知らないと乗り遅れてる?今さら聞けない「フェムテック」って何のこと?どう活用するのが正解なんだろう…をドクターに聞きました
illust/Saori Nogishi
画像ギャラリー女性だからできることもあれば、女性だからこそ苦しむ健康やカラダのことも。そんな悩みをサポートしてくれるのがフェムテック&フェムケアアイテム。日々進化しているフェムテックを妊活中にとり入れるポイントを不妊治療専門医に聞いてみました。
よく耳にするようになった「フェムテック」って何?
フェムテック(FemTech)とは、女性(Female)とテクノロジー(Technology)をかけ合わせた造語です。
女性が抱える健康や身体的な悩みをテクノロジーで解決する製品やサービスのことを指します。2012 年ごろから起業家や投資家の間で使われ始めた言葉で、日本でもようやくムーブメントになってきました。
フェムテック、どんなアイテムがあるの?
まだ言葉ができてから10 年もたっていないため、実はどこまでがフェムテックに入るのかといった明確な定義はありません。
今のところ、月経(生理)や妊活をサポートする商品やサービス、妊娠・産後・更年期の悩みに寄り添うもの、ウェルネス全般などさまざまです。フェムテックはモノだけでなく女性の心身にまつわる、いろいろなお困り事を変えていこうというムーブメントにもなってきていると思います。
フェムテックを妊活・不妊治療中
どう活用する?
どう活用する?
不妊治療には、
①不妊治療へのアクセスの壁
②金銭的な壁
③機会の壁
という3つの壁があります。
まず『アクセスの壁』は、不妊専門クリニックを受診するまでの壁。通院する時間的なハードルもあれば、時間はつくれてもクリニックに行くこと自体に勇気が必要といった面もあります。
2つ目の『金銭的な壁』は、一般的に不妊治療、特に体外受精は高額負担になるケースが多いことです。
3つ目の『機会の壁』は、仕事が忙しかったり、周りの理解が得られなかったりなど、通院し続けるうえでの課題。これらは私たち医療者サイドだけでは解決できないところなんです。
それらをフェムテックによって改善していければという期待は大きいです。
妊娠にはタイムリミットがあるのも事実!上手に活用しましょう
たとえばおりもので排卵日を予想したり、唾液でプロゲステロンの濃度を測定できたりする検査キットがあるのですが、そういう在宅のデバイスを利用して、タイミング法を通院せずに家庭でトライすることができれば、アクセスの壁のハードルはだいぶ下がると思います。
また、SNSアプリで不妊治療に関する相談ができるサービスなども、妊活や不妊治療に関する知識や思考の整理をしたり、精神面のサポートを受けられたりするので利用してみるのもひとつの手です。
一方で、妊娠にはタイムリミットがあり、医師に相談をしたほうがいい場合も。
専門医のアドバイスを受けながら、フェムテックを活用するのがいいかもしれませんね。
患者さんが受診しやすい環境整備も重要なので、関係省庁と連携して、不妊治療をする従業員への理解を促す政策などの提案なども行っていけたらと思っています。
関連タグ
- 24時間
- 月間
-
1〈アラフォー妊活〉婦人科系疾患や2人目不妊など40歳前後に多い不妊原因にきめ細かい対応をめざす【にしたんARTクリニック】2【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈立川ARTレディースクリニック〉院長・右島富士男先生3【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!4【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈神奈川レディースクリニック〉胚培養士・鈴木亮祐さん5【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!実際に使ってみてどうだった?妊娠しましたレポートも6〈アラフォー妊活〉体外受精の保険適用回数を考えて治療を進めることが大切【神奈川レディースクリニック】72024年下半期の授かり運/リマーナすずの妊活占い8村上佳菜子さんが表紙『妊活スタートBOOK』/注目の卵子凍結/産婦人科医YouTuberの妊活の心得【あかほし注目トピックス】9あかほし会員登録(無料)しませんか?うれしい特典がいっぱい【赤ちゃんが欲しい】10南明奈さん「正直、妊娠検査薬に線が入る日はくるのかなと思ったこともありました」体質改善&治療を経て男の子のママに【独占インタビュー】
-
1【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!22024年下半期の授かり運/リマーナすずの妊活占い3〈アラフォー妊活〉婦人科系疾患や2人目不妊など40歳前後に多い不妊原因にきめ細かい対応をめざす【にしたんARTクリニック】4【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!実際に使ってみてどうだった?妊娠しましたレポートも5【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈立川ARTレディースクリニック〉院長・右島富士男先生6「今月もダメだった…」34歳で授かるのって難しいのかな。会社で評価されても私の心は晴れなくて【30%~私の妊カツ~】#1(前編)7【精液検査の体験記】「なんだかんだで採精室にワクワク!」人気ブロガーが赤裸々レポート!8あかほし会員登録(無料)しませんか?うれしい特典がいっぱい【赤ちゃんが欲しい】9「健康な30代でも1年以内に妊娠する確率は30%前後」そんなこと知らなかった【30%~私の妊カツ~】#6(前編)10〈アラフォー妊活〉体外受精の保険適用回数を考えて治療を進めることが大切【神奈川レディースクリニック】