第6回
先月に引き続き、基礎体温を整える献立をご紹介します。
12月は気温もグッと低くなって、寒がりな人、冷え症の人にはつらい季節です。もともと基礎体温で高温期が低い人は、外気の影響を受けてさらに低くなってしまう場合も。
そこで、体を温める力を強くすることをポイントに、メニューを考えました。
おいしく食べて、体を温めましょう。
薬膳の考え方のもと、バランスをとったメニューになっていますから、3品一緒に摂ることをおすすめします。
※「腎」はホルモンを管理しているところで、腎が弱くなると生殖機能が衰えてきます。
妊活では「腎」を補うことも重要です。
※「気」「血」「津液」については、こちらを(https://akahoshi.net/health_food/)を参考にしてください。
ピリ辛味のチリコンカンは、エビ入りで体をポカポカに。老化防止の作用があるクコの実はトマトソースにも合いますし、みりん、醤油につけても。1日大さじ1杯食べるといいですよ。
材料(2人分)
エビ![]() |
20g |
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豆類![]() |
乾燥で20g |
トマト缶 | 1/2缶 |
たまねぎ![]() ![]() |
1/2個 |
クコの実![]() |
10g |
唐辛子 | 1本 |
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オリーブオイル | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1 |
コショウ | 少々 |
作り方
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豆類は硬めにゆでる。たまねぎはみじん切りにする。エビは茹でた豆と同じサイズに切る。 |
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フライパンにオリーブオイルをひいて唐辛子を熱し、その後①のたまねぎを加えて炒める。 |
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2分ほど炒めたら、①の豆とトマト缶を加える。ふたをして弱火で20分ほど煮込む。 |
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塩、コショウ、クコの実、エビを入れて、蓋をはずして5分ほど煮る。 |
フライパンなしで作れるお手軽メニュー。サーモンとニラが体を温めてくれます。アツアツをいただきましょう。
材料(2人分)
サーモン![]() |
2切れ |
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パプリカ | 1/4個 |
ニラ![]() |
適量 |
ニンジン![]() |
少し |
塩 | ひとつまみ |
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コショウ | 少々 |
酒 | 小さじ2 |
作り方
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サーモンに塩、コショウをする。パプリカは薄く切り、ニラは3センチの長さに切る。ニンジンは薄切りにする。 |
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アルミホイルに①のサーモンをのせて、パプリカ、ニラ、ニンジンものせたら酒をふり入れて、包む。200度のオーブントースターで15分ほど焼く。中を開いてサーモンに火が通っていれば完成。 |
かぼちゃのやさしい甘さが楽しめるリゾットです。キノコはしいたけ、しめじ、エノキなど何でもOK。にんにくの風味がきいて、食欲のわくおいしさですよ。
材料(2人分)
米![]() |
1/2カップ |
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お好みのキノコ![]() |
適量 |
かぼちゃ![]() ![]() |
100g |
にんにく![]() |
ひとかけ |
豆乳 | 100cc |
オリーブオイル | 大さじ2 |
白ワイン | 50ml |
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塩 | 小さじ1 |
コショウ | 少々 |
鶏がらスープ | 400cc |
作り方
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オリーブオイルを鍋にひいて、みじん切りにしたにんにくを炒める。 |
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①に洗っていない米を加え、焦げないように炒める。米が透き通ってきたら、白ワインを加える。アルコールが飛んだら鶏がらスープを少しずつ加える。 |
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薄く小さく切ったかぼちゃを加え、米がアルデンテ程度になったら、食べやすく切っておいたキノコ類を加える。塩、コショウ、豆乳を加えて5分ほど煮る。 |
瀧本靖子先生
中国医学研究家、国際中医師、国際薬膳師、日本薬膳師、管理栄養士、オールアバウトガイド、ソムリエ協会認定ワインエキスパート。実践女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、漢方と食事で病気の治療をする病院の食養内科に勤務。その後、老人福祉施設で管理栄養士として勤務。その頃、中医学のおもしろさに魅了され、中医学、薬膳を学ぶ。2005年4月に横浜・青葉台で「薬膳料理レストラン心味」を開店。2006年より「薬膳教室心味」をスタートさせる。
薬膳料理教室 心味
http://www.yakuzen-cocomi.com/
調理アシスタント:日本薬膳師
http://yakuzen-jissengakuin.jp/license
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瀧本先生が主催する「薬膳教室心味」では、妊活中の方向けの講座も実施しています。そこで、薬膳を受講し妊娠された方からコメントをいただきました。食事や生活の参考にしてくださいね。
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