卵子が老化する原因は?防ぐ方法はあるの?に専門家がお答え|妊活webマガジン 赤ちゃんが欲しい(あかほし)
不妊治療
ドキッとしてしまう「卵子の老化」という言葉。卵子はどうして老化するの?食い止める術はないの?妊娠と深い関わりがある卵子の老化について、しっかり勉強しましょう。
思春期以降、常に精子を作り続ける男性と違い、女性の卵子の数は年齢が高くなるにつれて減っていきます。
卵子は「卵胞」と呼ばれる袋の中に入っていて、胎児の時が約700万個とピークで、誕生後が約100万個にまで減少。思春期には約20万個にまで減り、その後は月経の度に500~1000個の卵胞が失われていきます。35才には約2万~3万個になり、やがて50才ごろに閉経を迎えて卵子の数は0に。数が低下するだけでなく、卵巣機能も低下していきます。
卵子の老化が始まるのは20代後半以降で、はっきりと妊娠率が落ち始めるのは33才から。37才以降はグンと下がります。卵子が少なくなってだんだん妊娠率が下がるのは、女性として生まれてきた以上は、いたし方ないことと言えます。
卵子の老化を完全に止めるには「卵子凍結」しかありません。ただ、卵子の老化を止めることは無理でも遅らせることは可能です。そのキーワードは「卵子のアンチエイジング」。
卵子の老化を遅らせる方法のひとつが、酸化ストレスをなくすこと。細胞内には、呼吸で取り込んだ酸素からエネルギーを作り出すミトコンドリアという器官があります。このミトコンドリアの機能が低下すると、酸化ストレスの原因になる活性酸素が体内で過剰に作られ、卵子の染色体異常につながります。
青背魚に含まれるオメガ3脂肪酸、緑黄色野菜に含まれる天然アミノ酸の一つであるアルギニン、トマトの赤い色素成分リコピンは、酸化ストレスを低下させる食材と言われています。「緑の抗がん野菜」と呼ばれるブロッコリーには、ビタミンCやβ-カロテンたっぷり!
抗酸化力がアップする有酸素運動は、卵子のアンチエイジングに効果的! 妊活を機に何かスポーツを始めることもいいですが、ハードな運動は長続きするのが難しいのでウオーキングがベスト。適度な運動を毎日コツコツ続けることが大切です。
READ MORE
おすすめの関連記事
PICKUP