不妊治療

    【男性不妊・妊活夫の悩み】不妊治療経験者の現役産婦人科医が答えます!

    公開日:2020.06.16 / 最終更新日:2020.10.19

    【男性不妊・妊活夫の悩み】不妊治療経験者の現役産婦人科医が答えます!

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    あかほし毎号、隅々まで愛読していました!」

    タイミング療法は数知れず、8回の人工授精、流産、体外受精、夫の精索静脈瘤と、フルコースで不妊治療体験した、元あかほし読者で産婦人科医の遠見才希子先生。

    そんな遠見先生が、かつては自分もそうだったと、妊活女子の気持ちに寄り添いながらお悩みを解決!

    妊活中の不安やモヤモヤ、いっしょに考えていきましょう。

    不妊治療経験ありの現役産婦人科医「えんみちゃん」こと、遠見 才希子医師

     Profile
    神奈川県生まれ。2011年、聖マリアンナ医科大学卒。産婦人科医。「えんみちゃん」のニックネームで中高校生向けの講演活動を行い、これまでに全国700校以上を訪問。

    著書に『ひとりじゃない』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。自らも不妊治療経験者で、夫の精索静脈瘤などのトラブルを乗り越え、人工授精、体外受精も経験している。@emmi__chan

     “えんみちゃん”の妊活ヒストリー

    31 自然妊娠を試みて1年授からず、勤務先でもあった不妊生殖科を受診。夫婦で検査を受け、男性不妊(精索静脈瘤)が判明。

    32 1回目の人工授精で妊娠するも初期流産。夫の精索静脈瘤の手術。

    33 人工授精8回を経て、体外受精へステップアップ。1回の採卵、3回目の移植で妊娠、出産。

    35 転居のため別の不妊治療専門クリニックで人工授精にトライ。2回目の人工授精で妊娠。第二子出産予定。

    【妊活メンズ相談】不妊の原因は不明。心がやられます

    パパになりたいさん(赤ちゃんが欲しい歴1年)

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    【妊活メンズ相談】不妊の原因は不明。心がやられます

    妻26才、私は27才です。通院を始めてちょうど1年になります。

    タイミング療法を行なっていましたがなかなか授かることができず、現在は人工授精3回目も授かることができませんでした。検査の結果、これといった原因は特定できず。

    生理予定日よりいつも少し早く生理が来てしまうため、かすりもしてないという思いになってしまいます。なかなか精神的なダメージが大きく夫婦ともども頭から妊活のことが離れずつらいです。

    どのように物事をとらえたらよいのでしょうか。ほんとに不妊治療は心がやられます。

    選択肢はまだまだあるので、夫婦ふたりで乗り越えて

    選択肢はまだまだあるので、夫婦ふたりで乗り越えて

    「不妊治療は心がやられる」、夫がその気持ちを妻と共有してくれているだけでも十分に意味があると思います。

    人工授精に3回トライされたということですが、6回くらいまでは望みを持って続けていくのもいいでしょう。

    でも、それがしんどければ、ステップアップを考えたり、治療を1回お休みするのもありだと思います。そのほうがご夫婦ともリラックスできるなら1〜2カ月は通院もお休みにして、排卵日を意識しない夫婦生活を送ってみるのもいいかもしれません。

    人工授精のチャンスもあと3回はありますし、その先には体外受精へステップアップする選択肢も残っています。

    原因不明の不妊症というのはとても多く、体外受精まで進んではじめて受精障害などの原因がわかることもあります。

    この先、不妊の原因がわかることがあるかもしれませんが、いずれにしても、選択肢はまだまだあるので、無理のないようご夫婦で乗り越えていただきたいと思います。 

    男性不妊の夫を責めていた自分…。ハッとした夫からの言葉

    男性不妊が原因で不妊治療を続けた私は、生理が来るたびに夫に数々の暴言を吐きました。夫は私がどれだけ暴言を吐いても「うんうん」「そうだね」と傾聴しかしませんでした。

    「がんばってくれてありがとう」と言うわけでもなく、「こうしよう」と提案するわけでもなく、私のグチや文句をただひたすら受け止めるだけでした。

    ところが、ある日、暴言を吐く私に夫が「ごめんね」と言ったんです。「俺のせいで妊娠できなくてゴメンね」と。

    その言葉を聞いたとき、ハッとしました。それと同時に、あれだけ夫を責めていたけれど、夫に「ごめんね」と言ってほしいわけではないことに気づきました。夫はただ私の話を聞いて、吐き出したモヤモヤを受け止めてくれた、だから私は不妊治療を続けられたのだ。そう自覚できたのです。

    不妊治療は妻側にさまざまな負担がかかるのは事実です。夫側は妻にばかり負担を強いて、自分はそれを受け止められていないと思うかもしれません。

    でも、妻の話を聞いて、妻の気持ちに寄り添う、それでいいのかもしれません。

    どうかそのやさしい気持ちを胸に、ふたりで乗り越えてください。

    赤ちゃんが欲しい2020冬』より

    遠見先生の質問コーナーは『赤ちゃんが欲しい2020冬』でまとめて読むことができます。

    赤ちゃんが欲しい2020冬号

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