study妊活の基礎知識

    「妊娠の可能性を高めるセックス」を不妊治療専門ドクターがアドバイス!

    「妊娠の可能性を高めるセックス」を不妊治療専門ドクターがアドバイス!

    妊活中はセックスが義務になりがち。夫とギクシャクせずに楽しくセックスできて、なおかつ妊娠を引き寄せるセックス法を不妊治療専門ドクターに聞きました。

    セックスの回数は妊活・不妊治療が長い人ほど減少傾向

    妊活中の女性200人に「セックスの頻度」を聞いたところ、「タイミング周辺は毎日」「大事な日は朝と夜2回もあり」という積極派が多いなか、7%の人は「まったくしていない」と回答。治療が長い人ほどセックス回数は減少傾向でした。

    【Q.セックスの頻度は?】

    回数に比例してセックスの「濃度」も低下していく

    「妊活前より前戯の時間が減りました。射精だけして終わりのことも!」
    「夫の顔を見ながらセックスするのがいやで目をつぶってしています。ごめん、夫!」
    「明らかに手抜きセックス。お互いに(笑)」
    「セックスが義務的になっていくことの虚しさ、さみしさよりも、妊娠したい気持ちが遥かに上回っているので、気にならない!」という意見も。

    85%の女性が夫に排卵日を伝えている

    あたりまえですが、はっきり伝えてやる気になる夫もいれば、逆のタイプの夫もいます。
    「プレッシャーを与えたほうが燃えるのでかなり前から伝えます」
    「わが家はLINEでこうのとりスタンプを送信!」

    【Q.排卵日、夫にどう伝えている?】

    ドクターに聞きました!妊活中のセックスにまつわるウワサ「コレって本当?」

    妊娠しやすい体位がある👉✕ウソ

    「コレ!」というものはありません

    正常位は子宮口と精子がふれやすいと言われていますが、子宮口の位置は個人差があり、体位で妊娠のしやすさは決まりません。精子は子宮にとどまりやすいので、いろいろな体位を楽しんで。

    セックスのあと腰を上げると子宮に精子が届きやすい👉ウソ

    逆効果になる場合もあるので注意

    精子は自分の力で泳いで卵子までたどり着くもの。腰を上げたり、逆立ちすると、子宮の入り口のわきにあるくぼみに精子がたまってしまい、逆に妊娠しづらくなるかもしれませんよ。

    潤滑ゼリーはローションを使うと妊娠しづらくなる👉✕ウソ

    子宮にまで入ることはありません

    通常、ゼリーが子宮まで入ることはないので、妊娠率に影響はありません。気になる人はナチュラル仕様のものや、膣内環境をととのえる商品もあるので、そういうものを選んでみては。

    性欲の低下は女性ホルモンが低下しているから👉✕ウソ

    年齢とともに性欲は増していきます

    女性でも男性ホルモンは出ています。女性ホルモンが減ると相対的に男性ホルモンの数値が上がるので、年齢とともに性欲はます傾向に。この場合、セックスが楽しくないなど別の理由があるのかも。

    ホルモン剤の影響で膣が乾く👉◯本当

    更年期のような症状が起こりやすくなるためです

    リュープリンのようなホルモン剤を使うと、一時的に更年期症状になりやすくなります。そのせいで腟が乾くと感じる人も。セックス時に痛みがあるときは、ゼリーなどの潤滑剤を利用しましょう。

    オーガズムは妊娠にいい👉◯本当

    いいセックスは妊娠につながりやすい

    医学的根拠はありませんが、オーガズムを感じられるぐらいリラックスした状態でセックスができれば、自然と回数もふえるはず。それが妊娠につながるということはあるかもしれませんね!

    「いいセックスができたね。あ、排卵日だった!」が理想です

    セックスは本来、すること自体に喜びを感じるもの。でも妊活中は、子づくりの義務感から、夫婦ともにセックスにストレスを感じやすくなります。妻も夫も仕事でクタクタだったり、すれ違いの生活だったら、なおのことセックス=妊娠から遠ざかってしまいますね。

    妊娠のためには夫婦ともにセックスを楽しむ気持ちを忘れないことが大切。求愛して、性行為を持つ。こうした本能的な感覚を大事にしたほうが、排卵が誘発されて、妊娠しやすいという説もあるくらいです。

    夫への接し方や伝え方で、いい関係をキープして

    とくに男性は、排卵日を指定されるとできなくなることがあります。男性は女性が思うよりもずっとデリケートなので、「なぜできないの?」などと言うのは絶対にNG。女性からセックスに誘うとき、「排卵日だから」ではなく、「あなたとしたいから」と自分の気持ちを理由にするとうまくいくでしょう。

    もし関係がギクシャクしてしまっているなら、デートする、夫婦でゆっくり食事する、マッサージをするなど、セックス未満のことを積み重ねることからはじめてみて。いい夫婦関係をキープすることが妊娠への近道です。

    妊娠力アップのセックスのポイント

    1.興奮

    女性がオーガズムに達すると、子宮や膣の収縮が起こり、精液を吸入するように圧がかかります。また、オーガズムに達すると、脳に信号が伝わり、排卵を促すともいわれています。

    2.リラックス

    オーガズムに達することで妊娠力アップにつながりますが、、オーガズムに達するには、心身ともにリラックスしてセックスすることが不可欠。心と体を解放して、セックスを楽しみましょう。

    3.排卵日にとらわれない

    排卵日を意識しすぎると、できなかったときに「月に一度のチャンスをつぶされた」とイライラしたり、「私じゃダメなの?」と落ち込んだりと負の連鎖におちいりがち。男性は排卵日EDになることも。

    Advice

    陣内ウィメンズクリニック院長
    陣内彦良先生


    千葉大学医学部卒業。ニューヨーク・アルバートアインシュタイン医科大学不妊内分泌研究員。東邦大学医療センター大森病院勤務の後、2003年自由が丘に「陣内ウィメンズクリニック」を開院。日本産科婦人科学会・日本生殖医療心理カウンセリング学会・日本女性医学学会・日本生殖医学会等所属。

    陣内ウィメンズクリニック
    https://jinnai-womens.com/

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