【知ってた?】子宮に細菌がいるらしい!子宮内を調べる検査があるって聞いたけど、どんな検査?
多くの夫婦が抱える「赤ちゃんができない」という悩み。赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあります。体のことはもちろん、治療内容をきちんと理解するために、山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生に質問。検査について聞いてみました。
子宮の細菌を調べる検査があるの?
●質問者データ
38歳/夫の年齢40代/妊活歴2年半/現在の状況:胚移植2回で妊娠せず
着床しやすいかどうか、子宮の細菌を調べる検査があると聞きました。どんな検査なのでしょうか?
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子宮内の菌の様子を調べる検査で乳酸菌が90%以上なら着床にいい環境と判断します
現在、不妊治療ではまだ仕組みが解明されていない最後のハードル、「着床」に関するさまざまなとり組みがなされています。昔は無菌と考えられていた子宮内ですが、乳酸菌の一種であるラクトバチルスが90%以上あることが、着床の際に好環境だという研究が発表されました。
そこで、体外受精でいい胚を移植しても結果が出なかった場合に、子宮内の細菌環境を調べる「子宮内フローラ検査」が広がっています。
子宮内膜を少量吸いとって検査に出しますが、結果が出るのに4週間近くかかります。また、ラクトバチルスの割合が少ないとわかったときは、何週間か乳酸菌のサプリを服用しますが、その結果子宮内環境が改善したかは、再検査をしないとわかりません。
時間もお金もかかるため、検査結果を待たずに、並行して体外受精を進めるのがよさそうです。飲むサプリだけでは効果がわかりにくいこともあり、現状では多くのクリニックで、腟の中に入れる乳酸菌の錠剤を使っていると思います。
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●病院の診療時間もチェック!
自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。
2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。
3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。
4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。
5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。
6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。
7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。
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