study妊活の基礎知識

    【不妊治療の検査の流れ】クリニックで「検査」を受けることが授かるための第一歩!

    【不妊治療の検査の流れ】クリニックで「検査」を受けることが授かるための第一歩!

    赤ちゃんが欲しいと思ったら、まずは検査を受けることが大事。授かりづらい原因が見つかったり、体が抱えているトラブルがわかることもあります。早めの受診が妊娠への第一歩です。

    月経トラブルがあったり、自己流のタイミング法で妊娠しない人は検査を受けて

    妊娠のメカニズムは非常に複雑。なかなか赤ちゃんができない場合は、検査で「できない原因」を探ることが大切です。以下のようなトラブルがある人は、婦人科や不妊治療専門クリニックを受診しましょう。

    基礎体温が2相になっていない
    月経不順や周期が長い・短い
    月経がある月とない月がある
    日常生活に支障があるほどの月経痛がある
    おりものがにおう
    おりものの色や状態が普段と違う
    おなかが痛い
    腰回りが重い

    もちろん、月経は正常でも「自己流のタイミング法にトライいているけど結果が出ない」場合も、妊娠を妨げるトラブルが隠れているかもしれないので、検査が必要です。

    初めての検査。初診の流れ

    1受付&問診票の記入

    最終月経や月経の状態、生活習慣、既往歴、妊活歴など、検査に必要な質問項目に答えます。基礎体温表からは、月経周期や排卵の有無、高温期の長さ、ホルモンの状態などが分かるので、基礎体温表ができるだけ持参したほうがいいでしょう。

    初診の予約は電話やメールで行ないます。月経中でも受け付けてくれるクリニックはありますが、月経中の内診に苦痛を感じるようであれば、月経中の予約は避けたほうがベター。

    2ドクターによるヒアリング(所要時間約10~15分)

    事前記入した問診票を見ながら、ドクターと直接話す問診タイム。日頃から気になっていることはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験なども包み隠さず正直に答えることが重要。聞きたいことをあらかじめメモしておくとスムーズです。

    3内診&超音波検査(所要時間約5分)

    外陰部の視診や触診、膣鏡を使って膣内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査。子宮筋腫や卵巣嚢腫、多嚢胞性卵巣症候群などの病気やトラブルが隠れていないかなどをモニターで細かくチェック。

    不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同じような位置づけです。できるだけ力を抜いてリラックスして臨むようにしましょう。

    膣に超音波を出すブローブを入れ、モニターに映った画像で子宮や卵巣の様子を確認します。3Dカラーで見られる機器を置いているクリニックもあります。

    4血液検査&尿検査(所要時間約20分)

    血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。血液検査では、血中のホルモン量や甲状腺の疾患、クラミジア感染の有無などが分かります。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本です。

    5会計&次回の予約

    一通りの検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計を済ませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診の費用の目安は、問診・内診・超音波検査・血液検査などで約1万~1万5000円(クリニックによって異なります)。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無はクリニックによって異なるので、事前に確認しておくと安心です。

    女性の検査は月経周期に合わせて行います

    検査の進め方は、年齢やそれまでの治療の有無、不妊期間、クリニックの方針によって変わりますが、内診、超音波検査、ホルモン検査、子宮卵管造影検査などは、基本的に全員が受ける検査です。検査の中には月経周期に合わせて行うものもあり、初診から全ての検査が終了するまでの目安は、1~3カ月。基本の検査を受けてより詳しく調べたいことが出てきたら精密検査を受けます。

    検査は基本的にいつスタートしてもいいのですが、月経終了後の低温期に来院すると、月経周期に合わせた検査スケジュールが立てやすいです。クリニックによってどの検査から優先的に行うかは異なるので、検査を受けるクリニックで確認することをおすすめします。

    私たちも検査を受けました!

    ●血液検査●
    「初回の検査で高プロラクチン血症が分かり、治療を開始。その後、甲状腺ホルモン機能低下の結果が出て耳鼻科を受診することに。仕事があるので通院が大変ですが頑張っています」(しろめぐさん)

    「血液検査をしたところ、プロラクチンがかなりの高数値だったので、MRI検査をすることに。脳下垂体腫瘍の疑いもあると言われて精密検査をして、結果的に異常はなかったけど、血液検査で様々なことが分かるんだな、とびっくりしました」(リンさん)

    ●超音波検査●
    「超音波検査で多嚢胞性卵巣症候群が判明しました。赤ちゃんが授かりにくい原因が分かって、検査を受けてよかったです」(松さん)

    「超音波検査は自分の子宮や卵巣の様子が分かるので、検査を受ける度に『赤ちゃんはここで育っていくのね~』と感慨深い気持ちになります」(藍美さん)

    Advice

    陣内ウィメンズクリニック院長
    陣内彦良先生
    千葉大学医学部卒業。ニューヨーク・アルバートアインシュタイン医科大学不妊内分泌研究員。東邦大学医療センター大森病院勤務の後、2003年自由が丘に「陣内ウィメンズクリニック」を開院。日本産科婦人科学会・日本生殖医療心理カウンセリング学会・日本女性医学学会・日本生殖医学会等所属。

    陣内ウィメンズクリニック
    https://jinnai-womens.com/

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