【はじめての不妊治療】クリニックでまず何をするの?受付〜会計まで流れを予習!|妊活webマガジン 赤ちゃんが欲しい(あかほし)
不妊治療
病院へ行くことって、意外に緊張するものですよね。とくに不妊治療となると、クリニックで何をされるのか分からず、周りに聞けないこともあるので、不安を感じる人も多いのではないでしょうか?
今回は、はじめてクリニックに訪れたカップルはどんなことをするのかレポートします。
クリニックによって細かな違いはありますが、大きな診察の流れとしてはほぼ同じ。
受診の前に流れを予習しておいて、安心して受診しましょう!
※新型ウイルス感染拡大の影響による診察などの変更については各クリニックの公式情報をご確認ください。
まず予約をとりましょう。特に不妊クリニックは患者さんが多いので、予約なしでいくと「ものすごく待たされた!」なんてことも。持って行くべきもの(基礎体温表など)、夫婦そろって受診できるかなど、気になることは確認しておくといいでしょう。
まずは受付へ行き、名前や住所、電話番号などを記入します。クリニックの簡単な説明を受け、問診表を受け取りましょう。
また患者さんの呼び出しをPHSで行う施設では、ここでPHSを受け取ります。
問診表は自分の体のことを先生に伝える大切な情報源。できるだけ正確に書くようにしましょう。
最近は施設のホームページで問診表をダウンロードできる場合も多いので、自宅で時間をかけてしっかり記入しておくのもおすすめです。
次に呼ばれるまでは、自由に過ごしてOK。待ち時間が長い場合は、いったん外出することができる場合もあるので、受付で確認してみて。
・今回来院した理由をお書きください
お子さんが欲しい(不妊治療、不育治療、卵管鏡手術)、その他
・結婚していますか:(はい、いいえ、離婚、再婚、婚約)
・結婚されている場合、それはいつですか
・妊娠を目指したのはいつ頃からですか
・避妊期間はありますか:(はい、いいえ)、ある場合には、いつからいつまでですか
・性行為に支障がありますか:(はい、いいえ) etc…
・性欲はありますか
・勃起しますか
・射精しますか
・性行為は大体1週間に( )回
・精液検査を受けたことがありますか
・男性不妊としての治療を受けたことがありますか
・39℃以上の熱が出たことが ありますか
・性病にかかったことが ある(具体的に )•ない
・睾丸を打って腫れたことがありますか
・睾丸を降ろす手術をしたことが ありますか
・鼠径ヘルニア(脱腸)の手術をしたことが あるありますか
・睾丸の袋(陰のう)に水が溜まったことが ありますか
夫婦で受診している場合は、夫婦そろって診察室へ。
問診表をもとに、医師からさまざまな質問があります。先生とのはじめての対面で緊張するかもしれませんが、落ち着いて先生の質問に答えましょう。
自分の体で不安に感じていることがあれば、ここで相談を。
診察室では、下着を脱いで内診台に座ります。スカートで行くと楽ですが、ズボンの場合も大きめのタオルが用意されていることが多いほか、医師とはカーテンで仕切られているので、恥ずかしさも少ないはず。
内診では炎症などがないかをみる視診、指を膣に入れて子宮の固さを確認する触診、膣からプローブを挿入し子宮内や卵巣などをチェックする超音波検査が行われます。内診によって痛みがある場合は素直に医師に伝えましょう。それが病気の発見につながることもあります。
下着を脱いで、診察を行います。
触診では陰嚢の大きさやかたさを確認するほか、超音波で精子をつくる精巣、精子を成熟させる精巣上体、精子が通る精管をチェックし、傷がないかなどの視診も行われます。
女性は血液検査を行います。この血液検査によって、排卵をうながすホルモンや子宮内膜をととのえるホルモンがきちんと分泌されているかどうかが分かります。
女性の検査は多岐にわたり、2回目以降の受診でも生理周期に合わせてさまざまな検査が行われます。妊娠できる体かどうかを調べる大切な検査ですから、きちんとクリニックの指示に従いましょう。
男性は精液検査を行います。不妊クリニックの多くは、採精室という小さな部屋があり、そこでマスターベーションで精液を採取します。
男性が受診できない場合は、次回、自宅で採取した精液を容器に入れて提出します。精液検査の結果に問題があるときは、さらに詳しい検査が行われます。
検査結果がでたら再び診察室へ。内診の結果や血液検査の結果などの話を聞きます。
分からないことがあれば、質問しましょう。
最後に看護師さんから今後の検査や治療について再び説明があります。
医師に聞き忘れたこと、不安なことがあれば、ここで看護師さんに質問を。
医師には緊張して聞けなかった人も、看護師さんになら気軽に聞けるはず!
最後に会計をして終了です。混み具合にもよりますが、初診ではすべて終わるまで2~3時間ほどかかると思っておきましょう。
【手術室】
体外受精・顕微授精で使われる部屋です。女性の体から卵子を取り出す「採卵」や、受精した卵を子宮に戻す「移植」が行われます。
【培養室】
体外受精・顕微授精で、女性の体から取り出した卵子と男性の精子の受精は、培養士によってここで行われます。大切な卵を預かる部屋のため、クリーンルームになっており清潔に管理されています。
受精させた後は、女性の体の中と同じ環境を再現したインキュベータと呼ばれる機器に受精卵を保管し、培養士が成長を見守ります。
2013年9月に大阪・梅田の巨大商業施設「グランフロント大阪」に誕生。日本屈指の男性不妊治療ドクターである石川智基医師が、「男女同時に治療ができるクリニックを」と開院した、日本初形態のクリニックです。
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