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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 妊活ライフ 35歳からの妊活★タイミング法での夫婦ギクシャク&問題点。生理周期や精神面をととのえる漢方とは?【一陽館薬局の子宝漢方NEWS】

35歳からの妊活★タイミング法での夫婦ギクシャク&問題点。生理周期や精神面をととのえる漢方とは?【一陽館薬局の子宝漢方NEWS】

2022/09/26 公開
2023/06/19 更新

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妊活最初のステップであるタイミング法は、排卵日に合わせて、性交渉をもつ方法。特に性交渉があまり多くないカップルにおすすめです。一口にタイミング法といっても、おもに以下の3つのパターンに分けられます。

①通院せず、自己流でタイミングをとっている。

②通院しているが薬は使わず、卵胞の発育を確認してもらいタイミング指導を受けている。

③通院し排卵誘発剤を使いながら、卵胞の発育確認とタイミング指導を受けている。

それぞれの時期に起こりがちな問題点などについて考えてみましょう。

タイミング法の時期に起こりがちな問題点

自己流タイミングの場合

一般的には「1年妊娠しなければ不妊症」とされます。ですが、実際は仕事が忙しかったり、生活リズムがバラバラで、なかなかタイミングがとれていないということも。

それなのに「1年間妊娠しないから、病院へ行こう」と考えてしまう方が多いと感じます。ですから、まずはある程度の回数タイミングがとれているか、ふり返ってほしいですし、とれていないならばどうしたらタイミングを持てるようになるのかを、夫婦で話し合ってください。
「妊娠できない→医療まかせ」ではなく、いったんカップルで少し考える時間を持てるといいでしょう。

さらに、タイミング法では生理周期がきちんとととのっているかがとても重要です。排卵日の見当がつかないような生理不順や、数カ月に1度しか生理がこない人は、タイミングが合う回数がもともと少なく、妊娠するチャンスも激減します。こうした基本的なことに目を向けて、今一度妊活について考えてみてほしいと思います。

クリニックで卵胞チェックをしている場合

排卵日が明確になるので、自己流よりもタイミングはとりやすくなります。一方でプレッシャーを感じることがふえてきます。
「タイミングをとること」自体がストレスになって、イライラク、ヨクヨしてしまったり、夫婦それぞれの妊活に対する温度のズレがあらわれてくるのも、この時期特有の問題といえます。

医師指導のもと排卵誘発剤などを用い、卵胞チェックをしている場合

このケースでは、薬の影響に着目しなければなりません。

副作用がなく、体調が乱れたりすることもなければ、妊娠へのチャンス拡大となります。ですが中には、薬があわず副作用が出てしまったり、生理周期が乱れたり、なんらかの不調を感じたりするかたがいます。

タイミング法の時期に大事なのは「生理周期を安定させること」

これら3つのパターンで共通していえるのは、タイミング法の時期には、「生理周期を安定させること」が非常に重要であるということです。

生理不順になる原因は、ストレス、体質、生活習慣などさまざまあり、漢方では原因に合わせてそれぞれ処方を変えて対応します。また、漢方では精神面も含めてケアできるので、感情がなんらかの影響を受けることを、最小限におさえることができます。

ただし、自己流でタイミングをとっている場合は、病院で基本的な不妊検査だけは受けておきましょう。もし、医学的な治療の対象となるトラブルがみつかれば、タイミング法での妊娠はむずかしいケースがあります。手術や治療が必要だったり、年齢によっては高度治療を急いだほうがいい場合があるからです。

タイミング法×漢方 おすすめのはじめ方とは?

タイミング法では、女性の生理周期を安定させ、生理の不調がない状態にととのえることが最優先になります。経血量が多い、少ない、排卵日がずれる、高温期が短い、低温期が長い、といった不調があれば、それぞれに対応する漢方を処方し、体質改善をつみ重ねていきます。

可能であれば夫婦二人で漢方服用を始めてもらうのが理想ですが、この時期は男性がまだ検査をしていないことも多いため、まずは女性からはじめてもらうことが多くなります。

生理周期別・タイミング法のときの漢方処方例

漢方の処方としては、ベースとなる「体質改善」のための漢方はみなさんに用いますが、それに加えて、人それぞれの苦手な部分をフォローする漢方をたしていきます。
どんな処方が多いか、生理周期ごとにみていきましょう。

1.生理が始まったとき。

経血が勢いよく流れて子宮のなかがととのうように、子宮内の血のめぐりを考えた漢方をおすすめします。

2.低温期

卵が発育していくときですから、体の血のめぐりをよくすることで子宮や卵巣に栄養がしっかり届くようにします。血のめぐりが悪いと代謝バランスも乱れやすくなるので、基礎体温を安定させる意味でも、血液の循環をととのえることがベストです。

3.排卵期

体のホルモンバランスが大きく動く時期なので、スムーズに変化することが必要になります。そのためには元気、気力が必要。ふだんから体力がないかたや、おなかが弱いなどのエネルギー不足の人は、「気」を補う「補気」作用のある漢方で、元気度アップをはかります。

4.高温期

受精卵が着床し、それを維持することが必要な時期。黄体ホルモンがしっかり分泌されることが大切です。卵巣の働きとしてしっかりホルモンを作れるよう、「補腎」の作用がある薬を処方します。

タイミング法がうまくいかないときは、ぜひカウンセリングを利用して

タイミング法でなかなか妊娠につながらないことが続くと、次第にストレスを感じはじめると思います。こうしたストレスや不安感と、いかにうまくつき合っていくかも大事なことです。漢方薬局では、そういった人に話しづらい妊活の悩みをお聞きするカウンセリングも行っています。

まずは、あせらないこと。気持ちがかたむいていると、見る目もかたよってしまい、よい情報を得てもそれを受けとめる気持ちになれない状態に陥ってしまいます。おいしいものを食べたり、趣味に没頭するなど、ふだんからできるだけリラックスして過ごしましょう。

思ったように結果が出ないのであれば、それを生活習慣を見直すきっかけと考えてみるのも手です。

妊娠にいたらないということは、体に改善を必要としている部分があるということ。睡眠のとり方や食事の内容がかたより過ぎていないか、体が冷えていないかなど、見直してみてください。体をととのえて元気に過ごすことで、精神的にも安定し、妊活がうまくすすむことが多くあるからです。

子宝漢方で実績のある一陽館薬局


一陽館薬局は、学園前店、八木本店ともに漢方相談ができる個室が用意されています。
スタッフは全員女性なので、生理のことやご夫婦間のことなど、ほかの人の目を気にすることなく相談しやすい雰囲気です。

オンラインカウンセリングも可能なので、遠方のかたや、ご夫婦でのご相談もぜひ!
一陽館薬局についてくわしくはこちら

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取材・文/加藤夕子(リワークス)

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薬剤師。女性の体に特化した専門性の高い漢方と、豊富な経験による適切なカウンセリングで支持を得ていいる。1999年正倉館薬局、2004年に一陽館薬局 八木本店を開局。17年に一陽館薬局 学園前店を開業。最新刊『ストレスフリーな妊活で授かりたい』(主婦の友社)が好評。

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