもあります。たとえるなら美容室の料金と似ているかも。1000円の格安カットで満足できるかどうか。不満をかかえ、がまんして長く通っても、結果は出ないかもしれない。そんなときは、転院する勇気を持つこともたいせつです。人はかけた時間が長いほど、かけたお金が多いほど執着してしまうものです。だけど切りかえる気持ちは大事! これは今、私が断言できることです。

    客観的になることでつらい気持ちは軽くなる

    不妊治療中につらかったのは、友人の出産祝いに行くことでした。周りは出産ラッシュ。「おめでとう」と言うことはやっぱりつらかった。今は30代後半になり、何も言わなくても察してもらえることが多いのですが、治療を始めたころは20代後半。友人の多くが、きっと不妊のつらさをわからなかったんだろうと思います。「赤ちゃんを抱いてみる? 妊娠しやすくなるかも」。そんな言葉に当時はとても傷ついていました。でも、私は不妊を美化したくなかったし、前を向いていたかった。10回目の体外受精に失敗したときはさすがに落ち込みましたが、もしまた顕微授精がダメだったら、卵子提供も視野に、常に妊娠のためにできることを、貪欲に考えていましたね。
    治療中に気持ちを保てたのは、ブログやSNSで自分の状況や気持ちを発信していたことが大きいと思います。同じ悩みをかかえている人と、気持ちを共有できたことも心の支えになりました。いちばんの相談相手は夫であってほしいけど、実際、治療中はささいなことで夫婦ゲンカになりがち。そんなときは、「不妊治療をしたい」という気持ちは夫の子どもが欲しいということだと思い出してください。それはつまり「夫を愛しているということ」です。その気持ちをたいせつにしてほしいな、と思います。

    \ポテ子さん「私の妊活心得」/

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