1ヶ月に1,000個も?卵巣に眠っている卵子は減っていく【マンガでわかる妊娠のしくみ】
自分の体のことって、実は意外と知らない…。でも体調キープやセルフケアのためにも、妊娠のメカニズムや卵子、子宮、月経(生理)について正しく知っておきたいもの。不妊治療専門医が監修した妊娠の基礎知識を、わんこ先生が楽しくマンガでレクチャーします。
今回は、知っているようで知らない「卵子」について勉強していきましょう!
関連記事→卵子の数は増やせないってホント?「卵巣の老化」と「生理」のおハナシ①
妊娠のために、知っておきたい体のしくみ
妻31歳、夫34歳
妊活ビギナーカップル。結婚後すぐに妊娠できると思っていたけれど、1年半たっても授かれず、あせりぎみ。
体の中で最も大きな細胞「卵子」の働きを知ろう
「卵子の老化」という言葉も話題に。そのホントのところはどうなの?
知ってた?卵子の数や質は年齢とともに落ちていく…!
精子は日々新しくつくられますが、卵子は胎児のときに一生分が体内につくられ、その後、増えることはありません。さらに、数が減少するだけでなく、質も落ちていくことがわかってきました。
卵子の老化が進むと、細胞内の核やミトコンドリアの動きが鈍くなり、うまく排卵することができなくなります。受精卵の染色体異常などにより、流産してしまうことも。
1ヶ月に約1,000個の卵子が減っていきます
卵子の数のピークは、胎児のころ。
出生時には約200万個の卵子が、両方の卵巣に眠っています。月経で排卵される卵子の数は、400〜500個。残りの数十万個の卵子は、排卵されることなく消滅します。また、38歳ごろからは卵子の減少率も顕著になります。
35歳ごろからは、卵子の減少、質の低下が顕著になり、妊娠しにくくなっていきます。卵子の老化という観点から考えると、妊娠に適しているのは20代から30 代前半まで。
仕事に家庭にと忙しい現代女性にとって、年齢によるリミットを突きつけられるのはつらい現実かもしれません。でも、こうした事実を知っておくことはとても大切なのです。
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日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本生殖医学会認定生殖医療専門医。1997年日本医科大学卒業。日本医科大学産婦人科学教室に入局し、2004年に医学博士取得。06年より杉山産婦人科に勤務。17年桜の芽クリニック開院。豊富な産科経験をもとに、出産まで見すえた治療を行う。
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