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2ページ目(3ページ中) | 38歳からの不妊治療。まともな卵子が採れなくて絶望的な気持ちに【相席スタート・山﨑ケイさん妊活記〈前編〉】

2025/01/31 公開
2025/03/11 更新
山﨑ケイ

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「自然妊娠って難しい」と気づいて体外受精へ

正直、クリニックに行く前は、すぐに妊娠できるだろうと思っていたんです。

健康だし、毎月生理もきっちりくるし、大きな病気をしたこともないし、常に薬を服用するような病気ももっていないし。だから、病院へ行けばきっとすぐに妊娠できるだろうと。

きっとそう思って妊活を始める女性は、少なからずいるんじゃないかと思います。

でも、タイミング法を3回くり返してもできなくて。そこでようやく、「自然妊娠って意外と難しいんだ」と気づきました。

タイミング法は一般的には6回くらいと言われていると思いますが、私の場合、「年齢的なこともあるし、早めに次に進みましょう」と先生に言われ、3回したところでステップアップ。

セオリー通りなら次は人工授精だと思うんですが、不妊治療をしていた友だちから「年齢を考えたら、人工授精をとばして体外受精をしてもいい」と言われたんです。

先生に相談したら賛成してくれたので、結局、人工授精はせずに体外受精へステップアップすることにしました。それが39歳のときです。

ショック!まともな卵子が1個も採れない…

「体外受精にステップアップしたら妊娠した」という話はよく耳にしていたので、私も「今度こそ!」と期待して体外受精を始めました。

私の体外受精の方針は「初期胚を2個移植」。一般的には胚盤胞まで育てて移植したほうが妊娠率は高いようですが、私の場合、卵子の数が少なくて質も低下しているだろうし、高齢の人の場合は胚盤胞まで育つ確率も低い。

子宮の中のほうが胚盤胞になりやすい人もいるから、初期胚を2個移植してみましょう、ということでした。

そして、いざ採卵へ!

周りの体外受精をしている人たちが、「体外受精で卵が〇個とれて、〇個受精卵をつくって…」という話をよくしていたので、「排卵誘発剤でたくさん卵を育てるのだから、私もきっとたくさん採れるんだろう」と漠然と思っていたんですね。

でも、結果は…全滅。変性卵ばかりで、まともな卵は1個も採れなかったんです。

このとき、初めて絶望的な気持ちになりました。

私の体には妊娠できる可能性のある卵子がないのかもしれない。
このまま治療を続けても、私は妊娠できないのかもしれない。

家に帰ってめちゃくちゃ泣きました。

山﨑ケイ
「不妊治療中につらくて泣いて、泣きすぎて気まずくてブラジャーを被って照れ隠ししている写真です」

それまでは、「妊娠できてもできなくても、夫婦二人の生活が楽しいからいいよね」って言ってたんです。でも、こんなに病院に通って注射もがんばって打ったのに、卵が1個も採れないという現実をつきつけられて。私に選択肢はないんだと、そこではじめて気付きました。

そうしたら「できなくても…」という気持ちはなくなっていき、「どうしても赤ちゃんが欲しい!」という気持ちが強くなっていったんです。

次のページ>> 卵子を採るために!高刺激法にトライ

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