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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 2人目妊活開始!と思ったら「がん」が見つかった【漫画家・松本ぽんかんさんインタビュー/前編】

2人目妊活開始!と思ったら「がん」が見つかった【漫画家・松本ぽんかんさんインタビュー/前編】

『ママ5年目でがんなんて 手に入れた卵子と失った味覚』

『ママ5年目でがんなんて 手に入れた卵子と失った味覚』(竹書房)/松本ぽんかん

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『つわりが怖くて2人目に踏み切れない話』『ポンコツぽんかん育児録』などのコミックエッセイで人気の漫画家、松本ぽんかんさん。そんなぽんかんさんが、自身のがん体験を綴った『ママ5年目でがんなんて 手に入れた卵子と失った味覚』を発売。

「2人目を授かりたい」と妊活を始めていた2024年の春、のどの奥に違和感が…。検査の結果、中咽頭がんでした。「一刻も早いがん治療」か「採卵して卵子を残す」か――究極の選択を迫られたぽんかんさんに、当時を振り返っていただき、お話を伺いました。

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つわりが怖くて第2子を先延ばししていたら

――中咽頭がんが見つかったとき、お子さんは5歳。「そろそろ第2子が欲しい」と思っていた矢先だったそうですね。

『つわりが怖くて2人目に踏み切れない話』とマンガにするくらい、1人目の妊娠中のつわりがあまりにひどくて。その恐怖から次の妊娠に踏み出せなかったんです。

でも、「2人目をもつなら上の子と下の子で小学校に1年だけでもいっしょに通わせたい」と思って、意を決して始めた妊活でした。

…と言っても、アプリで排卵日を調べて自己流のタイミング法を試す、という程度だったんですけれど。

――そんなときに、のどの奥に違和感が。

最初は、「つばを飲み込むときに違和感があるなぁ」という感じでした。それがなかなか治らないので、近くの耳鼻科に行ったら「軽い風邪」と言われて抗生剤を処方されたんです。それでも治らないので一週間後にまた受診したら、別の抗生剤を処方されて終わり。

そして一週間後、別の耳鼻科に行ったら「すぐに大きな病院で検査を受けてください」と言われました。

『ママ5年目でがんなんて 手に入れた卵子と失った味覚』

――検査の結果は、がんだったのですね。

はい、中咽頭がんでした。肉眼でものどの奥に白いものが見えたので、覚悟はしていました。

転移はなくて早期だと言われたのが不幸中の幸いでしたが、「がんの場所が悪くて手術で取ることはできない」と言われてセカンドオピニオンを受けたんです。

そうしたら、当初ステージⅠ期と診断されていたがんが、ステージⅡ期に進んでいると言われました。たった10日間でがんのステージが上がってしまったことは、本当にショックでした。

――そう考えると、「最初の耳鼻科で見つけてもらえたら…」と悔しい気持ちになります。

そうなんです!あの段階で気づいてもらえていたら、状況はまた違ったかもしれません。

これからはもっときちんと診てほしいと思ったので、その耳鼻科には「がんでした」と伝えました。

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