体験談

    妊娠15週でまさかの流産。手術後は出血や嘔吐がひどくて…。【不妊治療専門医監修】

    公開日:2019.10.30 / 最終更新日:2019.11.06

    妊娠15週でまさかの流産。手術後は出血や嘔吐がひどくて…。【不妊治療専門医監修】

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    流産とは、妊娠22週までに何らかの原因で胎児が亡くなってしまうこと。流産の多くは妊娠10週未満に起こり、流産の原因の6~8割は受精卵側(受精卵の染色体異常によって成長がストップ)の原因で起こる偶発的なものと言われています。

    授かった命との思いもかけない別れ。それでも、悲しみを乗り越えてママになることをあきらめなかった妊活卒業生はたくさんいます。

    流産したときの様子は?つらさや悲しみの乗り越え方は?次の妊娠までの治療は?今回は、タイミング法と人工授精にトライして37才で妊娠した柚くんママさんの体験談をご紹介。不妊治療専門ドクターからのアドバイスとメッセージも参考になります。

    妊娠15週で強い腰痛が。出血もないまま流産に

    平成25年2月に再婚し、その年の秋に妊娠が判明。12月6日に13週で健診を受けたときには心拍が確認でき、異常はありませんでした。そして20日、あと2~3日で次の健診という日に、出血はないものの腰のあたりにけっこうな痛みが。電話で産院に確認したら「気になるなら来院を」と言われました。

    でも結局は予定どおり24日に健診へ。そこで、心拍が確認できず流産になりました。出血もなかったし、「なんでこんなことになったのだろう」と自分を責めました。

    ●ドクターより●
    「腰のあたりに激しい痛み」があったようですが、流産の自覚症状があるかないかは個人差があります。

    流産の処置後、出血や嘔吐に見舞われて…

    手術日27日の前日に入院して点滴スタート。手術後はベッドにもれるほどの出血があり、吐き気もあったので28日まで入院。夫は、私のこの状況に驚いていたし、私が入院していたから火葬場まで1人で行かなければいけないこともあり、かなり落ち込んでいた様子でした。

    その後、妊娠中に私が車の運転をする機会が多かったことから、「次に妊娠することがあったら、そういう点にも気をつけて生活をしよう」と夫に言われました。

    ●ドクターより●
    手術後の出血は、胎児が育っているとそのぶん体への負担も大きく、出血量も多くなります。妊娠中の車の運転については、体調と相談しながらにしましょう。

    流産後はタイミング法と人工授精にトライ。そして約2年後に妊娠!

     

    不妊治療を開始したのは平成26年1月から。タイミング法3回&人工授精1回、タイミング法4回&人工授精1回、タイミング法2回&人工授精1回と、タイミング法と人工授精を組み合わせる形を何度かくり返し、最終的にタイミング法に3回以上トライしたあと2回休んで、「ステップアップするかどうか」を考えていたところ、平成28年10月に自然妊娠しました。

    ●ドクターより●
    一般的には、流産後1~2回生理がきて子宮内膜がきれいになっていれば、セックスを再開してOKと言わています。

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    気持ちを立て直すために仕事を始めたことがプラスになったのかな

    専業主婦でしたが、流産で落ち込んだ気持ちを立て直すために不妊治療をしながら働くことを決意。平成27年7月~10月までハローワークで介護初任者研修を受け、11月から介護デイケア施設で働き始めました。

    また、流産当時は小学校4年生だった娘が、その後、神社に行ったときに「弟か妹をお願いします」とお参りしてくれたり、修学旅行で子授けのお守りを買ってきてくれたりしたことも、私の心の支えになりました。

    今度は流産しないようにしたい!赤ちゃんに会いたい!

    妊娠後はつわりがひどかったのと、「今度は流産しないようにしたい! 今度こそ赤ちゃんに会いたい!」という思いが強く、介護の仕事は妊娠4カ月で退職。平成29年5月に2人目を出産。その後、平成30年1月に体調不良と生理がこなくて産婦人科を受診したところ、自然妊娠していることがわかり、平成30年7月に3人目を出産。

    仕事を始めるという目的をもって勉強し、流産したことを思いつめないようにしたことが、今につながっているのかなと思います。

    ドクターからのメッセージ

    流産の多くは妊娠10週未満に起こります。それ以上妊娠週数が進んでからの流産は、不育症の可能性も。1回目の流産であっても、一度不育症の検査をしてみるといいかもしれません。

    監修

     
    峯レディースクリニック
    院長 峯 克也先生

    日本医科大学医学部卒業後、同大学大学院女性生殖発達病態学修了。木場公園クリニック、新宿ARTクリニックをへて、東京・自由が丘に峯レディースクリニックを開院。厚生労働省研究班「不育治療に関する再評価と新たなる治療法の開発に関する研究」にも協力する、不妊&不育症に詳しいドクター。

    取材・文/荒木晶子

    「流産乗り越え体験談」は『赤ちゃんが欲しい2020冬号』に掲載されています!

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