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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識コラム 【2人目不妊】2人目がなかなか授からないのは、なぜ?治療を始めるならいつから?/医師監修

【2人目不妊】2人目がなかなか授からないのは、なぜ?治療を始めるならいつから?/医師監修

2025/01/10 公開

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「上の子に手がかからなくなってきたので、そろそろ2人目を」「きょうだい(兄弟姉妹)が欲しい」などと思っても、なかなか妊娠せず、悩んでいる人は少なくありません。1人目が難なく授かったのに、2人目が妊娠しにくいことがあるのはどうして? 桜の芽クリニック院長の田中弥生先生に教えていただきました。

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そもそも「2人目不妊」とは?

1人目、2人目にかかわらず、妊娠を希望しているのに1年たっても妊娠しない状態が「不妊」とされています。一般的に、健康や生殖機能に問題のない男女が避妊をせず性交渉して、1周期あたりに自然妊娠する確率は25~30%。妊活を始めて3ヶ月で6~7割、6ヶ月ぐらいには8割の人が妊娠すると言われています。2人目を希望して半年たっても妊娠しないときには「2人目不妊」の可能性があります。

当クリニックに限って言えば、2人目不妊で受診される患者さんは初診の約13%。多くはない印象ですが、都心の駅近にあり、商業エリアという立地に関係しているかもしれません。地域によっては、2人目不妊で受診する人はもっと多いでしょう。

2人目不妊のいちばんの原因は“年齢”によるもの

1人目が自然妊娠であっても体外受精であっても、2人目ができにくい原因には、年齢が大きく影響しています。卵子(卵子のもとである原子卵胞)は年齢が高くなるにつれて数が減り、老化していきます。

また、卵管の機能も低下していくので、卵管采が卵子をキャッチしにくくなると言われています。一方で、子宮筋腫や子宮内膜症といった不妊につながる病気のリスクは上がっていきます。

こうした理由から、35歳を過ぎると妊娠しにくくなっていき、40歳を過ぎると妊娠確率は急激に低くなります。

晩婚化の影響か、女性の第1子出産時の平均年齢は31.0歳*。その場合、第2子を考えるのは33歳以降になるでしょう。母体の年齢が高くなることを考えると、第1子のときよりどうしても妊娠しにくくなってしまうのです。

*厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」より

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日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本生殖医学会認定生殖医療専門医。1997年日本医科大学卒業。日本医科大学産婦人科学教室に入局し、2004年に医学博士取得。06年より杉山産婦人科に勤務。17年桜の芽クリニック開院。豊富な産科経験をもとに、出産まで見すえた治療を行う。

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