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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 妊活ライフ 35歳からの妊活★夫がタバコをやめてくれないときの説得法!やめたら精子の運動率がぐんとアップした行動は?【一陽館薬局の子宝漢方NEWS】

35歳からの妊活★夫がタバコをやめてくれないときの説得法!やめたら精子の運動率がぐんとアップした行動は?【一陽館薬局の子宝漢方NEWS】

2022/05/25 公開
2023/06/19 更新

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男性不妊に関する相談は、以前に比べると増えてきていて、精子の状態を整える余地がありそうだなというケースも増えてきています。男性が妊活にとり組む意識が全体的に高まっているといえます。

とはいえ、「不妊の原因は男女半々である」といわれているにもかかわらず、女性と同じような目線や温度感で男性がとりくんでいるかというと、まだそこまでではないのが実情です。

たとえば漢方薬局でも、女性が一人で相談にくることはあっても、男性が自ら一人で相談にくるケースは多くはありません。相談をお聞きするのが女性スタッフなので、照れもあるのかもしれませんが、ご夫婦で一緒にやってきて、話をお聞きすることが多いです。

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男性の相談はシンプル。納得すれば素直にとり組むケースが多い

男性の漢方相談も女性と同様で、まず具体的なお悩みの内容をお聞きしますが、女性の相談と異なるのは、男性の場合は、話の進め方がとてもシンプルだという点です。

というのも、女性は「どんなふうに体が変わるのか」といった、理論的な部分に興味をもって話を聞かれることが多いのですが、男性はそういったことよりも、結論や結果を優先する傾向があります。ですから、相談のウエイトとしては理屈の部分よりも、生活習慣の改善ポイントや体質の診断などについて端的にお話を進めていくことが多くなります。その理解についても男性はシンプルで、やるかやらないか、できるかできないかをその場で判断されることが多いです。

ジュースを減らす、しっかり寝る、それだけで改善することも

男性不妊では、医学的な治療が必要な場合は、まずその治療を受けていただくのが前提となります。とはいえ、男性は体そのものに問題があるというよりも、生活習慣の影響で悪化しているほうが割合的には多いです。

たとえば仕事のストレス、忙しさなどで、体そのものに疲れがたまっている人。実際は男性不妊ではないのに、生活習慣が原因で元気がない状態になっているケースです。不妊治療中の定期的な精液検査で、その時々によって数値にばらつきがでることがありますが、男性は一時的なストレスや睡眠不足などの影響を受けやすいのです。

この場合、いかにして生活習慣をよい方向へ変えていくかをご提案します。たとえば、食事の内容では脂っこいものや味の濃いものを控えてもらったり、好んでジュース類を飲んでいた人は減らしたり、就寝時間を早める、そういった部分を少し変えて実行するだけでも検査の数値がよくなることは多いのです。

カウンセリングで禁煙のお手伝いをすることもあります

妊娠に悪影響なのが、タバコです。
タバコは女性だけでなく男性の精子にとっても悪影響ですから、妊活するならば禁煙していただきたいのですが、わかっていてもなかなかやめられない人が多いです。そんなときは、カウンセリングで相談しながら、いかに本数を減らし、禁煙に近づけるかお手伝いすることもあります。

具体的に紹介しますと、まず毎日何本のタバコを、いつ吸うのかお聞きします。

「毎日5本は吸います」ということであれば、その5本の中でいつ吸うタバコがご本人にとって重要なのか、その順番をお聞きして、重要度の低いものからやめていただくんです。完全にやめていただくことは難しいですが、カウンセリングで妥協点を一緒に探しながら話を進め、納得したうえで実行される男性がほとんどです。

漢方服用で体を元気にし、分身である精子も元気に!

さらに男性は体質、特にお腹が弱いかたは要注意です。
男性はストレスが原因で胃の調子を悪くすることもありますが、もともと下痢をしやすい、軟便傾向にある場合は、漢方的にみると体そのものの元気や勢いが不足しやすいタイプといえます。精子の動きも弱くなりがちなので、精液検査でも運動率が低いという結果が出やすくなります。

男性不妊を漢方で整えるポイントは大きく3つ

①疲れや年齢的な体力低下に対応する「補腎(ほじん)」

②体質的なエネルギー不足やストレスによる気力消耗に対応する「補気(ほき)」

③めぐりやデトックスを促進するための「駆瘀血(くおけつ)」

これらに対応した漢方を用いることで、男性の体を元気で快調な状態にし、その分身ともいえる精子も力が発揮できるようになるのです。

短期間の漢方服用で、精子の質が改善するケースも

精子は成熟するまで、75日~80日程度が必要といわれますから、漢方服用を始めてから精子の質に完全に変化が表れるまでは、およそ2~3ヶ月程度が一つの目安になると思います。

その一方で、女性の卵子は数が限られていて、どんどん使われて減っていくのですが、精子は日々生み出されますから、その日の体調がそのまま精子量や濃度に反映されるともいえます。

ですから、タイミング法や人工授精、体外受精などにトライする場合、男性は睡眠不足でのぞむよりも、睡眠や休養をしっかりとってのぞんでいただくほうがいいのです。そういった意味では、男性は漢方を1回飲むだけでも変化は見られることもあるでしょうし、2~3日前から飲み始めていただくだけでも、変化を感じられる方もいます。

××をやめたら、精子の運動率20%台→60%超えに!

実際に改善した例をご紹介しましょう。

寒い地域にお住まいで、こたつに入るのが大好きだという男性Aさん。男性は下半身のあたためすぎは精子に悪影響ですが、Aさんはこたつに全身をもぐりこませるのが好きで、かつ毎日のように深夜までゲームを楽しんでいました。人工授精にとり組んでいましたが、精子の運動率は20%台。

そこで、生活を徹底的に見直しましょうとお話し、こたつは膝から下をあたためるように入ること、夜は0時までには寝ること、ジュースをやめることなどをお伝えし、実行しながら漢方薬2種類も飲んでいただきました。

すると2ヶ月後には運動率が60%を超え、精子の状態をよくすることができました。

夫婦で漢方相談を受けることで、より前向きに妊活を

最近はご夫婦で漢方相談に参加するケースが増えていますし、実際、おふたりそろって話を聞いていただくほうが、女性・男性両方の話をいっしょに聞けるので、どうしたら妊娠に近づけるのかといったことが理解しやすいと思います。

女性のみが漢方を服用するとしても、男性の理解があるかどうかで、女性の意欲も変わりますし、男性がサポート体制に入ることで、女性もより前向きにとり組むことができます。
男性もまずは興味をもって、無理なくとり組めることから始めていただくことが大切だと思います。

漢方を飲み続けることで、女性も男性も体の変化を感じていきます。
下記のグラフは、その変化のペースを表したものです。

改善のペースは人それぞれで、
①順調に改善がみられるケースと、
②しばらくの間は改善が進んでいないかのように感じられた後、一気に進むケースがあります。

子宝漢方で実績のある「一陽館薬局」

一陽館薬局は、学園前店、八木本店ともに漢方相談ができる個室が用意されています。
スタッフは全員女性なので、生理のことやご夫婦間のことなど、ほかの人の目を気にすることなく相談しやすい雰囲気です。

オンラインカウンセリングも可能なので、遠方のかたや、ご夫婦でのご相談もぜひ!
一陽館薬局についてくわしくはこちら


妊活カップルにおすすめの「桃福宝」。
一陽館での妊娠実績を漢方的に解析して作られたオリジナルの処方です。
めぐりを整える「赤珠」、授かる力を養う「黒珠」、基礎体力を届ける「碧珠」の3種類。

取材・文/加藤夕子(リワークス)

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薬剤師。女性の体に特化した専門性の高い漢方と、豊富な経験による適切なカウンセリングで支持を得ていいる。1999年正倉館薬局、2004年に一陽館薬局 八木本店を開局。17年に一陽館薬局 学園前店を開業。最新刊『ストレスフリーな妊活で授かりたい』(主婦の友社)が好評。

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