自分で自分に注射するの?不妊治療の自己注射、どんなメリットがあるのか知りたい【体外受精のギモン】
不妊治療
2023/07/15 公開
2023/08/01 更新
体外受精の際には、採卵を行うために排卵誘発剤を使うケースがあります。
今回はその中でも、自ら注射することで通院せずに排卵を促す方法である、排卵誘発剤の「自己注射」に着目。自己注射とはどういったものなのか?
使い方が難しかったり注意しなければならないことがあったりするのか?という疑問にお答えいただきました。
【質問】
同僚が自己注射をしているそうです。どういうものですか?
同僚が自己注射をしているそうです。どういうものですか?
質問者データ
●Sさん 32歳
●妊活歴2年
同僚が体外受精で自己注射をしていると聞きました。
自己注射とはどういうものですか?使う際の注意点はありますか?
関連リンク:体外受精、どんな治療なの?まず流れを知りたい
【ドクター回答】
排卵誘発剤をご自宅で患者さん自身が打つ方法です
排卵誘発剤をご自宅で患者さん自身が打つ方法です
体外受精では採卵のため、排卵誘発剤を使います。
その排卵誘発剤を患者さんご自身が打つのが自己注射です。ご自宅で打つことで通院回数を減らせるメリットがあります。
あらかじめ薬が調合されているペン型で行う方法と、自分で薬を精製する必要がある注射器を使う方法の2つがあり、月経3日目から1日1回、7~10日間ほど、下腹部に注射します。
ペン型はダイヤルを合わせて打つだけなので簡単ですが、注射器を使う場合は事前に講習に参加して、薬の精製方法などの練習が必要になります。
薬剤にはhMG製剤とリコンビナントFSH製剤があり、どちらも卵胞を育てる働きがありますが、ペン型の場合はリコンビナントFSH製剤のみで、価格も高めになります。
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●【体外受精&顕微授精】自己注射のやり方を徹底解説!各プロセスの写真つき
●不妊治療で使う「排卵誘発剤」の効果や副作用、使い方は?
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