特別な材料は必要なし!授かり薬膳
手軽にできる薬膳で、授かりやすい体になりましょう
いつも私たちが口にしている、ご飯や野菜や肉・魚。薬膳ではこれらの食材にはそれぞれに薬効があり、この薬効をもとに食材を組み合わせて摂ることで、健康な体になろうとするのが薬膳の考え方。中医学の理論にもとづいた料理ですが、特別な食材や技術は必要なありません。中医学の知識を少しずつ学びながら、薬膳で妊娠しやすい体をめざしましょう。
薬膳で、妊娠する人が増えています!
瀧本先生が主催する「薬膳教室心味」では、妊活中の方向けの講座も実施しています。そこで、薬膳を受講し妊娠された方からコメントをいただきました。食事や生活の参考にしてくださいね。
中医学の基礎知識
中医学では、人間の体は「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)」から成っていると考えます。
この3つが過不足なくあって、滞ることなくめぐっている状態が、健康です。
しかし、どれかが足りない、もしくは滞ってしまうと、妊娠にも悪影響があります。
「気」が足りない・滞る | 高温期が維持できない、切迫早産になりやすい、卵子に栄養がいきにくい、卵子の育ちが悪い、など。 |
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「血」が足りない・滞る | 月経期間が短くなる、内膜が薄くなる、卵子の育ちが悪い、月経期に基礎体温が下がりにくくなる、など。 |
「津液」が滞る | 津液の流れが悪かったり代謝が悪いと、むくみがでる。むくみがあると「気」や「血」の流れが悪くなる、ホルモンの流れが悪くなりホルモン値が低下する、など。 |
第24回
気持ちを前向きにする(メンタルを落ち着かせる)②
第23回
気持ちを前向きにする(メンタルを落ち着かせる)①
第22回
血流をよくする②
第21回
血流をよくする①
第20回
冷えを改善する②
第19回
冷えを改善する①
第18回
男性が元気になる②
第17回
男性が元気になる①
第16回
子宮内膜の状態を整える②
第15回
子宮内膜の状態を整える①
第14回
卵子の質を高める②
第13回
卵子の質を高める①
第12回
ストレスをやわらげる②
第11回
ストレスをやわらげる①
第10回
卵の育ちをよくする②
第9回
卵の育ちをよくする①
第8回
ホルモンバランスを整える②
第7回
ホルモンバランスを整える①
第6回
基礎体温を整える②
第5回
基礎体温を整える①
第4回
月経周期にあわせた食事【④黄体期】
第3回
月経周期にあわせた食事【③排卵期】
第2回
月経周期にあわせた食事【②卵胞期】
第1回
月経周期にあわせた食事【①月経期】
Profile
教えていただいたのは・・・
瀧本靖子先生
中国医学研究家、国際中医師、国際薬膳師、日本薬膳師、管理栄養士、オールアバウトガイド、ソムリエ協会認定ワインエキスパート。実践女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、漢方と食事で病気の治療をする病院の食養内科に勤務。その後、老人福祉施設で管理栄養士として勤務。その頃、中医学のおもしろさに魅了され、中医学、薬膳を学ぶ。2005年4月に横浜・青葉台で「薬膳料理レストラン心味」を開店。2006年より「薬膳教室心味」をスタートさせる。
薬膳料理教室 心味
http://www.yakuzen-cocomi.com/
調理アシスタント:日本薬膳師
http://yakuzen-jissengakuin.jp/license