【不妊カウンセリング】あまりにきつくて辛すぎる!普段優しいはずの夫が言ったあの言葉|妊活webマガジン 赤ちゃんが欲しい(あかほし)
体験談
妊活メディアあかほし会員のみなさまからいただいたお悩みの中から毎回1つを選び、ご相談内容と不妊ピア・カウンセラーによるアドバイスを掲載しています。今回は普段は優しいパートナーからのひと言に傷ついた、というご相談です。
ご相談者:はな。 様
結婚して9ヵ月の夫婦です。
旦那さんは、3度目の結婚。私は初婚です。
今年4月から不妊外来に通い始め、病院では多嚢胞性卵巣症候群だと言われました。卵管も片方詰まっていて、片方は閉塞気味。生理も不順で、排卵も上手くいっていません。
一度は一緒に行ってくれた旦那さんは男性因子の問題はないと言いはり、それ以降は病院を不審がるようになりました。
ある日、検査を受けてほしいとお願いすると…。
「僕は大丈夫だから。自分の体の方がいろいろあるんでしょ?いっつもウジウジしてるからダメなんだよ?」
と言われました。私も好きで問題を抱えてるわけじゃないし、現実を突きつけられて辛いのに…。普段優しい旦那さんから言われたひと言はあまりにきつかったです。
それ以来はその言葉が頭から離れず、妊婦さんを見るたび辛くなります。ズルいと思ってしまい、悲しくなります。
この気持ちをどう前向きに持ち直したら良いのか、この気持ちが正しいのか教えて下さい。
はな。様
こんにちは。NPO法人Fine公認 不妊ピア・カウンセラーの辻英美です。不妊治療を受けた経験があります。
はな。様は、旦那様から言われたきついひと言が頭から離れなくて、妊婦さんを見るたびに辛い気持ちになっているのですね。
子供を授かりたいのに、なかなか妊娠できないときに、妊婦さんに対してズルいと思って悲しくなるのは、自然な気持ちです。また、大切な人に気持ちをわかってもらえないと感じることも辛い経験です。
はな。様がそのような気持ちになることは、決して間違っていることではありません。
検査の結果で、はな。様にいろいろな症状が見つかったとしても、はな。様自身は、かけがえのないとても重要な存在であることには、なんら変わりはありません。
不妊の原因があることと、はな。様の存在価値は、別のこととして考えてほしいと思います。
悲しいときは、自分のよくないところばかり気にしてしまいがちになりますが、ぜひ、はな。様のいいところにも目を向けてみてください。
それから、不妊の検査や治療は、夫婦ふたりで話し合って、お互いの気持ちを確認しながら進めていくことがとても大切です。
夫婦で話し合うために、思考的な面と情緒的な面の両方に働きかけることで上手にコミュニケーションがとれるようになることがあります。
思考に対しては、はな。様が旦那様にも検査を受けてほしいことを伝えるために、なぜ、男性の検査が必要なのかをきちんと説明することが大切です。
通院している病院の医師に質問したり、不妊の書物を読んだりして、はな。様自身の言葉で、旦那様に説明してみてはいかがでしょうか。
情緒的な面については、まずは、旦那様に検査に対してどう感じているのか、気持ちを聴いてみてください。もしかしたら、旦那様は、自分に問題が見つかった場合のことを考えて、不安になっているのかもしれません。そのため、普段やさしい旦那様が、はな。様に対してきついことを言ってしまった可能性もあるのかもしれないと思いました。
はな。様が旦那様の気持ちを理解しようとすることで、お互いの思いを話せるきっかけになることもあります。お互いの気持ちや考えを尊重することが、よりよいコミュニケーションへの第一歩になると思います。
はな。様ご自身の気持ちを大切にしつつ、旦那様のお気持ちにも耳を傾けてみてください。
あなたも妊活・不妊治療中のモヤモヤ・イライラを不妊経験があるカウンセラーに相談してみましょう。
協力/NPO法人Fine
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