赤ちゃんが欲しいと思ったら…最初の病院選びは重要!スムーズに妊活を進めるための病院選びのコツが知りたい【医師に聞いてみた】
多くの夫婦が抱える「赤ちゃんができない」という悩み。赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあります。しかし、不妊治療には時間的なリミットがあるのも事実。治療をはじめる人が最初に悩むのは「どうやって病院を選べばいいの?」ということかもしれません。不妊治療における病院選びのコツをドクターに聞いてみました。
監修
山下レディースクリニック
山下 正紀 院長

ムダなまわり道をしないために最初の病院選びはとても重要です
赤ちゃんが欲しいご夫婦にとって、いつ治療をスタートするかは大きな問題です。誰でも治療への最初の一歩を踏み出すのは、期待と同時に不安も大きく、とても勇気がいるものです。
でも、最初の一歩を踏み出さなければ、悩み、苦しむ時間がいたずらに長くなってしまいます。逆に、最初の一歩を踏み出しさえすれば、それだけ赤ちゃんへの夢は近づきます。あせって答えを出す必要はありませんが、どうか後悔しないように、ふたりでよく話し合って決めてください。

近年はART(高度生殖補助医療)の比率が高まっています。私のクリニックのデータですが、ここ10年間を前半と後半に分け、5年ごとに見ると、ARTでの妊娠が前半は48%、後半は52%であり、2020年単年では55%となっています。
しかしながら、これは裏を返せば、約半数のかたはARTに進まなくても、一般不妊治療で妊娠できるということです。できるだけ負担を少なくするために、クリニック選びは重要です。3つのポイントをチェックして、体と心とお財布にやさしい妊娠をめざしましょう。
病院選びポイント① 体外受精などのART(高度生殖補助医療)を行っている
どのレベルの治療を希望していたとしても、まずはARTで実績のある専門施設を選ぶべきです。
ARTでなければ妊娠がむずかしいケースもあるので、最初からARTを行う施設を選ぶほうが、腰を据えてチャレンジを続けられます。一般不妊治療を受ける場合でも、ノウハウや経験が蓄積されていて、どの段階でステップを上げたらいいかの適切なアドバイスも受けられるでしょう。
病院選びポイント② そうはいっても、ARTしか妊娠例がないクリニックはNG
一般不妊治療で妊娠できる人は、しなくてもいいARTを受ける必要はありません。
一般不妊治療での妊娠にも実績のある施設なら、必要のないARTをせかされることはないでしょう。一般不妊治療での妊娠割合が極端に少なくなければ、一般不妊治療もていねいに行う施設ととらえていいでしょう。
*一般不妊治療とは
病院指導のタイミング療法と人工授精のこと。治療には保険が適用されます
関連記事:妊娠率はどれくらい?保険適用の一般不妊治療の選択肢についてもっと知りたい!
病院選びポイント③ 仕事との両立をはかりながら通院できる
現在、不妊治療を受けるほとんどのかたは仕事を持っています。ですから、仕事を続けながら通院できる施設でなければ、治療自体が成り立ちません。
地方によっては選択肢が少ないこともあるかもしれませんが、通院可能な診療時間であるか、通院の回数を少なくしたりする配慮のあるクリニックかどうかをチェックしましょう。
あわせて読みたい記事→「あれ?妊娠する気がしない…」BLマンガ家が不妊治療にトライしました【実体験マンガ/第1話フルサイズ】
妊活スタート!治療の流れ
「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。
1.まずはあなたにぴったりの病院を探す
>>病院検索はこちらから
●病院の診療時間もチェック!
自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。

2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。
3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。
4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。
5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。
6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。
7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。
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