操レディスホスピタル(岐阜県岐阜市)

院長 操 良 先生

医学博士。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。岐阜大学附属病院不妊専門外来8年担当、1992年県下初の体外受精に成功。体外受精・顕微授精、新薬臨床治験で子宮筋腫・子宮内膜症を多数手がける。女性ホルモンの研究で1997年岐阜県医学研究奨励賞、1999年日本内分泌学会研究奨励賞受賞。現在も高度不妊治療施設間の交流に尽力し、研究・治療の向上を図る。

Specialist Interview

1年前から一般不妊治療を続けています。
そろそろ体外受精に踏み切るべき?

妊娠率は高くなりますが、100%ではありません。費用面を含め、ご夫婦で慎重に検討を。わからないことは何でも相談してください

今の治療にストレスを感じているならステップアップを

患者様一人ひとりにあわせたオーダーメイドの治療が可能。体外受精での卵巣刺激でも、幅広い種類の排卵誘発剤を揃えているそうです。

不妊治療の進め方は、クリニックや医師によって違います。ですから、あくまで、当院の方針ということでお答えいたします。
まず、無精子症や卵管閉塞など、絶対的な不妊因子がある場合は、はじめから体外受精をおすすめします。ほかに、体外受精にステップアップするべきなのは、タイミング法や人工授精を続けることにストレスを感じている場合。仕事が忙しかったり、ご夫婦の都合が合わなかったりして、夫婦生活がとりづらく、ストレスを抱えてしまうかた(主に女性)は、たくさんいらっしゃいます。
体外受精は、発育した卵子の状態を採卵することで確認できますし、精子も確実に入れることができます。受精卵が卵管の中で、発育していく様子もタイムラプスで確認できますし、子宮もホルモン剤などでベストな状況にもっていけます。直接は見えないお腹の中のことが、自分の目で確認できる治療です。そこに納得されて治療に前向きになる男性は多いので、タイミングをとるのに男性の協力を得られずギクシャクしてしまう、というご夫婦は、ぜひ試していただきたいと思います。年齢的に時間の余裕がないかたも、ステップアップした方がいいでしょう。
逆に、忙しくて定期的な通院が難しいかたや、金銭的に厳しいかたには、ステップアップを慎重に考えていただきます。特に費用面は重要です。最初に「不妊治療にいくらまで出せるのか、いつまでやるのか」をご夫婦でよく話し合い、予算と期間を決めてください。そして病院できちんと「実際にいくらかかるか」を確かめてください。お金のことを聞くのは、決して恥ずかしいことではありません。
ストレス、仕事、費用、年齢など、事情は人それぞれ。ステップアップするかしないかは、今後の人生設計も含め、ご夫婦でよく話合っていただきたいと思います。

Specialist Interview

体外受精をしているのに結果が出ません。このまま続けていていいのでしょうか?

同じことを繰り返しても時間のロスになるだけ。検査を平行したり、治療方針を変えたり。ときにはお休みも必要です

最適な方法は人それぞれ。オーダーメイドで治療法を探していきます

白い廊下の壁に、カラフルなアクセントがおしゃれな雰囲気に。

体外受精を続けているのに結果が出ないのは辛いですよね。体外受精の成功率は40%と言われていますから、同じような悩みを持っているかたは多いと思います。
同じことを続けているだけでは、時間のロスになる可能性が高いので、詳しい検査をして原因を探ったり、治療計画の見直しをする必要があります。
例えば、なかなか卵胞が発育しない、分割が停止してしまうという場合には、卵巣刺激の方法を変えたりします。人それぞれ、最適な刺激の方法があるので、それを見つけていくのです。刺激が強いほど良いわけではなく、クロミッドだけなど一番シンプルな方法にしたらうまくいった、という例もあります。その人にあったオーダーメイド方式でやっていくことが大切なのです。各種検査を行い、その結果メラトニンやビタミンDなどが基準値に達していないときは、サプリメントで補います。
妊娠反応は出るけれど先に進まない、初期流産を繰り返してしまうかたには、慢性子宮内膜炎や子宮内フローラの検査をして、問題があればその治療をします。炎症を治すには2〜3ヵ月かかることもあり、その間は体外受精ができませんが、採卵を先行させるなどして、少しでも時間のロスがないようにしています。
着床に関して、現時点で究極の治療はPRP療法です。自分の血液から抽出した高濃度の血小板を用いた再生医療の一環で、皮膚科や整形外科では既に一般的な治療法ですが、不妊治療に用いられるようになったのは、ごく最近。実施できる施設はまだ限られていますが、子宮内膜を活性化させ、着床を助けるには非常に高い効果が得られています。私も効果を実感している方法ですので、気になる人はぜひご相談ください。
体外受精を続けることがストレスになっている患者さんには、お休みを提案することもあります。体外受精を数周期やって、休止時期に自然妊娠するのは〝すごく稀〞なケースではありませんよ。

患者様を病院全体でサポート。一人ひとりにベストなオーダーメイドの治療を受けられます

卵の状態をリアルタイムで見る事が可能なカウンセリングルーム。

操レディスホスピタルは、出産から産後までをトータルにサポートする産婦人科病院。不妊治療の分野には特に力を入れていて、生殖医療専門医制度の認定県施設にもなっています。
治療はまず、患者様の話をじっくり聞くことから。1対1のカウンセリングを積極的に行い、その人にベストな治療をオーダーメイドで提案していきます。
培養室の技術レベルは非常に高く、タイムラプス等の最新機器に加え世界の不妊治療における受精卵の凍結・融解技術をリードするリプロライフ社から表彰されました。また、培養士が患者様と直接話をできる機会も多く、治療に関する悩みや疑問、費用のことまでお気軽に相談できます。信頼関係を築きながら治療を受けられるクリニックです。

院長の操良先生と培養室長の糟井さん。カウンセリングで分かった患者さんの状況は操良先生と共有され、治療にも反映されます。

培養器から取り出すことなく受精卵の成長を観察できるタイムラプスなど最新設備の揃った培養室。

シンプルで広々とした待合室。

DATA
住所 岐阜県岐阜市津島町6-19
問い合わせ 058-233-8811
アクセス 車:JR「岐阜駅」より15分、金華橋を渡り北西すぐ
バス:JR「岐阜駅」バスターミナル「岐阜バス」〈 南柿ヶ瀬行〉・〈三田洞行〉「早田東町」下車、徒歩1分
URL https://www.misao-ladies.jp/
備考 駐車場あり
時間
9:30~12:30
15:30~19:00

☆…14:00~17:00(男性不妊外来:第2土曜19:00~21:00)

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