体験談

    どうして私ばかり…3回の流産を乗り越えて、、妊娠しました!【不妊治療専門医監修】

    公開日:2019.11.24

    どうして私ばかり…3回の流産を乗り越えて、、妊娠しました!【不妊治療専門医監修】

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    流産とは、妊娠22週までに何らかの原因で胎児が亡くなってしまうこと。
    流産の多くは妊娠10週未満に起こり、流産の原因の6~8割は受精卵側(受精卵の染色体異常によって成長がストップ)の原因で起こる偶発的なものと言われています。

    授かった命との思いもかけない別れ。それでも、悲しみを乗り越えてママになることをあきらめなかった妊活卒業生はたくさんいます。

    流産したときの様子は?つらさや悲しみの乗り越え方は?次の妊娠までの治療は?
    今回は、3回の流産を経験し、人工授精3回目で妊娠した なごむさんの体験談をご紹介。
    不妊治療専門ドクターからのアドバイスとメッセージも参考になります。

    1年間に3回も流産。もうがんばれない…

     結婚して1年後に男の子を出産してから、3回流産しました。1回目は平成29年1月。自然妊娠で胎嚢は確認できたのに心拍が確認できず、稽留(けいりゅう)流産で手術に。まさか、という気持ちがあり、「あと何週間か待てば心拍が確認できるのではないか。手術を待ってほしい」と思いましたが、手術前日に「もう逃げられない現実なんだ…」とあきらめました。それでも、手術台の上では涙が止まりませんでした。
     2回目はその年の6月。自然妊娠で胎嚢は確認できました。でも、ぜん息になってせきの回数がふえたためか腹圧がかかり出血。受診すると、すでに流産しかかっているとのこと。かたまりのある血が出たときにあきらめてはいましたが、内診台でカーテン越しに、先生の「胎盤鉗子」という声を聞いたら、目の前が暗くなりました。
     そして、その年の11月に3回目の自然妊娠。今度は心拍が確認できたあと、2週間で心拍がゆっくりになって心停止になり、稽留流産に。3回目の妊娠でやっと心拍が確認できて涙を流してよろこんだのもつかの間、赤ちゃんの成長が遅く心拍が弱まっていたので、毎日祈るような気持ちで過ごしていました。最終的に心拍が止まっているとわかったときは、「もう私は妊娠できない体なのかな…」という思いが頭をよぎりました。

    ●ドクターより●

    連続して2回以上流産した場合は、不育症の検査を受けたほうがいいでしょう。

    「痛い! やめて!」 どうして私ばかりこんなに流産するの… 

     手術への恐怖に襲われる数日間を過ごしたあとの手術台の上では、涙がとめどなくあふれてきました。麻酔の効きが弱かったためか、「痛い!やめて!」と叫ぶ自分の声が、遠くで聞こえていたのを覚えています。手術後、「どうして私ばかりこんなに流産するの!もうがんばれない!もうがんばれない!」と看護師さん相手に号泣しました。

     僧侶の夫にお経をあげてもらったとき、「一度母の胎内に命の種を芽吹かせながら、ついに生まれ出ることなく、いとしき母に抱かれたくとも、思いむなしく叶うことなし。さればまた、父母の悲しみ深かかりて、いとしきわが子にひと目なりとも、あるいは泣き声なりと思えども、はかなき夢と消えにけり。~中略~たとえ縁薄くして、生まれ出ること叶わぬといえども、この妙経に依るならば如来の慈悲に包まれてわが子必ず救われん」という一節に心を打たれました。胎嚢だけだった赤ちゃんのぶんも、小さなお地蔵さまを飾って毎日手を合わせています。

    ●ドクターより●

    病院によって麻酔の種類はちがいます。麻酔科の医師が常駐している場合、強めの麻酔薬を使うことも。また、悲しみを乗り越えるためには、内にためこまず、感情を外に出すことがたいせつです。

    妊活再開は、気持ちも体も回復してから

     流産後は、当時2才の子どもがいたので、すぐ忙しい日々に戻りました。でも、体調はずっと低空飛行状態。化学的な薬で治るような気もしなかったので漢方の先生にかかると、「体がとても疲れている」とのこと。補中益気湯と真武湯を処方され、湯治をすすめられました。幸い、子どもが保育園に通い出して少し時間ができたこともあり、近隣の日帰り温泉に通うことに。ひとりでゆっくり温泉に入り、お湯につかりながら、「ああ私、すごく疲れていたんだな」と感じ、もう少し自分をたいせつにしなければと思いました。

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    ●ドクターより●

    漢方薬は体質的に合う合わないがあるので、2週間ぐらい使い、調子がよくなるようなら継続を。

    クリニックを受診し、3回目の人工授精で妊娠

    半年ほどは避妊し、体がゆっくり回復するのを感じて自信が持てたところで、自己流のタイミング法をスタート。半年トライしましたが授からず、流産のせいで授かりにくい体質になったのかもしれないし、年齢的にも急がなければと思い、3回目の流産から約1年半後に、不妊治療で有名な医師がいるクリニックを受診しました。
    初期の検査ではどこにも異常はなく、5回ほどタイミング法にトライ。授からなかったため人工授精をしたところ、3回目で妊娠。もともと肥満気味だったので、クリニックの指導で1年間で7kg減量したこともよかったのかもしれません。追い込まずほめてくれる医師だったのでがんばれました。

    ●ドクターより●

    流産と肥満は関係ありませんが、赤ちゃんが欲しい場合は、適正体重になるよう食生活や生活習慣を見直しましょう。

    体を温めることを心がけて、出産にそなえています

    妊娠判明後は、入浴時に湯ぶねにしっかりつかるなど、体をあたためることを心がけています。もしまた流産してしまったらもう耐えられないと思い、気持ちとしては、安定期を迎えるまではよろこばないようにしていました。今は出産を心待ちにしています。

     

    ドクターからのメッセージ

    妊娠10週までの流産や、初めての流産の場合は、1~2回の生理がくれば、検査の必要はなく妊活を再開してもだいじょうぶです。ただし、あせりは禁物。
    なごむさんのように、「気持ちが前向きになったらトライ」することがたいせつです。

     

    監修

     
    峯レディースクリニック
    院長 峯 克也先生

    日本医科大学医学部卒業後、同大学大学院女性生殖発達病態学修了。木場公園クリニック、新宿ARTクリニックをへて、東京・自由が丘に峯レディースクリニックを開院。厚生労働省研究班「不育治療に関する再評価と新たなる治療法の開発に関する研究」にも協力する、不妊&不育症に詳しいドクター。

    取材・文/荒木晶子

    「流産乗り越え体験談」は『赤ちゃんが欲しい2020冬号』に掲載されています!

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