不妊治療

    不妊治療で使う「排卵誘発剤」の効果や副作用、使い方は?専門医がズバッと回答!

    公開日:2020.02.15 / 最終更新日:2020.10.21

    不妊治療で使う「排卵誘発剤」の効果や副作用、使い方は?専門医がズバッと回答!

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    不妊治療に薬はつきものですが「副作用が心配」「今の薬で効果があるの?」「将来への影響はだいじょうぶ?」など、治療内容や段階によって、さまざまな不安がありますね。この記事では不妊治療専門医・木場公園クリニック理事長の吉田淳医師が排卵誘発剤などの薬についてくわしく解説。疑問を解消して、安心して治療に取り組んでください。

    『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』読者に聞きました。現在、薬を使っていますか?

    医療施設に通う女性の6割強が排卵誘発剤などの薬を服用している一方、夫側の使用率は1割に届きません。不妊治療では、やはり女性側に負担が大きいことがわかります。

    薬の基本的な知識をもって前向きに不妊治療に取り組みましょう!

    妊娠が成立するためには卵子と精子が出会って受精し、子宮に着床しなくてはなりません。さまざまな原因や要因でそれがうまくいかない場合に、医療の助けを借りるのが不妊治療です。

    そのため、治療にはさまざまな薬が使われます。副作用のない薬はないと言えますが、現在、使用される薬は、安全性が高く、リスクが少なくなっています。医師も慎重に経過を見ながら、その人の状況にふさわしい薬を選び、またできるだけ副作用が出ないように、そのつど判断していますので、むやみに副作用をこわがることはありません。

    今はネット上にいろいろな情報があふれています。中には「フェイク」な情報もあります。何かを一方的に、また全面的に信頼しない、という態度も必要です。

    自分が使う薬の名前や効果は必ずしっかりと確認し、疑問や不安があれば、どんなにささいなことでも遠慮せずに、医師に相談して解決しましょう。納得して治療を受けることがなによりたいせつです。

    不妊治療で最も多く使われている薬「排卵誘発剤」

    妊娠が成立するには、まず排卵がなければいけません。排卵誘発剤は、文字どおり、卵巣で卵子を育て、排卵を誘発するための薬です。

    「排卵誘発剤」役割① ホルモンの働きを補い、排卵を確実にします

    女性の卵巣の中には卵胞(らんぽう)とよばれる卵子が入った袋があり、月経が始まると、卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されて、卵子が成長を開始します。その後、いちばん大きく成長した主席卵胞が、黄体化ホルモン(LH)によって、卵子を放出します(排卵)。排卵誘発剤は、脳、あるいは卵巣を刺激して、これらのホルモンの働きを補います。なんらかの原因で排卵がうまくいかない排卵障害で使われるのが本来の役目です。

    「排卵誘発剤」役割② 卵胞を複数育て、妊娠の可能性を高めます

    正常な排卵があっても、タイミング法では妊娠しない場合、卵の数を増やして妊娠の確率を上げるために、排卵誘発剤を使うこともあります。自然周期では、排卵される卵子はひとつですが、排卵誘発剤を用いることで複数の卵胞を育てます。特に体外受精や顕微授精では、できるだけ複数の卵を採卵したいので、一般的には注射剤を使って、より強く卵巣を刺激します。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)など副作用のリスクがあるので、使用には十分な注意が必要です。

    排卵誘発剤 ~飲み薬~

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