不妊治療

    無排卵月経だけど、自然妊娠できる?36歳【不妊治療専門医アドバイス】

    公開日:2020.01.12

    無排卵月経だけど、自然妊娠できる?36歳【不妊治療専門医アドバイス】

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    妊活・不妊治療を始めると、ときにはセカンドオピニオンを聞きたくなりますよね。全国の読者さんから寄せられた質問に、不妊治療専門ドクターが回答します。今回は病院指導のタイミング法を行った無排卵月経の女性(36歳)からのご相談。回答者は『赤ちゃんが欲しい』で長年にわたり定評あるアドバイスを続けてくださっている山下レディースクリニック院長の山下正紀院長です。

    無排卵月経で治療を始めました。自然妊娠の可能性は?

    36歳 無排卵月経 夫の精液検査は1回目精子数6200万、奇形精子数15%、運動率30%、2回目精子数3600万、奇形精子数33%、運動率70% 現在治療お休み中

    半年前に不正出血があって病院を受診、無排卵月経と診断され治療を始めました。排卵誘発剤のクロミッドを服用してタイミング法にトライ。さらにhCG注射も使いました。薬の副作用で吐き気やめまい、生理痛が重くなって、ここ2カ月は治療を休んでいます。夫の精液検査の結果もあまりよくないようで心配です。
     私たちが自然妊娠する可能性はありますか? 不妊治療専門クリニックへ転院して、詳しく検査しようか迷っています。

    子宮卵管造影検査をぜひ。年齢を考慮のうえ、ステップアップも視野に入れて

    妊娠するには排卵が起こることが必須条件。あなたの場合は無排卵月経だったということで、まず排卵誘発剤を使用したのは妥当な治療です。一方で、女性側の最も重要な検査の一つである卵管の検査(子宮卵管造影検査)がまだ実施されていないようですね。排卵しても妊娠しなかったのなら、まずこの検査を行う必要があります。もし卵管が左右両側とも詰まっていると、せっかくの排卵誘発剤での治療が無駄になってしまうからです。
    35歳を超えると、残念なことですが卵子の質の低下により妊娠率は急速に下がっていきます。時間的なことを考慮した治療計画をたてることをおすすめします。一定期間、自然妊娠にチャレンジしても成果が得られなければ、早めにステップアップを考えてみてはいかがでしょうか。

    お答えくださったのは

    山下レディースクリニック
    院長・山下正紀 先生

    奈良県立医科大学卒業。京大産婦人科入局。舞鶴市民病院産婦人科医長を務める。オーストラリア・アデレード大学で体外受精の基礎を学び、帰国後、舞鶴市民病院にて近畿発のGIFT法による妊娠に成功、体外受精もスタート。神戸中央市民病院に着任(産婦人科医長、体外受精チーフ)。平成9年4月 山下レディースクリニック 開業。平成16年(神戸三宮磯上通)にクリニックを移転。

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