不妊治療

    多嚢胞性卵巣症候群でも妊娠できる!体験談も。【不妊治療専門ドクター監修】

    公開日:2019.10.13 / 最終更新日:2021.03.09

    多嚢胞性卵巣症候群でも妊娠できる!体験談も。【不妊治療専門ドクター監修】

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    多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)。むずかしい漢字が並んでいてなんだかコワイ・・・。そう思っている妊活女性は少なくないはず。原因がはっきり解明されていない排卵障害のひとつで、不妊原因の15%を占めるというデータもありますが、じょうずにつきあいながら治療を進めれば妊娠は可能です。この記事では多嚢胞性卵巣症候群の特徴、原因や受診の目安、治療法を不妊治療専門医が解説します。治療している人のためのQ&Aや実際に妊娠した人の体験談もぜひ、ご参考に。

    多嚢胞性卵巣症候群でも妊娠した有名人

    多嚢胞性卵巣症候群は「たのうほうせいらんそうしょうこうぐん」と読みます。実はあの人も、あの人も!有名人女性もかかっている、病気なのです。

    矢沢心さん

    山本モナさん

    神戸蘭子さん

    吉田明世さん

    でもみなさん、乗り越えてママになっていますね。きちんと対処すれば「妊娠」は夢ではありません。

    卵巣内で卵胞が成熟せず、定期的に排卵が起こらない。

    通常は月に1度、卵巣内で成熟した卵胞から卵子が飛び出して排卵し、月経(生理)が起こります。しかし多嚢胞卵巣症候群(PCOS)の場合は、卵胞が成熟することができず、排卵が起こらなくなる状態になります。一定周期で月経がこなくなり、卵巣は多くの未成熟卵胞でおおわれてしまいます。
    超音波検査をすると卵巣内に多数の卵胞が詰まって見えるのが特徴。ほかにも月経異常がある、血液中の男性ホルモン値が上昇している、などの症状があらわれます。また、肥満や血糖値が高めの人にも多く見られますので、低カロリーのダイエットで体重を落とすなど、体系や体質改善の必要もあります。

    はっきりと原因がわからず、体質的、遺伝的なことを原因とする説も

    なぜ多嚢胞卵巣症候群になるのか、明確には解明されていません。ただ近年、遺伝的な糖代謝異常や、卵巣皮膜が体質的に厚く排卵しづらいこと、肥満、やせすぎなどが原因として推測されています。ただ、多嚢胞性卵巣症候群は、病気ではなく、先天的な体質のひとつと考えられています。そのため治療は、完治でなく、じょうずにつきあいながら妊娠をめざす方向で行います。

    【正常な卵巣】

    原始卵胞が20㎜ほどの大きさに成熟すると卵胞の一つが排卵し、
    卵子が卵巣の外に飛び出します。

    【多卵胞性卵巣症候群の卵巣】

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    卵胞が小さいままで育たず、排卵できない状態。卵巣内に数多く
    たまってしまい、卵巣全体も大きくなります。

    周期の乱れなど、月経異常があればすぐに受診すべき

     

    受診の目安

    多嚢胞性卵巣症候群の兆候として、唯一自分でわかるのは、月経異常です。卵巣内の卵胞が大きく育たず、排卵しにくいため、月経周期がとても長かったり、不規則だったり、ずっと月経がこなかったりします。また、肥満体型やニキビ、月経前に精神的、肉体的なつらさを伴う月経前症候群なども、兆候のひとつといわれています。

    あてはまったら受診してみましょう
     ◇月経周期が不規則、あるいは長い
     ◇まったく月経がない
     ◇基礎体温に高温期がなく、低温1相になっている

    早発卵巣不全のこともあるので早めの受診がベター

    多卵胞性卵巣症候群のほかにも排卵障害を起こす原因はいくつかあり、なかでも赤ちゃんが欲しい人にとって問題となるのは、「早発卵巣不全」です。早発卵巣不全では、卵巣の中の卵胞が若いうちにほとんどなくなって排卵が起こらなくなってしまいます。症状は多嚢胞性卵巣症候群と同じ生理不順などの月経異常なので、症状だけでは区別がつきません。血液検査でAMHの値をはかったり、超音波検査をすることで診断できます。
    早く治療を始めないと、卵胞が少なくなって妊娠がむずかしくなるため、月経異常があったら、すぐに受診しましょう。

    多嚢胞性卵巣症候群の検査

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