無理やりテンションを上げるのも疲れてきました…不妊治療中、一喜一憂しないって無理じゃない?友人の妊娠報告もしんどいです
妊活メディア「赤ちゃんが欲しい」読者のみなさまからいただいたお悩みの中から、ご相談内容と不妊ピア・カウンセラーによるアドバイスを掲載しています。
なかなか相談しにくい、不妊治療についてのお悩み。先が見えない不安に押しつぶされてしまいそう…。同じような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そんなお悩みにNPO法人Fine公認 不妊ピア・カウンセラーさんが答えてくれました。
今回は「不妊治療の結果に一喜一憂してしまう」という相談です。アドバイスを読んで、参考にしてみてください。
妊活をポジティブに捉えようと心がけるけど…
ご相談者:たろうちゃん 様
二回目の投稿です。前回から初の人工授精に挑戦して、昨日生理が来ました。失敗です。
以前どこかのサイトで、不妊治療に一番悪いのはストレス。ストレスを溜めないようにするには、一喜一憂するのを控えたほうがいいと書いてありましたどのようにしたら一喜一憂しなくなるでしょうか…?
これも以前他のサイトか何かで見つけた言葉ですが「不妊治療や妊活は生涯を共にするパートナーがいるからこそできる。だから不妊治療や妊活は幸せなことなんだ」と書いてありました。
生理が来たときや、友人の妊娠報告を聞いて落ち込んだときは、この言葉を思い出して無理矢理にでもテンションを上げようとしますが、やっぱりできないことのほうが全然多いです。
不妊治療の成功率とストレスに関連性はない。あまり気にしすぎないで
たろうちゃん 様
はじめまして。NPO法人Fine公認不妊ピア・カウンセラーの寺島かおるです。30代半ばから約5年間治療をしました。タイミングから始め、数回の人工授精を経て、体外受精も経験しています。40代に入り治療を卒業して、現在は夫婦二人プラス2匹の犬と暮らしています。
たろうちゃん様は、初めて人工授精に挑戦されたのですね。
不妊治療を始めると、事前の検査や通院もあり、それまでの生活から治療中心の生活に変わっていきますよね。初めての治療を体験するだけでも、すでにストレスを感じていらっしゃるかもしれませんね。
それに、準備を整えていざ治療に臨んでも、必ず妊娠できるというわけではないのが不妊治療の辛い現実です。着床することを期待している希望に満ちた日々が、一転、生理が来て一気に崖から落とされたような気持ちになると言う人もよくいます。
「不妊治療に一番悪いのはストレス」という内容を目にしたことがあったとのことですが、もちろん、過度なストレスがかかっては、身も心も疲れてしまい、治療にも影響が出てしまうかもしれません。
でも、日常生活を送る上では誰にでも適度なストレスはかかるものですし、人間は多少ストレスがあるくらいが元気でいられるという話もあります。専門医からも不妊治療の成功率とストレスの関連性はないと聞いたこともあり、私はそれから多少感じてもあまり気にしなくなりました。
確かに治療生活には、日常にはなかったような独特のストレスが色々かかるものです。同じような経験をしている人でないと理解も得られにくく、辛いところですね。
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