幸町IVFクリニック(東京都府中市)

雀部 豊先生

院長 雀部 豊 先生

1989年東邦大学医学部卒業。同大学第1産婦人科に入局。93年同大学院医学研究科修了、医学博士。94年アメリカへ留学し、着床前診断の研究に携わる。2002年幸町産婦人科副院長、11年幸町IVFクリニック院長。日本生殖医学会生殖医療専門医。日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医。

体外受精専門の施設として原因を追究し、
きめこまやかな治療を実施

体外受精は千差万別。
見えない部分の違いが結果を左右する

クリニック外観

京王線・府中駅から徒歩4分という好アクセスの幸町IVFクリニック。駐車スペースも完備。月2回開催する体外受精セミナーでは、雀部院長が治療内容についてくわしく説明しています。

京王線・府中駅から徒歩4分ほど、駅の近くながら静かな環境にある幸町IVFクリニックには、多摩地域をはじめ広い範囲から患者さんが訪れています。クリニックの名称に「IVF」を冠するように体外受精を専門とした施設で、治療をステップアップして初めて体外受精にトライする人、また他のクリニックから転院してくる人も多いそうです。

「ひとくちに『体外受精』といっても、その内容はクリニックによって千差万別。目に見えない部分の違いが結果につながってくるのです」と雀部豊先生。体外受精では、1度に複数の卵子を採卵するために排卵誘発剤を使って卵巣を刺激しますが、その方法は人によって違うのでしょうか?

「さまざまな卵巣刺激法から、一人一人の状況によって刺激法を選びます。また、1回目の体外受精で妊娠しなかった場合は、治療内容を見直し、2回目は別の卵巣刺激法に変えることも。そのかたの体やそのときの状況に応じて、薬の種類や量を細かくカスタマイズすることがたいせつです。さらに受精卵を何日間培養するか、いつ子宮に戻すか、どの時点で凍結するか、凍結胚を子宮に戻すタイミングなど、治療には多くのバリエーションがあります。ひとつのやり方にこだわるのではなく、妊娠の可能性の高い治療法を検討して、患者さんに提案しています」

体外受精は治療であり検査の意味もあります。
原因不明こそトライを

培養室

クリーンな環境の培養室。特殊な顕微鏡で卵子の紡錘体を確認し、染色体を傷つけずにより精密な顕微授精を実施。また、元気な精子を選別する新機器を用いて精子のダメージを減少。受精卵の発育の評価を行なうタイムラプスイメージングも導入しています。

「体外受精は〝妊娠が成立しない原因を探る検査〞としての側面も持っています。体外受精で結果が出なかったのはどこに原因があったのか、それを検証することができるからです。原因と考えられるものが見つかれば、そこにフォーカスして治療を進めていきます」

例えば、着床障害が疑われる場合には、子宮内膜の状態をさらにくわしく調べることも。なかでも雀部先生が重視しているのが、子宮鏡および子宮内膜組織診による慢性子宮内膜炎の診断です。

「子宮鏡で子宮内を直接観察することで、子宮内膜ポリープや子宮粘膜下筋腫など、子宮内のトラブルの診断ができます。同時に子宮内膜組織診(病理検査)を行なうことで、よりくわしく正確な診断ができるのです」もしも慢性子宮内膜炎と診断された場合は、抗生物質で炎症を抑え、乳酸菌で子宮内膜の状態を改善したのち、胚移植を行ないます。

通常の体外受精では、精子と卵子を同じ容器に入れて自然に受精するのを待ちますが、なかには受精しないケースもあります。そうした場合、追加で顕微授精をすることを「レスキューICSI」といい、同クリニックではこれを行なっています。「顕微授精への切り替えの見極めはとてもむずかしく、手間もかかります。しかし、これにより不必要な顕微授精を行なうことなく、採卵した卵子を最大限に有効活用することができます」受精しないと不安だから……と最初から顕微授精をするのは過剰医療につながるおそれもあるのでそれを避け、必要な場合にのみ顕微授精を行ない、実績をあげています。

体外受精と体質改善。
プレコンセプションケアで治療効果を高める

手術室

体外受精の採卵や胚移植を行なう手術室。デスク周りのナチュラルなトーンが緊張感をやわらげます。

また、毎日の食事や睡眠、運動、生活習慣の見直しなど、妊娠に向けて体や生活をととのえる「プレコンセプションケア」にも力を入れています。

「体の土台をしっかりつくることは、体外受精の成績アップにつながります。実は、鉄やビタミンDの不足、糖代謝や脂質代謝の異常などが妊娠の邪魔をしているケースも。体外受精がうまくいかないとき、こうした可能性についても調べて、適切に対処しています」生殖医療専門医による多方面からの治療と患者自身の体づくりの両輪で体外受精に取り組んでいます。

クリニックの特長

  • 一人一人に合った卵巣刺激法を判断し提案
  • 体外受精によって得られた情報を分析して原因を究明
  • 優秀な人材と最新機器の導入で高いレベルの培養室を実現
  • 妊娠に向けた体づくりなどで治療効果を向上

先生からのメッセージ

体外受精を1回やると妊娠に関するたくさんの情報を得ることができます。仮にその周期に妊娠が成立しなかったとしても、得られた情報をよく分析して次の治療に繋げていくことが重要です。毎月開催しているセミナーでは、治療内容や進め方、体外受精のスケジュール、卵子や受精卵のことなど、生殖医療専門医の視点からくわしく説明しています。

受付

洗練された雰囲気の受付。

リカバリールーム

採卵のあとに休憩するリカバリールームは、ドアで仕切られた個室タイプ。落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと休めます。

待合室

白を基調とした待合室。

住所 東京都府中市府中町1-18-17 コンテント府中1・2階
電話番号 042-365-0341
アクセス 京王線「府中駅」より徒歩4分
URL http://www.saiwaicho.com/
診療時間
9:00~
12:00
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15:00~
18:00
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△…15:00~16:00
※完全予約制