流産をきっかけに、体質改善に目覚める|SILVAの妊活のハナシ。

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第3回

流産をきっかけに、体質改善に目覚める

「もう一度妊娠したい!」その思いで次に進めました

流産を経験してから、次の妊娠に気持ちを向けるのは、なかなか難しかったですね……。通っていた婦人科では、「出血が続いたり感染症の可能性もあるから、性行為は1カ月ほど様子を見てから再開したほうがよい」と言われましたし、なにより流産のショックから私自身が抜け出すのにも時間はかかりました。
知識が何もないまま妊娠して、うかうかしていたら流産してしまった自分を責める日々でしたが……。やっぱり「妊娠したい!」って思ったんです。そして、もう一度妊娠するためには、まずは自分が元気な状態にならなければ!と思いました。

次の妊娠を望む前に、まずは自分自身の準備から

妊娠というできごとを一瞬でも体験してあらためて、「妊娠は自分の体の中で起きる」ということをものすごく実感したんです。それで、次の妊娠や次の性行為を急ぐよりも、まずは妊娠というものがどういうことなのかきちんと勉強して、次の妊娠への“準備”をすることが大事だと思いました。
何もせずに今のまま次の妊娠を望んでも、「また流産するんじゃないか」って、どうしてもドキドキしてしまうーー。けれど、きちんと勉強して体も万全の状態に整えておいたら、そういう不安が少しでも減らせて、前向きな気持ちで妊娠に臨めるはず! そう思ったんです。

妊娠から出産までのことをイチから勉強!

最初にしたのは、妊娠から出産までの10カ月間の流れを記した本にひと通り目を通すことでした。実は妊娠当初にも読んでいたのですが、妊娠3〜4カ月あたりのところでキャッキャしてしまって、最後までは読んでいなかったんです。初めて最後まで読み進めると、十月十日(トツキトオカ)の間には母体にはいろいろなことが起こるし、それ以外にも分娩方法や産院選び、費用などやるべきことがたくさんあると知りました。こんなに大変なら、やっぱりしっかり体をつくらないといけないなと痛感!

そしてカラダづくりをスタート

まずは、食べ物と飲み物を変えました。1人暮らしを始めた18歳のときからずっと自炊でしたので、それほど不摂生ではありませんでしたが、例えば酵素のこととか、ハーブやオーガニックなどについては深い知識はなかったので、勉強して、取り入れられそうなものは取り入れてという感じで。
体温を上げることと免疫力をつけることを重視して、安全で体にいいものを少しずつ取り入れていきました。体って自分が食べているもの、飲んでいるものでできているんですよね。本当にあたり前のことなのですが、つい忘れてしまいがち。それを再認識できました。食べ物や飲み物を変えることなら、誰にでも意外と簡単にできるんです。

趣味が一つ増えた感じで気楽にチャレンジ

カラダづくりといっても、アスリート並みのストイックな節制生活を始めたわけではありません。“ガマン”や“無理矢理”ということではなく、気楽に試していたので、どちらかというと趣味が一つ増えた感じです。いいものは取り入れて、ダメなものはちょっとやめて、という程度。
週3回の外食を週1回に減らして家で食べるようにしたり、お酒も、もともとそんなに飲まないほうですが、さらに控えるようにしたりとか。体を冷やさないように冷たいものはやめて、水筒を持ち歩くようにもなりました。それから徐々に、早寝早起きをして十分な睡眠をとるように心がけたり、ホットヨガに通って積極的に運動をするようにしたりと、生活自体もどんどん変えていきました。

体を整えることで、自分に自信がつきました

そうしていくと、心がすごく前向きになれたんです。そのころは、何かしていないとどうしても流産のことを考えてしまったのですが、少しずつでも体にいいことをしていると思ったら、効果がまだ目に見えなくても、やればやるほど自分に自信がついてくるんです。
「私、今日も明日もヨガに行ってる!」とか、「夏でも温かいものを飲んで体を冷やさないようにしてる!」とか、自分の体がどんどん健康になっていると思ったらうれしくて! そういう小さなことが積み重なって、次の妊娠に向けて気持ちがどんどん前向きになっていきました。すると、効果も自分で実感できるほど現れてきます。風邪も引かなくなったし、体力もついたし。人生で一番健康といってもいいくらいでした。

「やせてるね」より、「健康的」と言われたい!

でも、やっぱり、カラダづくりをすることで、何よりも心が変わったことが大きかったです。女性は「やせてるね」と言われるとうれしいものですが、それがうれしいともなんとも思わなくなりました。それよりも「健康的だね」って言われるほうがずっとうれしくて、自分の自信につながりました。実際、体が必要なものを必要な分だけ摂れば、太りすぎることももやせすぎることもなく、適正体重をキープすることができるんですよ。
そうそう、うれしい変化がもうひとつ。早寝早起きの健康的な生活をしていると、だんだんと同じ時間帯で行動している友だちとしか連絡をとらなくなって、健康に関する情報がいっぱい集まってくる(笑)。同じように妊活している人や、小さな子どもを育てているママさんたちともどんどんつながって、いい循環も生まれました。

心が元気になると、流産直後は勇気がでなかった次の妊娠に向けての意欲もでてきました。次回は体質改善後にトライをしたタイミング療法についてお話ししますね。

Profile

SILVA(シルバ)

アーティスト。1998年にデビュー以降、歌手やDJとしての活動にとどまらず、バラエティ、ドラマ、ラジオ、舞台などでも活躍。2008〜2011年はニューヨークで音楽活動を行う。2011年より再び活動の場を日本に移す。2015年7月に結婚と妊娠を発表。同年12月23日に長女出産。