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今年絶対妊娠したい!体外受精に興味があるけど、採卵が不安…。痛みはある?体への影響・副作用が心配です【専門医に聞いてみました】

2023/07/02 公開

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今年、絶対妊娠したい!と不妊治療をスタートし、ステップアップも視野に入れて情報収集する方も多いでしょう。はじめての不妊治療に、素朴な疑問や不安は多いはず。

「赤ちゃんが欲しい」編集部に寄せられたさまざまな質問から今回は、体外受精も視野に入れ人工授精にトライしている方の質問に、不妊治療専門ドクターが答えてくれました。

そもそも体外受精とは?

体外受精は、卵子と精子をそれぞれ取り出して人工的に受精させ、育った受精卵を体内に戻す方法です。

排卵誘発剤を使って卵巣を刺激し、複数の卵子を育てます。同じ人でも、体の状況によってベストな排卵誘発法が異なるので、超音波検査やホルモン値をはかりながら、どの薬をどれぐらい使うかを決めていきます。卵胞が十分に成熟したら、採卵日が決まります。

関連記事:検討前に…体外受精の流れを知っておきたい!

【質問】体外受精の採卵は痛みなどの副作用はありますか?

質問者データ
Yさん 28歳
妊活歴2年

人工授精にトライ中ですが、体外受精も考えて情報を集めています。
採卵時に痛みや気持ち悪くなるなどの副作用はありますか?

【ドクター回答】局所麻酔の場合はそれほどの副作用はありません

採卵の際には麻酔を使います。麻酔には全身麻酔と局所麻酔とがあり、全身麻酔の場合は、眠った状態になるので痛みは感じませんが、起きたあとに痛みや気持ち悪さが残ります。

一方、局所麻酔は一部分のみ麻酔が効いた状態になり、意識はあります。この方法では多少の痛みは感じますが、実際にはそれほど痛くないようで、麻酔後の気持ち悪さもありません。ただし、卵巣が麻酔の針が届かない位置にある場合はできません。

採卵当日は、点滴ルートを確保してから採卵室に入ります。そのため、局所麻酔ができるかどうかは事前に決めておく必要があり、月経10日目に超音波検査で卵巣の位置を確認して決定しますが、本人の希望があれば、全身麻酔で行うことも可能です。

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監修
監修

英ウィメンズクリニック にしのみや院 院長。日本産科婦人科学会専門医。2004年慶應義塾大学法学部卒業、12年熊本大学医学部卒業。14年九州大学産科婦人科学教室に入局。九州大学病院、田川市立病院、福岡東医療センター、指宿医療センターをへて19年4月より英ウィメンズクリニックに勤務。22年1月より現職。同クリニックのYouTubeチャンネルにて体外受精について解説中。

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