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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 〈アラフォー妊活〉駆け込み妊活が増える年代。パートナーの協力&医療スタッフとの連携が大事です【みなとみらい夢クリニック】

〈アラフォー妊活〉駆け込み妊活が増える年代。パートナーの協力&医療スタッフとの連携が大事です【みなとみらい夢クリニック】

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不妊治療
2024/10/25 公開
みなとみらい夢クリニック

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みなとみらい夢クリニック院長の貝嶋弘恒先生にインタビュー。今回は、アラフォー世代の「仕事と妊活の両立」について、40歳前後で増える「駆け込み妊活」についてお聞きしました。

みなとみらい夢クリニック
院長
貝嶋弘恒先生
みなとみらい夢クリニック 院長 貝嶋弘恒先生
1987年島根医科大学医学部卒業、日本赤十字社医療センター勤務。97年加藤レディスクリニックに勤務、2007年同院副院長に就任。08年横浜市西区にみなとみらい夢クリニックを開設。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。クラシック音楽への造詣も深く、専門雑誌への執筆、CDの解説を手がけるという一面も。

「仕事も妊活もどちらも大事」という方が多いアラフォー世代

「40歳前後の場合、仕事をされている方も多いのではないかと思います。仕事をしながら治療を続けるうえでは、どんなことに気をつけるとよいでしょうか?」という質問が寄せられました。

仕事と妊活の両立は非常に大変だと思います。この休みを取ったから絶対にうまく行くという保証もなければ、毎月やってくる生理周期に合わせて通院が必要ですし、排卵時期を逃さないために排卵期にこまめに受診をしなくてはなりません。

受診日は直前に決まることもあるため、仕事を急に調整しなくてはならない場合もあり、皆さん非常に苦労されていらっしゃいます。会社によっては、妊活休暇をもらえる方もいらっしゃいますが、仕事との両立が難しいため、仕事を辞める方も。

個人個人おかれている状況は異なるため、妊活する上での良し悪しを評価することはできませんが、基本的には皆さんどちらも大事だと思います。

遠慮せずクリニックにスケジュール確認を

最初は特にどの程度の通院頻度なのかわからないので不安だと思います。ですから、患者さんには遠慮なくスケジュールを聞いてくださいとお伝えしています。

①月経のときに1回
②排卵の直前〜直後の1~2回
③必要があれば高温期に1回

基本的には、大体1週間に1回程度、通院をしていただく形になります。卵胞の発育具合は月経周期によって異なるので正確な受診日をお伝えすることは難しいのですが、おおよそどの辺りにこまめな通院が必要になるかの見通しは事前にお伝えすることは可能です。

何回(月経周期単位で1クールの治療と考えます)か治療をしていると、治療に携わる私たち以上に患者さんご自身でスケジュールを管理され、事前に仕事の調整をしておきましたとおっしゃる方も多いです。

また一方で、初めて採卵や移植等に臨まれ、可能性のある日程周辺をまとめて有給を取っておきましたとおっしゃられる方もいらっしゃいます。

体外受精の成功率は、移植しての妊娠率として全年齢の全国平均が20%程度です。個人に当てはめてみると5回に1回の成功になるため、1回の採卵や移植では残念ながら妊娠できないことが多いです。

一度に気合いを入れて貴重な有給を使ってしまうと、受診日ではない日もお休みしなくてはいけなくなったり、その先どうしても有給を使いたい日があっても有給がなく休めない事態が起こってしまったりするため、極力最小限のなかで調整できると良いかもしれません。

ですので、どうぞ遠慮なさらずスケジュールを確認されると良いと思います。

40代になると妊娠率が一気に低下!駆け込みで妊活を始める方が増える傾向に

30代は仕事やプライベートが充実しており、妊活のための時間を割く、出産・子育てに伴いキャリアを一旦止めてしまうことを避けている方が多く見受けられます。また、30代で妊活をしていても、仕事と治療の両立に疲れて一旦治療を離れる方もいます。

一方で、40歳を過ぎると更年期(閉経は平均50歳と言われ、その前後10年が更年期です)が近づき、ホルモンバランスの乱れから月経周期や月経量に変化が出てきます。また、妊娠率が40代に入ると一気に低下するという情報も相まって、自身の妊活できるかどうかのタイムリミットを単なる情報だけではなく実感するようで、駆け込みで妊活を始める方が多くなります。

また、現在は保険適応で40歳の誕生日までに治療を開始した方は、実際の胚移植回数が6回まで、40歳以上は3回までが43歳まで適応になります。保険適応を希望されて来院される方も多いです。

世代として妊活をしている方が多いので、必然的に周りで妊娠の報告を受けることが多くなり、どうしても焦りやすい時期かと思います。

妊活は、試験対策や筋トレのように努力した分だけ結果が出るものではないので、先が見えない不安と、月経の前には妊娠していて欲しいと願う緊張感と、実際に月経が来てしまうと落胆することの繰り返しになる場合があります。

粘り強く治療に向かう必要があるのが、アラフォー妊活

非常にデリケートな部分の悩みになるので、仲のいいご夫婦間でも親友にも話せず、誰にも相談できないで一人で抱えて苦しんでいらっしゃる方も多いです。

当院は基本的には担当医制をとっています。担当医がいることで悩みや困っていること等を打ち明けやすく、治療経過から次の方針を決めやすくし、患者さんに少しでも安心して通院していただけるよう心がけています。

また、クリニックに通院していらっしゃる患者さんには、「妊活の悩みを誰にも話せないからこそ、クリニックで吐き出していくとラクですよ」と看護相談(当院では回数制限を設けず無料で行っています)をご案内しています。

自分で言葉にして吐き出すことで、そのときの自分の気持ちを整理することもでき、抱えていた苦しみが半減することで、次の治療に向けて前向きに考えることができるようで、ご好評いただいていています。

40代は、20代・30代とは異なり妊娠率が下がるため、その分粘り強く治療に向かう必要性があります。独りでは成り立たない治療のため、パートナーの協力も必要になります。

家庭や仕事と治療の両立でのスケジュール管理も含め、決してラクではありません。ですが、妊娠に向けて希望を持ちつつ、医療スタッフと連携を取りながら焦らず頑張れるといいかと思います。

みなとみらい夢クリニック
総合受付は3階にあります。エントランスを入って左手に広がる待合スペースは、まるでホテルのロビーのような雰囲気。

みなとみらい夢クリニック
座り心地のいいソファがゆったりと配置され、診察を待つ間、リラックスして過ごせるのがうれしいですね。

みなとみらい夢クリニック
カウンター席も完備。集中できるスペースで仕事をしながら診察を待つ患者様もいます。

みなとみらい夢クリニック

住所:
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-3 MMパーク2・3階

電話:
045-228-3131

診療受付時間:
月 8:00~18:30
火 8:00~16:30
水 8:00~18:30
木 8:00~13:00
金 8:00~11:30、14:00~18:30
土 8:00~11:30、14:00~16:30
日 8:00~13:00 (指定患者様のみ)
祝 8:00~11:30、13:30~15:00

アクセス:
みなとみらい線「みなとみらい駅」4a出口すぐ。横浜市営地下鉄線「桜木町駅」北1出口 徒歩13分。JR京浜東北線・根岸線「桜木町駅」東口 徒歩15分

公式HP:
https://mm-yumeclinic.com/

企画/サンワードメディア

監修

1987年島根医科大学医学部卒業、日本赤十字社医療センター勤務。97年加藤レディスクリニックに勤務、2007年同院副院長に就任。08年横浜市西区にみなとみらい夢クリニックを開設。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。クラシック音楽への造詣も深く、専門雑誌への執筆、CDの解説を手がけるという一面も。

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