不妊治療

    子宮外妊娠(異所性妊娠)とは?痛みやつわりはある?次の妊娠は大丈夫?【不妊治療専門医監修】

    公開日:2020.01.31 / 最終更新日:2020.10.19

    子宮外妊娠(異所性妊娠)とは?痛みやつわりはある?次の妊娠は大丈夫?【不妊治療専門医監修】

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    「子宮外妊娠(異所性妊娠)」という言葉を聞いたことはありますか? 子宮内膜に着床するはずの受精卵が、それ以外の場所に着床してしまうことをいいます。子宮外妊娠をしても、次はちゃんと妊娠できる可能性があるので、いたずらに心配する必要はありませんが、よく知らないと不安も増してしまいます。気になる子宮外妊娠について、知っておきましょう。生殖医療専門医にお話を伺いました。

    子宮外妊娠(異所性妊娠)とは?

    子宮内膜以外の場所に着床すること

    本来、卵管で出会った卵子と精子は受精卵となって子宮の内膜まで移動し、そこで着床して育ちます。しかし、子宮の内膜以外に着床してしまうこともあり、子宮外妊娠(異所性妊娠)と呼ばれています。全妊娠のうち1~2%に見られ、最近では増加する傾向にあります。

    着床する場所は、卵管や卵巣、腹腔、子宮頸管などがありますが、98%とほとんどを占めるのは卵管への着床です。気づかないまま受精卵が育って大きくなると、卵管が破裂して大出血を起こす危険があります。

    卵管が癒着しやすくなる腹部の手術歴がある、体外受精(新鮮胚移植のみ)による妊娠などの場合で、子宮外妊娠の確率が高くなるといわれています。

    子宮外妊娠に腹痛などの症状はある?

    子宮外妊娠の症状

    出血や下腹部痛、おなかの張りが続く

    受精卵が子宮の内膜以外に着床した場合でも、妊娠自体は成立しています。そのため、生理予定日になっても生理は起こりません。ただし、少量の性器出血が見られることは多く、生理不順の人の場合は「生理が来た」と思ってしまうこともあります。

    多くの人に見られる症状は、下腹部痛やおなかの張りです。受精卵が大きくなるにつれて下腹部痛は強くなり、卵管が破裂してしまうと「出血性ショック」が起こって、命に関わることも。病院を受診して妊娠と診断されても、性器出血や下腹部痛が続く場合は、できるだけ早く再受診しましょう。

    子宮外妊娠でもつわりはある?

    ある人もない人もいて個人差がある

    つわりのような気持ち悪さを訴える人もいますが、まったくない人もいます。「つわり(のような症状)があるから子宮外妊娠ではない」とはいえませんし、逆に「つわり(のような症状)がないから子宮外妊娠をしている」ともいえないのです。子宮外妊娠かどうかには、つわりのあるなしより、下腹部痛や性器出血があるかなどのほうが重要な判断基準だといえるでしょう。

    早期発見のポイントは?

    妊娠検査薬で妊娠反応が出たら産婦人科へ

    以前は、子宮外妊娠を早期に発見することはなかなかできませんでした。現在では、市販の妊娠検査薬によって妊娠5週目には妊娠しているかどうか知ることができますし、超音波検査の発達によって妊娠5~6週目には胎嚢を確認することができるようになったので、危険な状態になる前に診断できるようになりました。

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    自分で子宮外妊娠しているか判断することはできないので、妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、必ず産婦人科を受診しましょう。その際は、最終月経や基礎体温表など、妊娠週数が特定できるものがあると、診断に役立ちます。日ごろから月経周期を記録したり、基礎体温を測ったりする習慣をつけておくのがおすすめです。

    子宮外妊娠の原因は?

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