【実録体験談】子宮内ポリープが妊娠率を下げている?無麻酔・日帰り手術って実際どうなの?
当日は午前中にいつもどおり仕事をこなした後、軽めの昼食を済ませ、時間に余裕をもって午後からクリニックへ。昼食後でも水分補給は問題なかったので、指定された時間に鎮痛剤を飲んでから出発しました。私は手元にあったロキソニンを飲みましたが、人によってはクリニックで内服薬や座薬で鎮痛剤投与される場合もあるそうです。
手術する場所はなんといつもの内診台!
左右の腕に1本ずつ、子宮をやわらかくして痛みをやわらげる注射が投与されると、いよいよ始まるのだなと緊張感が増してきました。心臓の鼓動が早くなっているのを感じながら、「こちらにどうぞ」という看護師について手術場所へ。
「では、こちらで準備をお願いします」と案内された場所は、なんと先日の診療でも使った内診台でした。
「え?ここで手術するの?」と思っていると奥のほうから「準備ができたら内診台に移動してね」という医師の声。このときの私の服装は、家から着てきた服のままです。手術といえば、手術着に着替えて手術室で受けると思っていた私のイメージは見事に外れたのでした。
緊張で血圧は急上昇!中止の可能性も…
内診台での手術というのが、かえって緊張感を膨らませます。心臓の鼓動はますます早くなり、こめかみのあたりの血管が脈打つのがわかるほど。緊張で呼吸が浅くなっているのを感じながらなんとか準備を整えると、恐る恐る内診台へと昇ります。
もう緊張はピークで、指に取りつけられた血圧計の数値はみるみる上昇していきました。見かねた医師から「今からでも中止の判断はできるからね」と心配の声がかけられます。「ここまできて中止にしてなるものか!」と、自分に「落ち着け…落ち着け…」と暗示をかけ続け、なんとか手術がスタートしました。
鈍痛とピリピリとした痛みがやってきた
手術が始まると、まず訪れたのは少し重い生理のときのような鈍い痛みでした。以前受けた卵管造影検査の痛みによく似ているように感じました。少しすると、今度はピリピリとした痛みが加わります。電気を使ってポリープを切除していくといっていたので、恐らく切除するときの痛みなのだろうと思いながら、時間が過ぎていくのをじっと待っていました。
手術時間は5分ほどと説明されていましたが、体感的にも長引いている様子が伝わってきます。手術が始まってしまえば痛みもそこまで強くなかったため、「ポリープ1つなのに随分丁寧に処置してくれるのだな」と考える余裕も出てきました。
ポリープが増えていた!手術に20分かかった理由とは
「それでは終了です」と医師から告げられたのはスタートから20分が経ったころ。ホッとしていると、医師の口からは意外な結果が飛び出します。「手術中は不安になるだろうから言わなかったけれど、今日はこれだけポリープが増えていましたよ」、見せられた動画に目を向けると、そこにはいくつものポリープが点在していたのです。
そもそもポリープが増えると思ってもいなかった私は「なぜ増えるのか?」と尋ねました。その医師によると体質によるものとしかいえないそうで、悪性でない限りはその理由もわからないのだそうです。
待合室の一角で30分の安静タイムを
手術を終えた後は30分ほど安静が必要とのこと。内診台から恐る恐る降りましたが、激痛が走ることはありませんでした。「では、ここで30分お待ちくださいね」と、再び看護師に案内されたのは、待合室の一角。
不妊治療クリニックでの採卵のときのように横になれるリカバリールームに案内されると思っていたので、ここでもイメージは覆されます。席自体はゆったりとしたソファでしたし、待っている時間にスマホを見ながら仕事をすることもできたので結果的には良かったのですが、手術を終えたとは思えないほど普段通りの自分がなんだか面白く思えてしまいました。
30分が経過したころ診察室へと呼ばれ、手術後の過ごし方や今後についての説明を受けました。術後であっても、今周期からタイミングをとっても問題ないとのこと。
手術が始まるまでは血圧や脈拍が急激に上昇するほど緊張も不安もありましたが、終わってみると手術自体は思っていたほどの痛みはなく、麻酔も使っていないため体への負担も最小限に抑えられていたのではないかと思いました。
子宮内膜ポリープ手術を終えてからの経過
手術当日は、帰宅後もできるだけ安静にするよう指示があり性交渉や運動、飲酒を控えるよう念押しされました。仕事仲間からも「無理しないで安静にして」とさらにダメ押し。
しかし、クリニックの周りは魅力的なお店がたくさん集まる誘惑のエリアだったため、痛みもなく普段通りの体調に感じた私は「ちょっとだけ…」と寄り道することに。もちろん、おすすめできることではありませんが、手術直後であってもそれだけ私の体は普段どおり動いたのです。
都内は魅力的なお店がたくさん♪治療前後の寄り道も息抜きに。
翌日に出血!徐々に増える量に慌てて病院へ
翌日もほとんど痛みはなかったため、在宅で仕事をこなしながら、時折家事をして…と普段どおりの生活を送れました。どちらかというと採卵をした翌日のほうが腹痛は強かったように思います。
しかし、変化があったのは夕方。急に、生理が始まったときのような生暖かい感覚が広がったのです。慌てて確認してみるとやはり出血していました。当初は生理が始まった日程度の量だったため「時間が経てば止まるだろう」と思っていたのですが、その量は徐々に増えるばかり。さすがに不安になり病院に電話をすると、すぐに来院するよう指示されました。
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