特別な材料は必要なし!授かり薬膳

特別な材料は必要なし!授かり薬膳

第2回

月経周期にあわせた食事【②卵胞期】

中医学には月経周期を4つにわけ、それぞれの時期の体の状態に合わせて漢方薬を飲み分けるという不妊の治療法があります。薬膳も考え方は同じで、それぞれの時期にあった働きのある食材を摂ることで、妊娠しやすい体に整えていくことができます。

基礎体温グラフ

前回に引き続き、月経周期にあわせた薬膳をご紹介します。 第2回目は卵胞期の食事です。卵胞期は月経が終わってから、排卵が起こるまでの間の期間を指し、この時期は卵を育てるという大切な期間になります。

卵の栄養は「血」ですから、この時期は「血」を増やすような食材をとりましょう。 また「気」は「血」を生むという関係性があります。そのため「血」を補う時は、「気」を補うことも大切です。

薬膳の考え方のもと、バランスをとったメニューになっていますから、3品一緒に摂ることをおすすめします。

  • ・・・「気」を流す食材
  • ・・・「血」を流す食材
  • ・・・「気」を補う食材
  • ・・・「血」を補う食材
  • ・・・「腎」を補う食材

※「腎」はホルモンを管理しているところで、腎が弱くなると生殖機能が衰えてきます。
妊活では「腎」を補うことも重要です。

※「気」「血」「津液」については、こちらを(https://akahoshi.net/health_food/)を参考にしてください。

牛ひき肉とほうれん草のトマトパスタ

「血」を補い、流す働きのある牛肉は、卵胞期にはありがたい食材。ほうれん草も「血」を補ってくれます。

牛ひき肉とほうれん草のトマトパスタ

材料(2人分)

牛ひき肉 100g
ほうれん草 2茎
トマト缶 1缶
にんにく ひとかけ
たまねぎ 半分
パスタ 160g
オリーブオイル 大さじ1
小さじ1
こしょう 適量

作り方

フライパンにオリーブオイルをひいてスライスしたにんにくとたまねぎを炒める。トマト缶詰を加えて塩、こしょうをしてさらに炒め、15分ほど火にかけて煮詰める。

別のフライパンで牛ひき肉を炒めたら、①と茹でておいたパスタ、洗ってから3センチ程度に切ったほうれん草を加えて炒める。

人参とじゃが芋のお焼きふう

薬膳では、黒い食材は「腎」によいと考えます。「腎」と「血」を補うひじきをおいしく食べましょう。

人参とじゃが芋のお焼きふう

材料(2人分)

じゃがいも 1個
人参 2分の1本
ひじき 5g
1個
小麦粉 100g
100cc弱
小さじ1
サラダ油 適量

作り方

じゃがいもは太めの千切り、人参も千切りにし、ひじきは水で戻す。この時、じゃがいもは水にさらさないようにする。

ボウルに卵を割りいれてよくほぐしてから、小麦粉も入れる。生地のねばりを見ながら水分を加えて、塩と①を入れる。

フライパンに油を引いて、②を流しいれ、こんがりと焼く。

山芋と卵のスープ

漢方薬でも使われるクコの実は、体にうるおいを与え、「腎」を補う働きがあります。老化防止の作用もあり、生殖機能をサポートする働きもあります。

山芋と卵のスープ

材料(2人分)

山芋 100g
クコの実 10g
1個
薄口醤油 大さじ1
2カップ

作り方

山芋は食べやすく切る。鍋に水と山芋を入れて煮る。

薄口醤油で味を整え、沸いている①に溶き卵を回し入れ、クコの実を加える。

瀧本靖子先生

瀧本靖子先生

中国医学研究家、国際中医師、国際薬膳師、日本薬膳師、管理栄養士、オールアバウトガイド、ソムリエ協会認定ワインエキスパート。実践女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、漢方と食事で病気の治療をする病院の食養内科に勤務。その後、老人福祉施設で管理栄養士として勤務。その頃、中医学のおもしろさに魅了され、中医学、薬膳を学ぶ。2005年4月に横浜・青葉台で「薬膳料理レストラン心味」を開店。2006年より「薬膳教室心味」をスタートさせる。

薬膳料理教室 心味
http://www.yakuzen-cocomi.com/

調理アシスタント:日本薬膳師
http://yakuzen-jissengakuin.jp/license

薬膳で、妊娠する人が増えています!

瀧本先生が主催する「薬膳教室心味」では、妊活中の方向けの講座も実施しています。そこで、薬膳を受講し妊娠された方からコメントをいただきました。食事や生活の参考にしてくださいね。

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