不妊治療

    【体外受精を正しく知りたい】新鮮胚と凍結胚ってなにが違う?主流はどっち?

    公開日:2020.07.20 / 最終更新日:2021.03.10

    【体外受精を正しく知りたい】新鮮胚と凍結胚ってなにが違う?主流はどっち?

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    「赤ちゃんが欲しい」と考えている妊活カップルにとって、正しく理解しておきたい不妊治療法の一つ「体外受精」。

    めざましい生殖医療技術の進歩により、「体外受精」はポピュラーな存在となっています。いまや18人に1人の赤ちゃんが体外受精によって誕生しているのを知っていましたか?

    でも、「体外受精」はよくわからないことばかり。体外受精を検討しはじめた…、なかなか結果がでない…、あかほし読者さんから寄せられた「体外受精」について知りたいあれこれを、英ウィメンズクリニック塩谷雅英ドクターに伺いました。

    体外受精の仕組み

    体外受精は、卵子と精子をそれぞれ取り出して人工的に受精させ、育った受精卵を体内に戻す方法です。

    排卵日にいきなり行えるものではなく、できるだけ質のよい卵子を取り出すために、注射や薬で卵巣を刺激して、卵子を卵巣内でしっかりと成熟させます。出典:『妊活 治療と生活アドバイス

    新鮮胚と凍結胚の違いは?戻し方はどうやって決める?

    今は凍結胚を戻すのが主流です。

    卵子と精子が受精し、できた胚(受精卵)をいったん凍結させたものが凍結胚、一度も凍結させていない胚を新鮮胚といいます。

    受精卵(胚)を子宮に戻すことを胚移植といい、新鮮胚を戻すか、凍結胚を戻すかはその病院や医師の方針によっても異なりますが、今は凍結胚を戻すのが主流となっています。

    当院の場合、1年間に約1500人の赤ちゃんが体外受精で誕生していますが、9割が凍結胚。なぜなら排卵誘発をすると、妊娠しにくくさせる過剰なホルモンがたくさん出るため、数日後に移植する新鮮胚移植では妊娠率がやや下がってしまうのです。

    また排卵誘発剤を使った後に新鮮胚移植し妊娠すると、赤ちゃんからHCGというホルモンがたくさん出て卵巣が腫れ、危険な状態になることもまれにあります。

    あえて、新鮮胚移植をする場合って?

    ただし、あえて新鮮胚移植をする場合もあります。凍結によって胚がダメージを受ける可能性があるかたです。

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    特に42歳を過ぎると、胚がもろくなっていますから、できるだけ負担をかけないよう、凍結・融解しない新鮮胚での移植をおすすめしています。

    お答えくださったのは

    英ウィメンズクリニック 理事長 塩谷雅英先生
    英ウィメンズクリニック
    理事長
    塩谷雅英先生
    1985年、島根医科大学卒業、同時に京都大学産婦人科に入局。体外受精チームに所属し、不妊の臨床に取り組む。1994年より2000年2月まで神戸市立中央市民病院に勤務。この間、兵庫県初の顕微授精児誕生に貢献。2000年3月、英ウィメンズクリニックを垂水駅前に開設、2004年4月には英ウィメンズクリニックさんのみや2Fクリニックを開設。2018年11月に関西初となる男性不妊専門クリニック「英メンズクリニック」を開設。

    英ウィメンズクリニック さんのみやクリニック

    英ウィメンズクリニック さんのみやクリニック
    兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目1-2 三宮セントラルビル2・7・8階

    赤ちゃんが欲しい2020春』より

    取材・文/加藤夕子 まとめ/伊藤絵里子

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