体験談

    よくある妊娠初期の出血だと思っていたら…おなかに鈍痛を感じ「流産した」と感じました【不妊治療専門医監修】

    公開日:2019.12.04 / 最終更新日:2019.12.05

    よくある妊娠初期の出血だと思っていたら…おなかに鈍痛を感じ「流産した」と感じました【不妊治療専門医監修】

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    流産とは?

    妊娠22週までに何らかの原因で胎児が亡くなってしまうこと。流産の多くは妊娠10週未満に起こります。それ以上妊娠週数が進んでからの流産は、不育症の可能性もあります。流産の原因の6~8割は受精卵側(受精卵の染色体異常によって成長がストップ)の原因で起こる偶発的なものと言われています。

    流産を経験してママになるまで

    授かった命との思いもかけない別れ。それでも、悲しみを乗り越えてママになることをあきらめなかった妊活卒業生はたくさんいます。

    流産したときの様子は? つらさや悲しみの乗り越え方は? 次の妊娠までの治療は? 今回は、流産後、自身の目の不調や夫側の不妊原因が判明したり、と色々とあったけれど夫婦ふたりで乗り越えたぺこさん(32才)の体験談をご紹介不妊治療専門ドクターからのアドバイスとメッセージも参考にしてくださいね。

    よくある初期の出血だと思っていたら…

    自己流でタイミングをとり、3回目で妊娠。平成28年12月、妊娠7週で心拍が確認できてホッとしていたところ、トイレで茶褐色のごく少量の出血に気づきました。
    少しおなかがチクチクする感じもあり、すぐに病院を受診。「心拍も確認できるし、この程度なら心配しなくてもだいじょうぶ」と言われました。でも、その後も1週間だらだらと出血が続いたので、仕事を休んで安静にすることに。

    流産したのは、9週0日のことでした。おなかに鈍痛を感じたこと、生理2日目ぐらいの量の出血があったことから再度受診。病院のトイレでどろっとした透明のものが出たとき「流産した」と感じ、診察の結果、やっぱり流産でした。そのときは「ほんとに? ほんとに? どうして?」という気持ちでいっぱいになり、家に帰るときは涙が止まりませんでした。
    夫は、ただただ私の話しを聞いて共感してくれ、その後、二人で亡くなった子がおなかに来てくれた意味を話し合いました。「夫婦で仲よく楽しく過ごしていたら、きっと赤ちゃんはまた帰ってきてくれるよ!」と夫が言ってくれたことが、今でも心に残っています。

    ●ドクターより●
    流産の場合は出血するので透明ではありません。羊水だったのかもしれません。

    目の異変を感じ受診。治療や不育症の検査を終えて妊活再開! 

    じつは、この妊娠がわかる直前、突然、片目の視野がせまくなって眼科を受診。そこで、大学病院を紹介されました。目の動脈が炎症してつまっていると言われ、ステロイドで治療。血液検査やCT検査などをしてもはっきりした原因はわかりませんでしたが、妊娠で自己抗体が悪さをしたためではないかとのことでした。
    平成29年7月、目の治療終了後に妊活を再開。ただ、流産と目の異変があったので、次の妊娠がすごくこわいと感じていました。そんなとき、不育症専門クリニックを知り、まずはそこで自己免疫系に異常がないかを調べてもらうことに。不育症の確定診断は出なかったものの、検査結果が高めの項目がありました。動脈がつまったことも考慮して、バファリンと当帰芍薬散を服用しながら何度か自己流でタイミングをとっていると、先生が不妊治療クリニックを紹介してくれたので、そちらにも通院するようになりました。

    ●ドクターより●
    流産や死産を2回以上くり返した場合、妊娠10週以上で流産した場合は、不育症の可能性が。
    妊娠で血液が固まりやすくなるので血管がつまることも。また、血管がつまりやすい体質だと流産が起きやすくなります。

    夫側の原因が判明。治療をスタート

    夫も検査を受け、精子の数が少なく、運動率が低く、奇形率も高いことが発覚。顕微授精をすすめられるほどだったため、補中益気湯とビタミンEを服用するように。すると、内服治療を始めてから精子の数値が格段に改善し、服薬後3カ月で妊娠しました!

    ●ドクターより●
    不妊原因の半数程度は男性側にも。喫煙は血液の流れが悪くなるためNGです。

    夫婦ふたりの絆が深まって、流産を乗り越えられました

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    妊娠判明後は、「ちょっと変かな?」と思ったら迷わず受診するようにしました。妊娠後期には妊娠糖尿病と診断されたけれど、毎食前と食後2時間に自己血糖測定を続けて無事に出産。
    流産後は子どものいない人生についても夫と話し合ったり、家庭菜園も始めたりして絆が深まったことで、乗り越えられました。

    ドクターよりメッセージ

    不安があっても、「すぐに受診していいのかな?」と迷うかたも多いと思います。遠慮せずかかりつけのクリニックに電話をして、状況を話してみることをおすすめします。

     

    監修

     
    峯レディースクリニック
    院長 峯 克也先生

    日本医科大学医学部卒業後、同大学大学院女性生殖発達病態学修了。木場公園クリニック、新宿ARTクリニックをへて、東京・自由が丘に峯レディースクリニックを開院。厚生労働省研究班「不育治療に関する再評価と新たなる治療法の開発に関する研究」にも協力する、不妊&不育症に詳しいドクター。

    取材・文/荒木晶子 構成/片桐理恵

     

    「流産乗り越え体験談」は『赤ちゃんが欲しい2020冬号』に掲載されています!

    鈴木奈々さんが表紙の『赤ちゃんが欲しい2020冬号』は発売中。「流産乗り越え体験談」のほか、「妊活卒業生の温活ライフ全部見せ!」「悩みや不安に元あかほし読者の産婦人科医がアドバイス」「特別養子縁組という選択」などなど、ためになる企画がいっぱいです。

    付録は毎回好評の「妊活ごはんレシピ」&大人気風水占い師ラブちゃん監修の「黄金のりんご開運カード」。2020年の授かりイヤーに向けて『赤ちゃんが欲しい2020冬号』ぜひ、お役立てくださいね。

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