妊活の基礎知識

    【助成金】東京都の特定不妊治療費助成制度の所得制限が905万円未満に!賢くもらって授かりたい!

    公開日:2019.09.07 / 最終更新日:2019.09.17

    【助成金】東京都の特定不妊治療費助成制度の所得制限が905万円未満に!賢くもらって授かりたい!

    東京都が実施している特定不妊治療費助成制度が、2019年4月1日から一部変更されました。変更によって所得多めの人でも、もらえるチャンスがアップ! 何がどう変わったのか、
    編集部がわかりやす~く取材してきました。答えてくださったのは、東京都 福祉保健局 少子社会対策部 事業推進担当課長 佐瀬 一葉さん。東京都にお住まいのかた必見です!

    不妊治療の経済的負担の軽減を図ります

    編集部(以下:編) 東京都の所得制限が緩和されるという、うれしいNEWSが! この制度を利用できる夫婦の所得制限を、730万円未満から905万円未満に上げた理由はなんですか?

    佐瀬さん(以下:佐) 特定不妊治療以外の方法によっては妊娠の見込みがないか、極めて少ないと医師に判断されたご夫婦が治療を受ける際、経済的負担の軽減を図ることが目的です。
    730万円未満という所得制限は国の基準ですが、東京都ではより多くのかたが助成金を受給できるように上限を緩和しました。

     4月1日より前から治療を始めていた場合は対象外ですか?

     この制度でいうところの「1回の治療」の開始日が、3月以前だと所得制限は730万円未満になります。注意していただきたいのが、所得が730万円以上で、以前、申請して所得制限に引っかかったかたでも、4月以降に始めた治療については、所得が905万円未満なら助成の対象になります。「前にダメだったから」とあきらめずに確認してみてください。

    男性不妊治療の助成金を増額

     男性不妊治療について助成金がふえて、助かります。

     これも不妊治療の経済的負担を軽くすることが趣旨です。注意点は、特定不妊治療費助成の申請と同時に申請する必要があり、単独では申請できないことです。

    妊活するなら早めにスタートを

     助成を受けられるのは、妻の年齢が42才までなんですよね。

     医学的データからみて、体外受精と顕微授精によって出産に至る割合は、年齢が上がるほど低くなり、その一方で高齢で妊娠した場合、母子ともに身体的に受けるリスクが大きくなることが主な理由です。
    また回数についても、治療回数をふやしても、加齢とともに出産に至る割合が伸びないというデータに基づいて国が設定しました。39歳までが6回、42歳までが3回ですが、最初の治療を始めたのが39歳までなら、40歳を超えても通算で6回助成されます。ただし43歳以上になると助成がなくなります。

     妊活するなら、できればスタートは早いほうがいいということですね。

     この制度が、経済的理由で不妊治療の開始を迷っているかたのお役に立てればと思います。

    妊活でもらえるお金で変更されたこと

    変わったこと その1

    4月1日以降に開始した「1回の治療」については、所得制限が730万円未満→905万円未満に緩和されました。

    変わったこと その2

    男性不妊治療の助成金について、これまで1回につき15万円までだったのが、4月1日以降に行われた手術については、初回に限り30万円までに拡大されました。

    【体験談】私たちももらって助かった!

    麻衣さん(東京都江東区/35才)結婚歴:約5年半 ベビ待ち歴:約4年(治療約1年半)

    かかったお金:130~150万円
    もらったお金:合計57万5000円
    東京都から42万5000円(不妊検査費の助成を含む)
    江東区から15万円

    助成金があることを知って、東京都や区のホームページで調べました。助成金がもらえるのはありがたいですが、不妊治療にかかるお金は高額なので、助成金がもっと多ければ、より多くの人が妊活にチャレンジし続けられると思います。

    レイさん(東京都港区/37才)結婚歴:9年 ベビ待ち歴:5年(1人目のとき)

    かかったお金:1人目 100万円/2人目 30万円
    もらったお金:1人目 合計60万円
    東京都から30万円
    港区から30万円
    もらったお金:2人目 21万円

    自分が住んでいる自治体が、不妊治療費をどのように助成しているか、また通院している病院が、自治体が指定する医療機関に該当するかをチェックすることが大事。妊活にはお金がかかるので、公的な支援はたいせつだと感じます。

    助成金を受け取った卒業生とベビ待ちさんの体験談とアドバイス

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    取材・文/村越克子

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